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自分達の物語に決着をつける編
123-ラーバル 戦場
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私の名はラーバル・バルトレイス。
レイクランド王国あらためレングランド合州国の騎士団を抱えるバルトレイス家の長女です。
現在私は独立後に侵略戦争を仕掛けてきた愚かなネスティエイン家の軍と対峙している。あちらも軍門家系だったので古い習慣に則り宣言前に開戦することはない。これから互いの軍の主張を宣言しあい合意に至らなければ開戦となる。
これは形式的なことで合意に至ることはまずない、戦争になったのは自分達のせいではないと宣言するのだ。要するに責任のなすりつけ合いだ。
結局勝ったほうの言い分になるので特に意味がない。意味があるとすれば相手の主張がどれほどくだらないかを聞いて野次を飛ばすためにあるようなものだ。
互いの代表と見届ける数名が宣言をするために戦場の中央で対峙している。
「宣言する!この度の戦争は建国前より収め続けているバルトレイス家の領地の防衛である!正義はこちらにあり!」
私の父であり現当主のイージウス・バルトレイスが高らかに宣言した。次はネスティエイン家の宣言だ。宝石がごてごてついた杖を持った顔面産油国とも言えるほど脂ぎった中年が一歩前に踏み出した。
「宣言する!我らの土地に呪いをかけ雨一滴すら降らない死の土地に変えたセイントレイト家討伐の足がかりとしてこの地に進軍するものである!正義はこちらにあり!」
宣言を聞いた騎士団員から野次が飛ぶ。
「おいおい!呪いだって!?セイントレイトの力で豊かなのは子供でも知ってるぞ!」
「魔法学園の歴史の授業でもやったはずだぞ!」
「おい!無茶を言ってやるなよ魔術師団は階級と成績はカネで買うんだぜ?」
「ははは!そうだったな!そりゃ無理をいって済まなかったな!」
顔を真赤にしたネスティエインが爆笑する騎士団員たちを睨みつけている。そんなことも気にせず見届人が「宣言は拝聴した。交渉は決裂したとみなし開戦は2時間後の10時より行うこととする!」そう宣言するとその場は解散となった。
「父上お役目ご苦労さまです。」
「なぁラーバルや、これやる意味あるのかのう……」
「試合前の挨拶みたいなものでしょう」
「はぁ仕方がないのぉ……さてルーバードが見当たらんが?」
ルーバード・バルトレイス、長兄で近衛騎士団の隊長で王宮勤めだったので私の直属の上司であるラッシュ兄様と違いあまり合わない方の兄だ剣の腕は父上を含めたバルトレイス家で現在最強の地位にいる。
「ルーバード兄様はカヴァナント王太子殿下とヴィクトル様のところに行っています」
カヴァナント・セイントレイト、私の同級生の第二王子であるアークの兄、すなわち王太子である。現在は貴族制度もなくなったのでなんとお呼びしたら良いのかわからずそのままの敬称で通している。
「デルバートとザロットの息子のところか……相変わらずワシら3家は妙に気が合うのぉ」
「ラッシュはどうじゃ?」
「はい物資や陣形の準備は万全なので現在団員を鼓舞して回っています」
「ふむ……そうかではラーバルもう下がって良いぞ」
私は開戦までの僅かな時間を休憩に当てることにした。後方に張られた天幕へと行き手甲を外し椅子に腰掛けふぅと一息ついた。
「副団長!失礼します」
どうやら戦前の一時の平穏も許されないようだ。斯くも戦争とは面倒なものだ今回で最初で最後となれば良いと心から思う。
「何用だ?」
「はっ!王……農都よりクロービ人の二人が援軍として戦線に加わりたいとこのような手紙を持参でやってきました」
「見てみましょう」
私は団員から手紙を受け取ると封を破り中身を確認する。
ーーーーーーーーーー
ども!騎士団の皆さんへ!
クロービから来た手に負えないバケモノ級の実力者が援軍として前線に行きたいらしいのでそちらにおまかせします!
臨時治安維持部隊 隊長 ディータより
追伸、ファーダが一方的にボコボコにされたので鎧の人には注意してくださいね!それと対峙して剣を抜くと問答無用で攻撃してくるみたいです!
