怪力悪役令嬢は冒険者になりたい!

タハノア

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邪竜物語に首を突っ込む編

102-作ってる感ゼロ

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 今日は朝から[魔道具作成]スキルを上げることにしました。

 このスキルのテクニックは以下の通り。

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Lv1[魔道具作成]、Lv2[魔道具知識1]、Lv3[魔道具知識2]、Lv4[魔道具知識3]、Lv5[魔道具知識4]、Lv6[消費削減制作]、Lv7[性能重視制作]Lv8[魔道具知識5]、Lv9[魔道具知識6]

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 [魔道具知識]は制作できる品が増えて[消費削減制作]は使用材料が減り[性能重視制作]は材料を倍使用して性能を上げるテクニックです。

 生産は基本みな同じ配置ですLv1で通常作成系2~5で作成物が増える知識で6は消費削減7で性能重視8,9でまた知識そして最後に[奥義]がある。

 そうそう!レイクランド王国とクロービの魔道具は全く違うものでした。レイクランド王国(学園で勉強した魔道具)の方はどちらかというと魔力を使った機械のようなもので、冷蔵庫、コンロや武器などが主だったものでした。しかしクロービの魔道具は能力アップする指輪などの[装飾品]や自分の使える魔法を封じ込められる[金属札]でした。

 さてスキルの上げ方は簡単です!ただひたすら[魔道具作成]を使って魔道具を作るだけです。

 製品を作る。スキルが上がる。知識で新たな製品が増える。また製品を作る。この繰り返しで、生産はみな同じ手順です。

 スキル上げの流れは、売れ行きのいい消耗品である[金属札]をひたすら作成しLv6からは[消費削減制作]でLv7からは[性能重視制作]で作りその後は知識5の製品、知識6の製品と作って無事にLv10まで到達する予定です。

 筋道は通りました!後はこの通り作業を進めるだけです。ガオゴウ家の自室で海を眺めながら制作作業に入る。アリッサが時々後ろをバタバタと通り過ぎていく。

 [魔道具作成]を使うと半透明の板が出てくる。メニューから作りたいものを選び[作成]ボタンを押すと、インベントリにある材料を使って製品が作られる。

「うーん……作ってる感ゼロね……」

 実際に手で金属をいじって魔道具を作っていた私にはこの製造は、はっきり言って面白くありませんでした。

 そんなぐちをこぼしていたら寝室に突然現れたアリッサが「今度はマルレが楽そうでいいじゃない」と言って急いで部屋から出ていく。

 彼女は現在[奇跡魔法]スキル上げの真っ最中です。使っているのはLv8の[転移]で、このスキルは最後に寝た場所へ瞬間移動するスキルです。遠くから飛べば飛ぶほどスキルが上がるので、常設転移門でツマシュウまで飛びそこから[転移]でこの部屋まで戻ってくるというスキルの上げ方をしています。

 後ろを通り過ぎるアリッサを気にしないようにしてガンガンスキルを上げる。金属札の材料は鉄と魔力で魔法のLvに合わせて難易度が上がります。私が使える魔法は[増強魔法]なので始めはLv4の[剛力金属札]をスキルが上がったら次はLv5の[魔力の泉金属札]とLvを上げながら作っていく。

 魔力も材料も十分なのでスキル上げはお昼前に終わってしまった……そして作った[金属札]は全てギルドへ売り払いました。泉系の金属札はかなり高値で売れました!

 資金面はバッチリになり今後必要な全ての技書を買いあさりました!さらにお昼にエビ天丼を食べたり!きのくえ屋に行くついでにツマシュウで上海蟹のようなツマショウモズクガニを食べたり!アリッサに「そんなの食べるなら先に借金返しなさいよ!」と怒られたりしました。

 そして午後は[鍛冶師]スキル上げです。私の行動は作るものが武器に変わっただけで[魔道具技師]とやることはほぼ同じ……しかしアリッサは[転移]ではなくLv9の[記録]に変わっている。

 [奇跡魔法]を使った転移関連のスキルは少しややこしい。なにも準備せずに[転移]を使うと最後に眠ったところへと移動してしまう。ゲームだと宿や自宅でしか眠れなかったけど、現実は違う馬車で寝てしまったら道に放り出され、船で寝てしまったら水上に……これだけだと便利なようですごく不便です。

 そこで使うのがLv9の[記録]です。このスキルを使用すると現在いる場所を記録した[記録板]が生成される。[記録板]は現在見えている風景が精巧に写し取られた小さな板で大きさは手のひらに収まるほど。このまま絵葉書のように売ってもよいのではないかと思うほど綺麗な物だ。これに意識を向けながら[転移]を使えば記録された場所へと転移するのだ。

