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邪竜物語に首を突っ込む編
088-スキルとテクニック
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私は布団の中で目覚めた。
畳の上に敷いた布団で寝るのは前世で行った修学旅行以来だ。
昨日はあれから豪勢な夕食を頂いた後に大きな露天風呂を堪能する夢のような時間を過ごした。
はだけた寝間着浴衣を整えて胸の下までずり上がっていた帯を元の位置に戻し布団から出た。足元には昨日サキさんと模擬戦をしていたときのカンフー服が綺麗にたたまれて置いてある。
動きやすくスカートじゃないので遠慮なく蹴りも打てるので、すごく気に入った私はサキさんにお願いしてそのまま頂いたのだ。
カンフー服をみて気分を良くしていたらアリッサが布団の中でもぞもぞと動き出した。「おはよう」と挨拶を交わして布団をたたんで隅に寄せておく。朝食までまだ時間があるようなので座椅子に座ってボケーッと海を眺める。
しばらくすると朝食が運ばれてきたので美味しくいただく。アジの干物、焼海苔、ワカメの酢の物、ご飯、卵焼きだった。生卵ではないのは外国人への配慮か生食文化がないのかは不明だ。
器を下げに来た仲居さんに私達は何をして過ごせばいいのかと聞くと驚いたことに、サキさんから「どこに出しても恥ずかしくない」とお墨付きをもらったので好きに行動してよいとお許しが出たらしいので、観光なりゆっくりするなり自由にして良いとのことでした。ただし必ず夕食までにはここへ戻って来てくれとのこと。
「自由にしていいとは意外だったわね」
「そうだね~何して過ごそうか?」
「あっそうだわ!ジャオン初心者のアリッサに私がこのゲームのシステムを教えてあげるわ!」
「システム?昨日の能力開示とかみたいなやつ?」
「そうねそれもあるけど戦闘系スキルとか生産系スキルとかの話よ!」
「スキルって私の光魔法Lv10とかみたいなやつ?」
「そう!まずはレベルからね……」
私はアリッサに知っている限りこの世界のシステムについて教えることにした。
ーーーーーーーーーー
ジャオンは[レベル]と[スキル]と[テクニック]で構成されている。
[レベル]
近接攻撃や魔法の使用やアイテム生産などのテクニックを使用することによって経験値が蓄積しレベルアップする。
レベルアップするとステータスが上昇するのだが上昇するステータスは経験値を得た系統の割合によって決まる。武器を使った攻撃ばかりすれば体力や筋力が増え魔法ばかり使っていれば魔力や精神力が増える殴られ続ければ防御が回避や走り込みを続ければ俊敏が上がるのだ。
[スキル]
スキルはテクニックを使用するときの熟練度を示したもので様々な種類がある。
剣術、棍棒術、槍術、弓術、格闘などの物理攻撃系
火水土風光闇の6種の遠距離魔法系
火水土風無の5種の属性拳法の近距離魔法系
増強、奇跡、死霊、召喚などの特殊魔法系
魔道具技師、鍛冶師、裁縫師、などの生産系
採掘師、伐採師、採取師、などの素材収集系
盾術、酔拳、魔力調和、などの戦闘補助系
他には足首強化、演技など、なんの役に立つかよくわからないスキルが有る。
そしてこのスキルは合計Lv値65が上限となっているので、低いレベルをいくつも取ったり6スキルだけを極めたりと十人十色の構成ができる。
[テクニック]
各スキルの能力値を参照する行動や技のこと。基本1スキルにつき10のスキルがありLv1のテクニックならスキルLv1で成功率が100%になる。
例えば剣術ならLv1[溜め切り]Lv2[二の字斬り]……Lv10[剣聖乱舞]などテクニックがある。
もちろん生産にも[消費削減制作]や[性能重視制作]などのテクニックがある。
ーーーーーーーーーー
私はざっと説明し終えた。
「レベル、スキル、テクニックについてはこんなところね」