ーーーーーーーーーー
私は手紙を読み終わると自然と大きなため息が出た。手紙の書式から内容に至るまで全てにため息が出る。特に追伸に恐ろしいことが書いてある。あのマルレとまともに殴り合うことができるファーダくんが一方的にやられるとなるとこちらとて手に負えない。団員が粗相をして敵対しないことを祈るしかない。
「はぁ……内容は確認しましたその二人をこちらへ案内してください」
「はっ!」
手紙をたたみ封筒に戻しているとすぐにその二人は天幕へと入ってきた。
最初に入ってきたのは、見たことない形式の赤い鎧に身を包んだ人物だ。想像していたような大男ではなく背丈はそれほど高くなかった。
身につけた鎧は小さな鉄板が折り重なり柔軟かつ強固な防御を実現しているようだ。私もよく知っているスケイルアーマーに似ているがそれとは違い一枚一枚が細かく丁寧な加工がされている。そして最大の特徴は両肩や首腰まわりに付いた盾のような部位だろう。頭は昆虫の角のような装飾の付いた兜をかぶり顔の部分は厳つい男の顔を模した鉄の面で覆われており表情は伺いしれない。
背中には背丈ほどもある大きな剣を背負っている。あれが噂に聞くクロービ独特の緩やかに弧を描くことで切ることに特化した剣だろうか?あの長さを扱えるとなると確かに強そうだ。
次に入ってきたのは全身を白で包み顔には動物をかたどったと思われる面をしている人物だ。白地に黒と朱色だけで構成されたシンプルな面は少々不気味に感じる。
「副団長のラーバル・バルトレイスだ。よろしく頼む」
「クロービから来た剣士のトモだ。よろしく」
「魔法使いのハルカです。よろしく」
鎧の人物は男にしては背も低いし声もたかいのでまだ少年のようだ。面の方は多分私と同じ年頃の女性だろう。
「手紙を読んだところ援軍に来たとのことですが?」
「はい、友好国の危機と聞きこの国へ来たところガオゴウレン様の学友が前線に立っておられるとのことでしたので私共も戦線に加えていただきたく、ここまでまいりました。」
怪しい面の女性がここへ来た理由を話した。心配したガオゴウレンさんが気を回してくれたのだろうか?それともこの国の情報を聞いて飛び出そうとしたマルレを抑えるために最高戦力を送ってくれたのだろうか?とにかく敵意は感じられず強者が増えるのは歓迎するので受け入れることにしようと思う。
「わかりました。ご助力感謝します。」
「了解したあなたと共に戦おう」
「わかりました精一杯やらしてもらいます」
まだ開戦までに時間があるようなので二人の能力を聞いておいたほうが良いだろう。
「開戦前に能力を聞いておきたいのですが」
「俺は剣士だ、あと大したことはないが力や速さを増す魔法と傷を癒やす程度の回復技を使える」
「私は回復と精霊召喚の魔法を使えます」
「支援持ちの前衛と精霊を使役する回復魔術師ですか、それはありがたいな」
強い上に補助と簡易的な回復までできる剣士と精霊を使役する回復魔術師かこれは強力な味方を得たようだ。
「ハルカさんは後方で治療に専念してくれるとありがたい」
「わかりました治療はお任せください」
トモさんだが、ファーダくんのスピードをどうにかできるなら確実に我が遊撃隊のスピードについてくることができるだろう補助と回復が使えるのも大きい。
「トモさんは私の遊撃部隊で共に戦っていただきたい」
「わかりました」
「閉所で戦うことになる可能性が高いから背中の剣より短いものはあるか?」
「ええ、ありますこのようなもので良いでしょうか?」
そう言うと彼は背中の大きな剣を消し背中の剣より半分ほどの長さの同じような弧を描いた剣を出現させ腰に刺した。武器を消したり出現させたりしたことに驚いたがここで慌てては副団長としての面子が立たないので今は気にしないようにした。
「それなら問題無いでしょう」
「衛生部隊は後方の白いマントの部隊で遊撃隊は緑色のマントだ開戦前にはそちらと合流してください」
「了解した」
「わかりました」
衛生部隊や遊撃隊の容姿を伝え終えると二人は天幕から外に出ていった。
「ふう、やっと一息つけるな」
