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第6話 再会2日後~何も知らない少女~ アリー視点(2)
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((まずは適当にお喋りをして、良い雰囲気になったらキスをする。今夜は、この流れでいきましょう))
この人はすっかりわたくしを愛する『人形』ですから、ルシィとやった事は詳しく知っていますの。これまであの女がしていた事の全てを、わたくしがやっていく。そういう意味も込めて、当時を再現していきましょう。
順番に、ね。
「エリオット。まずはここで、ゆっくりとお喋りでもして――」
「ごめん、アリー。その前にちょっぴりだけ、俺に時間をください」
実行しようとしていたら申し訳なさげな声がして、彼は顔の前で手を合わせた。
あら? なんなのかしら?
「流れを止めちゃって、申し訳ない。ここでゆっくりお喋りをする前に、君にプレゼントを渡したいんだよ」
「え? プレゼント?」
「うん、プレゼント。先日のあのネックレスは『お詫び』で、これから君に渡したいものは『改めて、末永くよろしくお願いします』の証なんだよ。受け取っては、くれないかな?」
「愛する人の想いが詰まったお願い、なんですもの。もちろん、受け取りますわ」
流れは大事ですけど、こういうサプライズは無視できませんものね。右隣りに顔を向けて大きく頷くと、彼はそれはもう嬉しそうに破顔。ぱぁっと笑顔を咲かせ、そのあとポリポリと頬を掻きました。
「実は……。今回のものは特別な意味もあって、ちょっとした演出を考えてるんだ。左手をこちらに伸ばして、目を瞑っていてもらえるかな?」
「ええ、構いませんわ。はい、どうぞ」
希望に応えてあげて、目を閉じて左の手を伸ばす。
うふふ、エリオットってばバレバレですわ。左で、特別な意味のあるプレゼント。それは明らかに、婚約リング。
((ふふふふふふ。ルシィ。わたくしどうやら、とっても素敵なものをもらえるみたい))
だ・か・ら。とても嬉しくって、どうしてもこの喜びを伝えたくなりましたの。貴方に、ね。
((ルシィさん。明日起きたら、すぐ))
婚約リングを、見せに行きますわね。
今の貴女にとってわたくしは、大切な友人であり恩人。恩人の幸せな姿は、自分の幸せでもありますものねぇ。どうぞ、楽しみに待っていて頂戴ね――
カシャン
――え……!?
心でほくそ笑んでいると、左の手首に冷たいものが当たるようになった。
この感触、この音は……。なんですの……!?
この人はすっかりわたくしを愛する『人形』ですから、ルシィとやった事は詳しく知っていますの。これまであの女がしていた事の全てを、わたくしがやっていく。そういう意味も込めて、当時を再現していきましょう。
順番に、ね。
「エリオット。まずはここで、ゆっくりとお喋りでもして――」
「ごめん、アリー。その前にちょっぴりだけ、俺に時間をください」
実行しようとしていたら申し訳なさげな声がして、彼は顔の前で手を合わせた。
あら? なんなのかしら?
「流れを止めちゃって、申し訳ない。ここでゆっくりお喋りをする前に、君にプレゼントを渡したいんだよ」
「え? プレゼント?」
「うん、プレゼント。先日のあのネックレスは『お詫び』で、これから君に渡したいものは『改めて、末永くよろしくお願いします』の証なんだよ。受け取っては、くれないかな?」
「愛する人の想いが詰まったお願い、なんですもの。もちろん、受け取りますわ」
流れは大事ですけど、こういうサプライズは無視できませんものね。右隣りに顔を向けて大きく頷くと、彼はそれはもう嬉しそうに破顔。ぱぁっと笑顔を咲かせ、そのあとポリポリと頬を掻きました。
「実は……。今回のものは特別な意味もあって、ちょっとした演出を考えてるんだ。左手をこちらに伸ばして、目を瞑っていてもらえるかな?」
「ええ、構いませんわ。はい、どうぞ」
希望に応えてあげて、目を閉じて左の手を伸ばす。
うふふ、エリオットってばバレバレですわ。左で、特別な意味のあるプレゼント。それは明らかに、婚約リング。
((ふふふふふふ。ルシィ。わたくしどうやら、とっても素敵なものをもらえるみたい))
だ・か・ら。とても嬉しくって、どうしてもこの喜びを伝えたくなりましたの。貴方に、ね。
((ルシィさん。明日起きたら、すぐ))
婚約リングを、見せに行きますわね。
今の貴女にとってわたくしは、大切な友人であり恩人。恩人の幸せな姿は、自分の幸せでもありますものねぇ。どうぞ、楽しみに待っていて頂戴ね――
カシャン
――え……!?
心でほくそ笑んでいると、左の手首に冷たいものが当たるようになった。
この感触、この音は……。なんですの……!?
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