「へぇ~面白そうだね~私もなにかスキル増やしたいけど、とにかくテクニックがなきゃ始まらないってこと?」
「そうね!最初からあるテクニックは物理攻撃系共通の[攻撃]だけね……剣を持って[攻撃]すれば剣術が上がるって具合ね」
「他のテクニックはどうやって覚えるの?」
「それは[技書]ってのを読めば覚えられるわ」
「それはどこで手に入れるの?」
「Lv6までの[技書]なら街で売ってるはずよ」
「意外と簡単に手に入るんだね」
「そうよLv7からは敵が落としたり任務をこなしたりだね」
「ふ~ん、じゃあ他にはなにかある?」
「あ!ちょっと色々試してみる!」
私はゲームの画面を思い出しながら色々と表示してみる。
”能力開示” ステータス画面だ。剣術がLv0.1になっていたところ以外変化ない。
”荷物” インベントリ画面だ。空中に10マスの空の枠が浮かんでいるゲーム仕様と同じなら1アイテム1000個一枠で10種類はいることになる。
”電報” メール機能だ。試しにアリッサに送ってみたら普通に届いた……。
”任務” クエスト画面だ。任務一覧が表示されるはずだか今は何も受けてないので空欄だった。
「色々便利な機能があるわね……特に荷物と電報はすごいわ……」
アリッサは楽しそうに色々と開いたり閉じたりしている。
「面白いな~これ!ん?あれ?さっき何もなかったのに任務が一つ増えてるよ!」
「え?ほんとうに?」
「うん、マルレも見てみなよ」
ーーーーーーーーーー
任務一覧
ワールドクエスト
・最終決戦!復活した邪竜を討伐せよ![PT専用] NEW!
ーーーーーーーーーー
「うわー大変よアリッサ……この世界まだゲームストーリ終わってない……」
「え?邪竜を倒さないといけないとか言ってたあれ?」
「そうよ……」
私が遠出すると必ず厄介事にぶち当たる……
神様!私が何をしたっていうのですか!
あっ!……思い当たるふしがありますね……
私は昨日に引き続きまた大きなため息を付いた。
畳の上に敷いた布団で寝るのは前世で行った修学旅行以来だ。
昨日はあれから豪勢な夕食を頂いた後に大きな露天風呂を堪能する夢のような時間を過ごした。
はだけた寝間着浴衣を整えて胸の下までずり上がっていた帯を元の位置に戻し布団から出た。足元には昨日サキさんと模擬戦をしていたときのカンフー服が綺麗にたたまれて置いてある。
動きやすくスカートじゃないので遠慮なく蹴りも打てるので、すごく気に入った私はサキさんにお願いしてそのまま頂いたのだ。
カンフー服をみて気分を良くしていたらアリッサが布団の中でもぞもぞと動き出した。「おはよう」と挨拶を交わして布団をたたんで隅に寄せておく。朝食までまだ時間があるようなので座椅子に座ってボケーッと海を眺める。
しばらくすると朝食が運ばれてきたので美味しくいただく。アジの干物、焼海苔、ワカメの酢の物、ご飯、卵焼きだった。生卵ではないのは外国人への配慮か生食文化がないのかは不明だ。
器を下げに来た仲居さんに私達は何をして過ごせばいいのかと聞くと驚いたことに、サキさんから「どこに出しても恥ずかしくない」とお墨付きをもらったので好きに行動してよいとお許しが出たらしいので、観光なりゆっくりするなり自由にして良いとのことでした。ただし必ず夕食までにはここへ戻って来てくれとのこと。
「自由にしていいとは意外だったわね」
「そうだね~何して過ごそうか?」
「あっそうだわ!ジャオン初心者のアリッサに私がこのゲームのシステムを教えてあげるわ!」
「システム?昨日の能力開示とかみたいなやつ?」
「そうねそれもあるけど戦闘系スキルとか生産系スキルとかの話よ!」
「スキルって私の光魔法Lv10とかみたいなやつ?」
「そう!まずはレベルからね……」
私はアリッサに知っている限りこの世界のシステムについて教えることにした。
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ジャオンは[レベル]と[スキル]と[テクニック]で構成されている。
