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第4話 理由と理由 ガブリエル・セイラルファル視点(2)
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「お前が、あの隠し玉を打ち明けるとはな。騎士団長も驚いておったぞ」
「守護騎士となるためには、より強力なものが必要でしたので。団長にのみ、『秘密』をオフレコにて公開しました」
僕には、周囲にある悪意と敵意を感じ取れる力がある。
とはいえ――それは聖女様のお力のような、奇跡的な異能ではない。例えるなら、名医が目視で患部を言い当たられるのと似たようなものだ。
――僕は三男なため幼少期から騎士団への入団が決まっていて、国を護るべく幼少期より鍛錬を積んできた――。
――家柄によって、副団長、団長への昇進はほぼ確定事項。名ばかりの人間とならないように、あらゆる面において手本となれる人間になるように、来る日も来る日も修行に打ち込んだ――。
その結果戦闘に関する感覚が人間の限界まで研ぎ澄まされ、周囲にある殺気や悪意敵意など――『攻撃的な意思』を、感じ取れるようになったのだ。
この力があればルシー様の近くにある敵意を察知し、厄介な行動を起こされる前に悪い芽を摘める。そこで自分以上の適任はいないと自負していて、現場への未練もあったのけれど……。ルシー様により多くの平穏や安心をもたらすべく名乗り上げ、任に就いたのだった。
そして――。
それからおよそ1か月後。そんな性質が役立つ時が、不意に訪れたのだった。
((……なんだ、この感覚は……。何かが、近づいてきている……?))
「守護騎士となるためには、より強力なものが必要でしたので。団長にのみ、『秘密』をオフレコにて公開しました」
僕には、周囲にある悪意と敵意を感じ取れる力がある。
とはいえ――それは聖女様のお力のような、奇跡的な異能ではない。例えるなら、名医が目視で患部を言い当たられるのと似たようなものだ。
――僕は三男なため幼少期から騎士団への入団が決まっていて、国を護るべく幼少期より鍛錬を積んできた――。
――家柄によって、副団長、団長への昇進はほぼ確定事項。名ばかりの人間とならないように、あらゆる面において手本となれる人間になるように、来る日も来る日も修行に打ち込んだ――。
その結果戦闘に関する感覚が人間の限界まで研ぎ澄まされ、周囲にある殺気や悪意敵意など――『攻撃的な意思』を、感じ取れるようになったのだ。
この力があればルシー様の近くにある敵意を察知し、厄介な行動を起こされる前に悪い芽を摘める。そこで自分以上の適任はいないと自負していて、現場への未練もあったのけれど……。ルシー様により多くの平穏や安心をもたらすべく名乗り上げ、任に就いたのだった。
そして――。
それからおよそ1か月後。そんな性質が役立つ時が、不意に訪れたのだった。
((……なんだ、この感覚は……。何かが、近づいてきている……?))
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