私は愚痴をこぼした後に周りに団員がいないことを確認すると隠しておいたクッキー缶を取り出しそこから一枚取り一口齧ることでやっと表情が緩んだ。
レイクランド王国あらためレングランド合州国の騎士団を抱えるバルトレイス家の長女です。
現在私は独立後に侵略戦争を仕掛けてきた愚かなネスティエイン家の軍と対峙している。あちらも軍門家系だったので古い習慣に則り宣言前に開戦することはない。これから互いの軍の主張を宣言しあい合意に至らなければ開戦となる。
これは形式的なことで合意に至ることはまずない、戦争になったのは自分達のせいではないと宣言するのだ。要するに責任のなすりつけ合いだ。
結局勝ったほうの言い分になるので特に意味がない。意味があるとすれば相手の主張がどれほどくだらないかを聞いて野次を飛ばすためにあるようなものだ。
互いの代表と見届ける数名が宣言をするために戦場の中央で対峙している。
「宣言する!この度の戦争は建国前より収め続けているバルトレイス家の領地の防衛である!正義はこちらにあり!」
私の父であり現当主のイージウス・バルトレイスが高らかに宣言した。次はネスティエイン家の宣言だ。宝石がごてごてついた杖を持った顔面産油国とも言えるほど脂ぎった中年が一歩前に踏み出した。
「宣言する!我らの土地に呪いをかけ雨一滴すら降らない死の土地に変えたセイントレイト家討伐の足がかりとしてこの地に進軍するものである!正義はこちらにあり!」
宣言を聞いた騎士団員から野次が飛ぶ。
「おいおい!呪いだって!?セイントレイトの力で豊かなのは子供でも知ってるぞ!」
「魔法学園の歴史の授業でもやったはずだぞ!」
「おい!無茶を言ってやるなよ魔術師団は階級と成績はカネで買うんだぜ?」
「ははは!そうだったな!そりゃ無理をいって済まなかったな!」
顔を真赤にしたネスティエインが爆笑する騎士団員たちを睨みつけている。そんなことも気にせず見届人が「宣言は拝聴した。交渉は決裂したとみなし開戦は2時間後の10時より行うこととする!」そう宣言するとその場は解散となった。
「父上お役目ご苦労さまです。」
「なぁラーバルや、これやる意味あるのかのう……」
「試合前の挨拶みたいなものでしょう」
「はぁ仕方がないのぉ……さてルーバードが見当たらんが?」
ルーバード・バルトレイス、長兄で近衛騎士団の隊長で王宮勤めだったので私の直属の上司であるラッシュ兄様と違いあまり合わない方の兄だ剣の腕は父上を含めたバルトレイス家で現在最強の地位にいる。
「ルーバード兄様はカヴァナント王太子殿下とヴィクトル様のところに行っています」
カヴァナント・セイントレイト、私の同級生の第二王子であるアークの兄、すなわち王太子である。現在は貴族制度もなくなったのでなんとお呼びしたら良いのかわからずそのままの敬称で通している。
「デルバートとザロットの息子のところか……相変わらずワシら3家は妙に気が合うのぉ」
「ラッシュはどうじゃ?」
「はい物資や陣形の準備は万全なので現在団員を鼓舞して回っています」
「ふむ……そうかではラーバルもう下がって良いぞ」
私は開戦までの僅かな時間を休憩に当てることにした。後方に張られた天幕へと行き手甲を外し椅子に腰掛けふぅと一息ついた。
「副団長!失礼します」
どうやら戦前の一時の平穏も許されないようだ。斯くも戦争とは面倒なものだ今回で最初で最後となれば良いと心から思う。
「何用だ?」
「はっ!王……農都よりクロービ人の二人が援軍として戦線に加わりたいとこのような手紙を持参でやってきました」
「見てみましょう」
私は団員から手紙を受け取ると封を破り中身を確認する。
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ども!騎士団の皆さんへ!
クロービから来た手に負えないバケモノ級の実力者が援軍として前線に行きたいらしいのでそちらにおまかせします!
臨時治安維持部隊 隊長 ディータより
追伸、ファーダが一方的にボコボコにされたので鎧の人には注意してくださいね!それと対峙して剣を抜くと問答無用で攻撃してくるみたいです!
