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たかのぼり

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一年目ーー春ーー

入社式

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4月

大学での学生生活を終え、関西から東京へ仕事の為に引っ越してきた。

所謂、上京組だ。


大学生活特に目立つようなこともせず、仲のいい友人と頻繁に遊んで、近所のファミレスでバイトしてと、インキャのお手本のような生活をしてきた。


就職活動では第一志望で働きたいところには就けず、
唯一受かった会社

      株式会社白井産業

面接時に凄く綺麗な人が面接してくれたのが印象的で、いや、むしろ、それしか覚えてないくらい会社の形態を知らなかった。


そんな白井産業で働くことになり、今日が出勤初日とゆうわけだ。


会社の入り口から入り受付の人に初出勤の事を伝える


「おはようございます。今日からこちらで働く辰巳です。よろしくお願いします。」


「あら、そうなのね、よろしくー。それならちょっと待っててね、今担当呼んでくるから」


そう言って奥の部屋に入っていった。

(受付おばはんやったなー。てっきりえらいかわいい子でもおるんかとおもっとったけど、やっぱそうゆうもんなんかね、、、)


少し残念な気持ちもあったが、特に気にする所でもないので社内を見回して待つことにした。


5分程して、奥の部屋から人が出てきた。


「おおーー!はじめまして、辰巳君だね??関西から遥々うちに入社してくれてありがとう!まあとりあえず職場に移動しようか」


出てきたのはガタイの良い色黒の背の高い男の人だった。
髪の毛もオールバックでワイシャツの胸元はボタン閉めてなくて、正直ぱっと見はそっち系の人にも見えた。

(なんやとんでもない人雇ってんねやなこの会社、、、)



心の中でそんなことを思いながら、ふと、この人の名前なんだよと思い、聞こうと思ったが殴られやしないよな、、、と思いとりあえず聞くのをやめた。


そうして、その人についていき、二階の部屋へと入った。

中には5人程しかおらず、小さい会社なんだなと思った。


「おーーい、みんな!今日からうちに入社した辰巳君だ!みんなあんまりいじめるなよ!」

と言い、ずーーーーっとニコニコしてた。なんか企んでそうで正直怖い。


「社長、やけに機嫌がいいですよね。そんなに新入社員が入るのが嬉しいんですか??」

「当たり前じゃないか!今年から取ってるんだから嬉しいに決まってるだろ!なぁ辰巳君!」


「、、、、へ??」


(この会社新卒取んの今年からかいな!

てか、なんかさらっと社長に質問してんの、面接んときの姉さんやんけ!

そもそも、隣におんの社長かいな!!)


頭の中に急に色んな情報が入ってきて軽くパニックだった。


「あのーー、社長ってことは、、、」

「あぁ!自己紹介してなかったっけ?私が社長の白井文也だよ。よろしく!」


(ふつーー、担当のもん言うたら教育係みたいな人ちゃうんかいな!)

「じゃあ辰巳くんに教育係としてゆうか!教えてやってちょーだい」

「はーい。じゃあ辰巳君こっち来てーー。はじめまして、石倉ゆうかです、呼び方はゆうかさんで良いよ!てゆうか、うちの会社は下の名前で呼ぶからそうゆう風に思ってて!」


「あ、はい!わかりました。」

(めっちゃかわいいやんけ!!やっぱ東京は凄いな!)


暗めの茶髪にショートボブの髪型。
目がくりっとして、ふんわりとした雰囲気の人。
そして見るからに胸が大きい。


そしてそのまま社内の人と自己紹介をした。


2人目は雄雅さん。

「はじめまして!辰巳君関西から来たんやろ?僕兵庫の出身なんよ、よろしく!」


同じ関西人がいてくれて、少しホッとした。


3人目は大樹さん

「よろしくねーー。」


印象、、、無愛想
この人と仲良くなるの苦労しそうだ、、


4人目は受付にいた、しのぶさん

「改めてよろしくね!私はこの部屋にいる時間はあんまりないから挨拶くらいしかしないけど、悩みくらいは聞くわよ!」


この会社のお母さん的な人なのだろう。面倒見が良さそうだ。


最後は例の面接の時の綺麗な人

「はじめまして!じゃないね、美月です。ゆうかが基本的にはつくけど、わかんないことはうちにも聞いてくれておっけいだよ!」


(美月さんて名前なんか、てか俺んこと覚えてくれとんのけ!)


そんなこんなで、自己紹介も終わり、ふとある事を思い出した。

「社長、今日入社式があるって聞いてるんですが、、、」

「あぁ、新卒君だけだから式ってゆうのはないよ!いや、まぁ一応書きたいじゃん?入社式ありますって!笑」

「え、、あ、、はい、、、」

「まあ今日から頑張ってよ!」


そんなんで、初出勤は終了した。








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