[レベル]
近接攻撃や魔法の使用やアイテム生産などのテクニックを使用することによって経験値が蓄積しレベルアップする。
レベルアップするとステータスが上昇するのだが上昇するステータスは経験値を得た系統の割合によって決まる。武器を使った攻撃ばかりすれば体力や筋力が増え魔法ばかり使っていれば魔力や精神力が増える殴られ続ければ防御が回避や走り込みを続ければ俊敏が上がるのだ。
[スキル]
スキルはテクニックを使用するときの熟練度を示したもので様々な種類がある。
剣術、棍棒術、槍術、弓術、格闘などの物理攻撃系
火水土風光闇の6種の遠距離魔法系
火水土風無の5種の属性拳法の近距離魔法系
増強、奇跡、死霊、召喚などの特殊魔法系
魔道具技師、鍛冶師、裁縫師、などの生産系
採掘師、伐採師、採取師、などの素材収集系
盾術、酔拳、魔力調和、などの戦闘補助系
他には足首強化、演技など、なんの役に立つかよくわからないスキルが有る。
そしてこのスキルは合計Lv値65が上限となっているので、低いレベルをいくつも取ったり6スキルだけを極めたりと十人十色の構成ができる。
[テクニック]
各スキルの能力値を参照する行動や技のこと。基本1スキルにつき10のスキルがありLv1のテクニックならスキルLv1で成功率が100%になる。
例えば剣術ならLv1[溜め切り]Lv2[二の字斬り]……Lv10[剣聖乱舞]などテクニックがある。
もちろん生産にも[消費削減制作]や[性能重視制作]などのテクニックがある。
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私はざっと説明し終えた。
「レベル、スキル、テクニックについてはこんなところね」
「へぇ~面白そうだね~私もなにかスキル増やしたいけど、とにかくテクニックがなきゃ始まらないってこと?」
「そうね!最初からあるテクニックは物理攻撃系共通の[攻撃]だけね……剣を持って[攻撃]すれば剣術が上がるって具合ね」
「他のテクニックはどうやって覚えるの?」
「それは[技書]ってのを読めば覚えられるわ」
「それはどこで手に入れるの?」
「Lv6までの[技書]なら街で売ってるはずよ」
「意外と簡単に手に入るんだね」
「そうよLv7からは敵が落としたり任務をこなしたりだね」
「ふ~ん、じゃあ他にはなにかある?」
「あ!ちょっと色々試してみる!」
私はゲームの画面を思い出しながら色々と表示してみる。
”能力開示” ステータス画面だ。剣術がLv0.1になっていたところ以外変化ない。
”荷物” インベントリ画面だ。空中に10マスの空の枠が浮かんでいるゲーム仕様と同じなら1アイテム1000個一枠で10種類はいることになる。
”電報” メール機能だ。試しにアリッサに送ってみたら普通に届いた……。
”任務” クエスト画面だ。任務一覧が表示されるはずだか今は何も受けてないので空欄だった。
「色々便利な機能があるわね……特に荷物と電報はすごいわ……」
アリッサは楽しそうに色々と開いたり閉じたりしている。
「面白いな~これ!ん?あれ?さっき何もなかったのに任務が一つ増えてるよ!」
「え?ほんとうに?」
「うん、マルレも見てみなよ」
ーーーーーーーーーー
任務一覧
ワールドクエスト
・最終決戦!復活した邪竜を討伐せよ![PT専用] NEW!
ーーーーーーーーーー
「うわー大変よアリッサ……この世界まだゲームストーリ終わってない……」
「え?邪竜を倒さないといけないとか言ってたあれ?」
「そうよ……」
私が遠出すると必ず厄介事にぶち当たる……
神様!私が何をしたっていうのですか!
あっ!……思い当たるふしがありますね……
私は昨日に引き続きまた大きなため息を付いた。
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