花吐き病

深夜

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すきなところ

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コトンッ

「ありがとうー」  

「いえいえ、お茶でよかったですか?」

「大丈夫」

これで私の仕事は終わり
そう思って部屋から出ようとすると

「じゃあ私はここで、、」

「え?なんでいっちゃうの?」

「!?」

「久しぶりだし
服が乾くまで楓花ちゃんも話そうよ」

ああ、もうっ

「っ…う、うん」


そうやって
いつも私を輪の中に入れてくれるとこ  
すき


「それにしてもお前ん家久しぶりだな~」

「どこも変わってないだろ」

「ふふ、そうだな
一つ変わったとこと言えば…
楓花ちゃんが大人になった!」

「っ////」

「後足くずしていいよ」

「!」


そうやって
ちゃんと見ててくれるとこ  
すき


「ありがと  
でもそんな全然っ 私も何も変わってないよ」

「そう?可愛くなったじゃん」


ほらいまの、クシャって笑うとこ  すき




あなたの全てが 大好き
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