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私は手紙を読み終わると自然と大きなため息が出た。手紙の書式から内容に至るまで全てにため息が出る。特に追伸に恐ろしいことが書いてある。あのマルレとまともに殴り合うことができるファーダくんが一方的にやられるとなるとこちらとて手に負えない。団員が粗相をして敵対しないことを祈るしかない。
「はぁ……内容は確認しましたその二人をこちらへ案内してください」
「はっ!」
手紙をたたみ封筒に戻しているとすぐにその二人は天幕へと入ってきた。
最初に入ってきたのは、見たことない形式の赤い鎧に身を包んだ人物だ。想像していたような大男ではなく背丈はそれほど高くなかった。
身につけた鎧は小さな鉄板が折り重なり柔軟かつ強固な防御を実現しているようだ。私もよく知っているスケイルアーマーに似ているがそれとは違い一枚一枚が細かく丁寧な加工がされている。そして最大の特徴は両肩や首腰まわりに付いた盾のような部位だろう。頭は昆虫の角のような装飾の付いた兜をかぶり顔の部分は厳つい男の顔を模した鉄の面で覆われており表情は伺いしれない。
背中には背丈ほどもある大きな剣を背負っている。あれが噂に聞くクロービ独特の緩やかに弧を描くことで切ることに特化した剣だろうか?あの長さを扱えるとなると確かに強そうだ。
次に入ってきたのは全身を白で包み顔には動物をかたどったと思われる面をしている人物だ。白地に黒と朱色だけで構成されたシンプルな面は少々不気味に感じる。
「副団長のラーバル・バルトレイスだ。よろしく頼む」
「クロービから来た剣士のトモだ。よろしく」
「魔法使いのハルカです。よろしく」
鎧の人物は男にしては背も低いし声もたかいのでまだ少年のようだ。面の方は多分私と同じ年頃の女性だろう。
「手紙を読んだところ援軍に来たとのことですが?」
「はい、友好国の危機と聞きこの国へ来たところガオゴウレン様の学友が前線に立っておられるとのことでしたので私共も戦線に加えていただきたく、ここまでまいりました。」
怪しい面の女性がここへ来た理由を話した。心配したガオゴウレンさんが気を回してくれたのだろうか?それともこの国の情報を聞いて飛び出そうとしたマルレを抑えるために最高戦力を送ってくれたのだろうか?とにかく敵意は感じられず強者が増えるのは歓迎するので受け入れることにしようと思う。
「わかりました。ご助力感謝します。」
「了解したあなたと共に戦おう」
「わかりました精一杯やらしてもらいます」
まだ開戦までに時間があるようなので二人の能力を聞いておいたほうが良いだろう。
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「俺は剣士だ、あと大したことはないが力や速さを増す魔法と傷を癒やす程度の回復技を使える」
「私は回復と精霊召喚の魔法を使えます」
「支援持ちの前衛と精霊を使役する回復魔術師ですか、それはありがたいな」
強い上に補助と簡易的な回復までできる剣士と精霊を使役する回復魔術師かこれは強力な味方を得たようだ。
「ハルカさんは後方で治療に専念してくれるとありがたい」
「わかりました治療はお任せください」
トモさんだが、ファーダくんのスピードをどうにかできるなら確実に我が遊撃隊のスピードについてくることができるだろう補助と回復が使えるのも大きい。
「トモさんは私の遊撃部隊で共に戦っていただきたい」
「わかりました」
「閉所で戦うことになる可能性が高いから背中の剣より短いものはあるか?」
「ええ、ありますこのようなもので良いでしょうか?」
そう言うと彼は背中の大きな剣を消し背中の剣より半分ほどの長さの同じような弧を描いた剣を出現させ腰に刺した。武器を消したり出現させたりしたことに驚いたがここで慌てては副団長としての面子が立たないので今は気にしないようにした。
「それなら問題無いでしょう」
「衛生部隊は後方の白いマントの部隊で遊撃隊は緑色のマントだ開戦前にはそちらと合流してください」
「了解した」
「わかりました」
衛生部隊や遊撃隊の容姿を伝え終えると二人は天幕から外に出ていった。
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