 そして今アリッサの足元には部屋の景色が描かれた小さな板が散乱している。

「ちょっと……それ散らかさないでよ……」
「まって!10まで上がったら片付けるから!もう少しなの!」

 そう言いながらもどんどん畳床を記録板でうめていく……

「あーもう気になるから私が片付けるわ!」

 鍛冶作業を中断して私は畳床に落ちた記録板を手に取り2つに折る。すると形を保てなくなり妖魔と同じように光の粒子になる。

「ありがとう![転移門]使えるようになったらいろいろ送ってあげるから!」
「ええ、お願いするわ」

 私は記録板をポキポキと折っていく、本当は斧で殴るぐらいしないと壊れないものだけど私の力にかかればこの通り。

「やった~スキルLv10になった~」

 私は「おめでとう」と言いながら一気に複数の板を潰してばら撒き光の粒子でお祝いした。それからアリッサはひとしきり騒ぐと[奥義]である[転移門]を授かるための試験を受けに魔法ギルドへと出かけていった。

 Lv10のテクニックは[奥義]と呼ばれていて[奥義書]で習得することが出来ます。奥義書は各ギルドマスターに出される試験に見事合格すれば[奥義書]を授けてもらえます。

「さて、静かになったし鍛冶師スキルを仕上げちゃいましょ……」

 武器制作を開始した。剣、槍、槌、薙刀などをどんどん作り、インベントリから溢れた武器はどんどん次元リュックに放り込んで行く。

 武器ごとにLv1で作れる剣Lv2で作れる剣のように難易度があるので、素材はなんでもよい。本来なら大量にある銅で武器を作ってスキルを上げるのだが、銅製の武器は弱いので誰も買わないだろう。なので私は鉄製の武器を作る。前半は鉄を使っていたのだけど金属札でかなりの量を使ったので在庫が少なく中盤から鋼鉄製の武器を作った。

「生産スキル上げの8割は材料集めとはよく言ったものね……」

 「精錬]でLv6まで上がっていたので魔道具技師より早く[鍛冶師]スキルを上げきってしまった。

 スキルも上がったし今まで精錬できなかった金属を精錬しておくことにした。この国の金属は10種類ある。Lv1から順に銅、青銅、鉄、鋼鉄、銀、金、玉鋼、ミスリル、オリハルコン、ヒヒイロカネと続く。玉鋼より上は鉱石のままだったのでようやくインゴットに精錬できた。

「そうだ!Lv10記念になにか作ろうかな?」

 私は[魔道具制作]を使い半透明の板を出現させて制作メニューを見る。

 よしこれがいいわね!私は材料を二倍つかう[性能重視制作]にチェックを入れてヒヒロカネインゴットを使用した指輪を作ることにした。ヒヒイロカネは日の動きに合わせて色が変わる金属で朝夕はオレンジ色昼間は黄色っぽい色をしている。そして夜は黒くなる。この金属の鉱石は地中を常に動いているので、あれだけ洞窟や火山を掘ったにもかかわらず3個しか取れなかった超貴重品です!

 材料を入れて[作成]ボタンを押すとインベントリからヒヒイロカネ2つを消費し何の手応えもなく指輪が出来上がった。なぜあの大きい塊2つから小さな指輪が一個しかできないのよ!という疑問は置いてくとしてインベントリに入れてメーニュー表示して性能を見てみよう。

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陽光の指輪(高品質)

神の金属ヒヒイロカネで作られた太陽の力を持った指輪。着用者は太陽神の加護を得る。
(光魔法の効果が10%上昇する)

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 材料を2倍使ったことにより高品質になり効果が5%から10%になった。

 私は指輪を夕焼空に重ね同じ色なのを確認した。装備効果より指輪の美しさに引かれる。今まで見たどんな宝石よりも綺麗ね……欠点といえば夜会に使えないことぐらいだろう……

「よし!これならアリッサも喜ぶし借金返済分には十分でしょ!」

 こんな感じで生産スキル上げはたった一日で終了した。明日生産ギルドへ武器を売りに行くついでに私も奥義試験を受けようかな?

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スキル()は上昇値

剣術Lv0.1、格闘Lv7、
無属性拳法Lv4、増強魔法Lv10
魔道具技師Lv10(+6)、鍛冶師Lv10(+4)
採掘師Lv10
筋力増加Lv1、投石Lv0.1

合計値 52.2/60
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新しいテクニック

Lv3[鍛冶製品知識2]、Lv4[鍛冶製品知識3]、Lv5[鍛冶製品知識4]、Lv6[消費削減制作]、Lv7[性能重視制作]Lv8[鍛冶製品知識5]、Lv9[鍛冶製品知識6]
 
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