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第4話 婚約破棄 ナタン視点(3)
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「ルーラ、ごめんよ……。監視をしながらも、初心を取り戻させようとしていてくれたなんて、知らなくて……。あんなにも酷いことを行ってしまった……」
四肢に力を籠めた俺は両膝を突き、ルーラを見上げた。
「最後、だけじゃない……。今までも、鬱陶しいや五月蠅いなどと……。二人きりの時はいつも文句を言っていて、恩を仇で返してしまっていた……」
「……………………」
「俺は最低の人間で、取り返しのつかないことをしてしまった。全てを知って、やっとそれに気付いて……。君に、これまでのお詫びをしたいと強く思っているんだよ……。…………ルーラ、それで許してもらおうだなんて思ってはいない。純粋に謝罪と感謝の気持ちを伝えたくて……。俺に、その機会を与えてはくれませんか……?」
そして伏し目がちになって、心にもないことを口にした。
((大丈夫、まだ大丈夫。こんな風に心を入れ替えたアピールをしておけば、父上や母上は考え直すはずだ!!))
俺がそう確信する理由、それは『2・5か月』という期間にある。
最初から筒抜けなら準備にここまでの時間がかかることはなく、なのにこんなにも時間がかってしまった。……一体どうして、こうなってしまったのか?
((それは――。父上と母上に、迷いがあったからだ))
幼少期の俺は世の中の楽しみ方をまだ理解しておらず、運よく謙虚だった。そういった部分が父上やルーラに『信じたくなる気持ち』を生み、捨てたつもりでもそれを完全に捨て切れてはいなかった。
決断に、時間がかかってしまった。
((だから、そこを突く))
心を入れ替えたよ。もうあんなことはしないよ。動作、表情、言葉によってそれを伝え、『信じたくなる気持ち』を揺さぶる。
そうしておけば――
四肢に力を籠めた俺は両膝を突き、ルーラを見上げた。
「最後、だけじゃない……。今までも、鬱陶しいや五月蠅いなどと……。二人きりの時はいつも文句を言っていて、恩を仇で返してしまっていた……」
「……………………」
「俺は最低の人間で、取り返しのつかないことをしてしまった。全てを知って、やっとそれに気付いて……。君に、これまでのお詫びをしたいと強く思っているんだよ……。…………ルーラ、それで許してもらおうだなんて思ってはいない。純粋に謝罪と感謝の気持ちを伝えたくて……。俺に、その機会を与えてはくれませんか……?」
そして伏し目がちになって、心にもないことを口にした。
((大丈夫、まだ大丈夫。こんな風に心を入れ替えたアピールをしておけば、父上や母上は考え直すはずだ!!))
俺がそう確信する理由、それは『2・5か月』という期間にある。
最初から筒抜けなら準備にここまでの時間がかかることはなく、なのにこんなにも時間がかってしまった。……一体どうして、こうなってしまったのか?
((それは――。父上と母上に、迷いがあったからだ))
幼少期の俺は世の中の楽しみ方をまだ理解しておらず、運よく謙虚だった。そういった部分が父上やルーラに『信じたくなる気持ち』を生み、捨てたつもりでもそれを完全に捨て切れてはいなかった。
決断に、時間がかかってしまった。
((だから、そこを突く))
心を入れ替えたよ。もうあんなことはしないよ。動作、表情、言葉によってそれを伝え、『信じたくなる気持ち』を揺さぶる。
そうしておけば――
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