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第4話 理由~転生と恋~ ジョルジュ視点(3)
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((違う……。彼女は、本当に星空と会話を楽しんでいるんだ))
お互い1メートル~2メートルほど離れた場所で腰を下ろし、言葉を交わしながら空を眺めて30分ほどが経った頃だった。俺は星空を見上げるフィーナ・フィンザートンを、おもわず目を見開いて見つめていた。
((前回は本心を隠し、他意なしを演じていると――俺を油断させようとしているのだと、思っていた。でも、それは間違いだった))
『私はあちらに見える「かんむり座」が好きなんです。他の星座に比べると少し地味なのですが、初めて教わった星座なので1番なのですよ』
『ハランテワ様。貴方様にとっての1番はなんなのでしょうか?』
『からす座がお好きなのですね……! 分かります……っ! からす座γ星、綺麗ですよねっ』
『いつかもっと近くで――望遠鏡越しではなくって、実際に近づいて見てみたいです。地上ではなく空から見たらどんな風に見えるのかな? よくそんなことを考えて、寝る前によく想像して絵を描いています』
『はいっ、私もございますっ。図鑑などを見れば絵がありますが、どうしても実際に見たものには敵いませんから。ついつい、いつでも全部の星座を見られたらなと思ってしまいますっ』
『えっ!? その逸話は知りませんでしたっ。よっ、よろしければお教えくださいっ!』
一緒に過ごしている際の彼女は活き活き、キラキラしていて、他意はないのだと簡単に理解できた。
彼女の中に、打算なんてない。目に見えているすべてが本心で、俺を『鑑賞仲間』と思ってくれているのだと――俺と過ごす時間を、純粋に楽しんでいるのだとよく分かった。
((……こんな女性が、いただなんてな。…………フィーナ・フィンザートン、いいな))
だから、そうなるのは必然的だった。俺は彼女に惹かれるようになり、こういった時間を繰り返すたびにその感情は大きく強くなっていって。
ありがたいことにやがて彼女も、この時間を切っ掛けとして俺を異性として見てくれるようになっていて。
「俺は、貴方に惹かれています。結婚を前提として交際をしてはいただけないでしょうか?」
「…………喜んで。ジョルジュ様。私もお慕いしております」
俺達は恋人になり、婚約者となって――。
俺は生まれて初めて、真実の愛を贈り合える相手と出逢えたのだった。
お互い1メートル~2メートルほど離れた場所で腰を下ろし、言葉を交わしながら空を眺めて30分ほどが経った頃だった。俺は星空を見上げるフィーナ・フィンザートンを、おもわず目を見開いて見つめていた。
((前回は本心を隠し、他意なしを演じていると――俺を油断させようとしているのだと、思っていた。でも、それは間違いだった))
『私はあちらに見える「かんむり座」が好きなんです。他の星座に比べると少し地味なのですが、初めて教わった星座なので1番なのですよ』
『ハランテワ様。貴方様にとっての1番はなんなのでしょうか?』
『からす座がお好きなのですね……! 分かります……っ! からす座γ星、綺麗ですよねっ』
『いつかもっと近くで――望遠鏡越しではなくって、実際に近づいて見てみたいです。地上ではなく空から見たらどんな風に見えるのかな? よくそんなことを考えて、寝る前によく想像して絵を描いています』
『はいっ、私もございますっ。図鑑などを見れば絵がありますが、どうしても実際に見たものには敵いませんから。ついつい、いつでも全部の星座を見られたらなと思ってしまいますっ』
『えっ!? その逸話は知りませんでしたっ。よっ、よろしければお教えくださいっ!』
一緒に過ごしている際の彼女は活き活き、キラキラしていて、他意はないのだと簡単に理解できた。
彼女の中に、打算なんてない。目に見えているすべてが本心で、俺を『鑑賞仲間』と思ってくれているのだと――俺と過ごす時間を、純粋に楽しんでいるのだとよく分かった。
((……こんな女性が、いただなんてな。…………フィーナ・フィンザートン、いいな))
だから、そうなるのは必然的だった。俺は彼女に惹かれるようになり、こういった時間を繰り返すたびにその感情は大きく強くなっていって。
ありがたいことにやがて彼女も、この時間を切っ掛けとして俺を異性として見てくれるようになっていて。
「俺は、貴方に惹かれています。結婚を前提として交際をしてはいただけないでしょうか?」
「…………喜んで。ジョルジュ様。私もお慕いしております」
俺達は恋人になり、婚約者となって――。
俺は生まれて初めて、真実の愛を贈り合える相手と出逢えたのだった。
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