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第10話 悲鳴を上げる妹 ソフィー視点
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「お母様!? お母様っっ!? なにをやってい――ヴぃぎゃぁ!?」
また! パニックになっていたらまたキスされたっ!!
なんなのっ!? なにをやってるのっっ!?
「お母様っ!! お母様っ!? なんなの!? なにをやってるの!?」
「……見て分からないの? 貴方に、愛を伝えているのよ。…………ああ、愛しのソフィー。お母さんは、貴方を愛しているわ。一人の女性として」
必死になって腕から逃れたわたしは、更にパニックになってしまった。
だって急に、こんなことを言い出したのだから。頬をピンク色に染めて息を荒くして、うっとりとしながら……。
「どうして今まで気付かなかったのかしら。髪の毛、眉毛、まつげ、瞳、鼻、口。手も足も、胴体も、心の中も。貴方ほど完璧で理想的な人はいない。だから貴方を、一人の女性として好きになってしまったのよっ!」
「ひぎゃああああああっ!!」
唇を突き出しながら飛び掛かってきて、わたしは必死に避ける!
怖い! 気持ち悪い! 怖い! 怖すぎる!
「はあ、はあ、はあ……っ。ソフィー、どうして避けるのぉ……?」
「お母様が奇行に走ってるからよ! 今のお母様が普通じゃないからよっ!」
「あのね、ソフィー。逆よ」
「ぎゃ、ぎゃく……?」
「今までのお母さんが、普通じゃなかったの。貴方に家族としての愛しか向けていなかったお母さんが、異常だったのよ。だってあなたは、こんなにも美しいのだからぁ……!」
ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!! 全身をねっとりと見回されて、妖艶に舌なめずりをしてる!!
「ソフィー、シュヴァリエ様への魅了なんて止めましょ? お母さんを、選びましょ? 私の愛だけを受け入れて頂戴」
「いっ、嫌よっ! きゅっ、急にどうしちゃったのお母様!? まるで、それこれお母様が魅了されたみたいに――っっ。まさか……っっ!」
嫌な予感が過ぎり、後ろにある魔法陣へと手を伸ばす。
もしかして……っ。もしかして……っっ。
ここに絡めて置いたのは……っ。お母様の、髪の毛……!?
また! パニックになっていたらまたキスされたっ!!
なんなのっ!? なにをやってるのっっ!?
「お母様っ!! お母様っ!? なんなの!? なにをやってるの!?」
「……見て分からないの? 貴方に、愛を伝えているのよ。…………ああ、愛しのソフィー。お母さんは、貴方を愛しているわ。一人の女性として」
必死になって腕から逃れたわたしは、更にパニックになってしまった。
だって急に、こんなことを言い出したのだから。頬をピンク色に染めて息を荒くして、うっとりとしながら……。
「どうして今まで気付かなかったのかしら。髪の毛、眉毛、まつげ、瞳、鼻、口。手も足も、胴体も、心の中も。貴方ほど完璧で理想的な人はいない。だから貴方を、一人の女性として好きになってしまったのよっ!」
「ひぎゃああああああっ!!」
唇を突き出しながら飛び掛かってきて、わたしは必死に避ける!
怖い! 気持ち悪い! 怖い! 怖すぎる!
「はあ、はあ、はあ……っ。ソフィー、どうして避けるのぉ……?」
「お母様が奇行に走ってるからよ! 今のお母様が普通じゃないからよっ!」
「あのね、ソフィー。逆よ」
「ぎゃ、ぎゃく……?」
「今までのお母さんが、普通じゃなかったの。貴方に家族としての愛しか向けていなかったお母さんが、異常だったのよ。だってあなたは、こんなにも美しいのだからぁ……!」
ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!! 全身をねっとりと見回されて、妖艶に舌なめずりをしてる!!
「ソフィー、シュヴァリエ様への魅了なんて止めましょ? お母さんを、選びましょ? 私の愛だけを受け入れて頂戴」
「いっ、嫌よっ! きゅっ、急にどうしちゃったのお母様!? まるで、それこれお母様が魅了されたみたいに――っっ。まさか……っっ!」
嫌な予感が過ぎり、後ろにある魔法陣へと手を伸ばす。
もしかして……っ。もしかして……っっ。
ここに絡めて置いたのは……っ。お母様の、髪の毛……!?
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