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第7話 毛髪採取を試みる妹 ソフィー視点(1)
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「シュヴァリエ様、ルロアお姉ちゃん。こちら、わたしが淹れた紅茶と、さっき焼き上がったスコーンです。よろしければ召し上がってください」
自室を出たわたしは、まずキッチンスペースへと移動。わざわざ用意しておいた手作りの焼き菓子などをワゴンに載せ、2人が居る中庭へと届けた。
「一週間前のエイプリルフールでは、度が過ぎたことをしてしまって……。ご迷惑をおかけしてしまったお詫びです。受け取っていただけますか?」
というのは、真っ赤なウソ。これはシュヴァリエ様の毛髪をさり気なく確保する、巧妙な作戦なのよね。
先週の機転によって、今は全く怪しまれてはいない。
だから受け入れられて、わたしはシュヴァリエ様の前にお茶とスコーンを置く。
その際に手元がすべり、紅茶をうっかりシュヴァリエ様の服に零してしまう。
まあ大変っ。大急ぎで上着を脱いでいただいて、そこに付着している髪の毛を手に入れる。
これが、わたしが考えているもの。
下手に髪の毛を採取しようとしたら、『あれは本当だった?』って再び怪しまれちゃうものね。そうならないように、さり気なく取れるように頭を使ったの。
「ソフィーはしっかりと反省していて、そんな君が用意してくれたものだ。ありがたくいただくよ」
「シュヴァリエ様……っ。ありがとうございますっ。お姉ちゃんも、食べてくれるかな?」
「うん、勿論だよ。ありがとう」
不自然にならないようお姉ちゃんにも確認を行ってから、順番に置いてゆく。まずはシュヴァリエ様、お姉ちゃんの順にスコーンを置き、次はソーサーやカップを置く。
それが終わると、メインの始まりっ。紅茶を注ぐためにポットを手に取り、
「ぁっ!?」
ワザとテーブルの脚に足を当て、前のめりにバランスを崩す。そうなると勢いによってポットの口から紅茶が飛び出し、ソレはシュヴァリエ様の上半身へと向かっていって――
「おっと危ない」
――えっ!?
シュヴァリエ様は素早く立ち上がって、紅茶を避けた!?
自室を出たわたしは、まずキッチンスペースへと移動。わざわざ用意しておいた手作りの焼き菓子などをワゴンに載せ、2人が居る中庭へと届けた。
「一週間前のエイプリルフールでは、度が過ぎたことをしてしまって……。ご迷惑をおかけしてしまったお詫びです。受け取っていただけますか?」
というのは、真っ赤なウソ。これはシュヴァリエ様の毛髪をさり気なく確保する、巧妙な作戦なのよね。
先週の機転によって、今は全く怪しまれてはいない。
だから受け入れられて、わたしはシュヴァリエ様の前にお茶とスコーンを置く。
その際に手元がすべり、紅茶をうっかりシュヴァリエ様の服に零してしまう。
まあ大変っ。大急ぎで上着を脱いでいただいて、そこに付着している髪の毛を手に入れる。
これが、わたしが考えているもの。
下手に髪の毛を採取しようとしたら、『あれは本当だった?』って再び怪しまれちゃうものね。そうならないように、さり気なく取れるように頭を使ったの。
「ソフィーはしっかりと反省していて、そんな君が用意してくれたものだ。ありがたくいただくよ」
「シュヴァリエ様……っ。ありがとうございますっ。お姉ちゃんも、食べてくれるかな?」
「うん、勿論だよ。ありがとう」
不自然にならないようお姉ちゃんにも確認を行ってから、順番に置いてゆく。まずはシュヴァリエ様、お姉ちゃんの順にスコーンを置き、次はソーサーやカップを置く。
それが終わると、メインの始まりっ。紅茶を注ぐためにポットを手に取り、
「ぁっ!?」
ワザとテーブルの脚に足を当て、前のめりにバランスを崩す。そうなると勢いによってポットの口から紅茶が飛び出し、ソレはシュヴァリエ様の上半身へと向かっていって――
「おっと危ない」
――えっ!?
シュヴァリエ様は素早く立ち上がって、紅茶を避けた!?
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