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第4話(3)回想 蝶とグリーンが苦手になった日
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「エリオット君、見てください。お花、咲きましたよっ」
「あっ、ホントだっ! やったなルシィっっ!」
とある春の日、私の家にあるお庭。まだ幼い私達はそこの隅にある花壇にいて、満面の笑みを浮かべ合っていました。
ルシィ、花の種をもらったんだ。一緒に育ててみない?――。
はいっ。一緒に育てましょう――。
ひょんなことから私達は栽培を行うことになって、やるからには成功させたいですし、種の為にもしっかりと咲かせたかった。そのため仲良く本を読んで勉強して、一生懸命お世話をしていました。
2人で力を合わせて土の準備をしたり、水やりをしたり、日の当たり具合をしっかりと調節したり、
「頑張れっ。元気に育ってくれよなっ」
「頑張ってくださいっ。元気に、育ってくださいねっ」
本に載っていた、『声をかけると元気に成長しやすくなる』を何度も実践したり。エリオットさんと私は毎日見守り、やがてその甲斐あって、見事桃色のペチュニアが咲いたのでした。
「これ、ルシィと俺が育てたんだよなぁ。滅茶苦茶嬉しい……!」
「私も、とっても嬉しいです……っ。自分で育てると、こんなにも嬉しくなっちゃうんですね」
「だなっ。最高の気分。綺麗に咲いてくれて、ありがとうな」
「ペチュニアさん。私達の想いに応えてくれて、ありがとうございました」
エリオット君と一緒にペコリとお辞儀をして、その後も私達は、ニコニコしながらペチュニアを眺めます。
色んな角度から見て、また笑い合って。色んな角度からそっと触って、またまた笑い合って。そうして本当に幸せな時間を過ごしていた、のですが――。エリオットさんに、ハプニングが襲いかかります。
「ん? 何か、落ちてきたような――ぎやあああああああああああああああ!? むしぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
青虫さんがぽとりと腕に落ちて、落下にビックリしたらしく青虫さんは全速力でぞわぞわと這う。
エリオットさんは、虫が苦手ではなかったのですが……。予期せぬ事態と不気味な感触が相まって、絶句。
「エリオット君っ! だっ、大丈夫ですかっ!?」
「う、腕を振ったら、落ちた、から……。とりあえずは、だ、だいじょ、ぶ……。だ、だけど……」
「だ、けど……? どっ、どうかしたのですかっ?」
「うぷ……。たぶん、俺……。もう、青虫……。見れないわ……。あのぞわぞわ移動が……。頭と感覚から、離れないから…………」
そうしてエリオットさんは大の青虫嫌いとなり、そこに連動してサナギや成虫である蝶、青虫の色であるグリーン系全般が、苦手なものとなってしまったのでした。
「あっ、ホントだっ! やったなルシィっっ!」
とある春の日、私の家にあるお庭。まだ幼い私達はそこの隅にある花壇にいて、満面の笑みを浮かべ合っていました。
ルシィ、花の種をもらったんだ。一緒に育ててみない?――。
はいっ。一緒に育てましょう――。
ひょんなことから私達は栽培を行うことになって、やるからには成功させたいですし、種の為にもしっかりと咲かせたかった。そのため仲良く本を読んで勉強して、一生懸命お世話をしていました。
2人で力を合わせて土の準備をしたり、水やりをしたり、日の当たり具合をしっかりと調節したり、
「頑張れっ。元気に育ってくれよなっ」
「頑張ってくださいっ。元気に、育ってくださいねっ」
本に載っていた、『声をかけると元気に成長しやすくなる』を何度も実践したり。エリオットさんと私は毎日見守り、やがてその甲斐あって、見事桃色のペチュニアが咲いたのでした。
「これ、ルシィと俺が育てたんだよなぁ。滅茶苦茶嬉しい……!」
「私も、とっても嬉しいです……っ。自分で育てると、こんなにも嬉しくなっちゃうんですね」
「だなっ。最高の気分。綺麗に咲いてくれて、ありがとうな」
「ペチュニアさん。私達の想いに応えてくれて、ありがとうございました」
エリオット君と一緒にペコリとお辞儀をして、その後も私達は、ニコニコしながらペチュニアを眺めます。
色んな角度から見て、また笑い合って。色んな角度からそっと触って、またまた笑い合って。そうして本当に幸せな時間を過ごしていた、のですが――。エリオットさんに、ハプニングが襲いかかります。
「ん? 何か、落ちてきたような――ぎやあああああああああああああああ!? むしぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
青虫さんがぽとりと腕に落ちて、落下にビックリしたらしく青虫さんは全速力でぞわぞわと這う。
エリオットさんは、虫が苦手ではなかったのですが……。予期せぬ事態と不気味な感触が相まって、絶句。
「エリオット君っ! だっ、大丈夫ですかっ!?」
「う、腕を振ったら、落ちた、から……。とりあえずは、だ、だいじょ、ぶ……。だ、だけど……」
「だ、けど……? どっ、どうかしたのですかっ?」
「うぷ……。たぶん、俺……。もう、青虫……。見れないわ……。あのぞわぞわ移動が……。頭と感覚から、離れないから…………」
そうしてエリオットさんは大の青虫嫌いとなり、そこに連動してサナギや成虫である蝶、青虫の色であるグリーン系全般が、苦手なものとなってしまったのでした。
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