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元通り
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イリーシャ達が城の門をくぐった後には、城中があっという間に騒がしくなった。
守護者ギルオスが帰還した。この国の王子と王女を連れて……。
普段は大人しく職務を全うする女官達も、今日ばかりは仕事も手につかぬ浮かれようだ。
廊下をクライドが通れば大層な美少年だと胸をときめかせ、イリーシャとフォルティカが王女の部屋をあらためていれば、その美しさに目を剥いた。
「やはり、血は争えないわね」
「美貌の血統なんて、羨ましいことだわ」
そんな会話が、その日だけはあちらこちらで囁かれた。
しかし、城の喧騒はイリーシャ達には囁きにもならなかった。
城に着いた途端、子供三人には猛烈な睡魔が襲いかかったのだ。初めて来たとはいえ、本能的に安心感を覚えたのだろう。
イリーシャとクライド、フォルティカは各々の部屋に入るや否や、キングサイズのベッドに倒れ込んで寝息をたて始めた。
旅の疲れは並みのそれではなかった。今日はだらしなく寝るのも許してもらいたいものだ。
「あら、もう眠ってしまったのね。可愛らしいこと」
イリーシャの部屋を覗いた王妃が幸福に満ちた声で囁くと、同行していたフィラーナは柔らかく笑んでみせた。しかし、フィラーナの親友でもある王妃は、その笑みに微かな固さを見出だした。
「フィラーナ、どうかしたの?」
「いいえ、ルーシェア様。なんともございません」
「もしかして、処罰を気にしているのかしら?」
笑顔を作り直したそばから図星をさされ、フィラーナは自然と苦笑を浮かべた。
「……私は、イリーシャ様をお守りするために転身の禁術を使ったことは後悔しておりません。ただ、私が罰を受けるときに娘が何を思うのか、それが気がかりで、恐ろしいのです」
十六年前、バイゼル達に追われ、逃げるしかなかったフィラーナとギルオスは、ルーシェアとはぐれてしまった。当然すぐに探し始めたが、そのとき急にフィラーナが産気付き、その場から動けなくなった。
「――あのとき、私がもう少し耐えていれば、クライド様もイリーシャ様も、この国で成長なされたでしょう」
そうすれば危険な目にも遭わなかった、と眉をひそめたフィラーナの右手を、ルーシェアはそっと握った。
「こうして連れて戻ってくれたのだもの。過去を責めたりはしないわ。それに……フォルティカが『生まれたい』と思ったから、あの時に生を受けたのよ。彼女の意志を批判することは誰にもできないわ」
「ルーシェア様……」
いつの間にか俯いていた顔を上げたフィラーナとルーシェアの視線が重なる。
「フィラーナ、先程陛下が、この件はお咎めなしと仰っていたわ。もう気にしなくていいの」
笑みを絶やさないルーシェアは、それに、と言葉を続けた。
「陛下は立場上口にはできずにいるけれど、陛下も私も感謝しているわ。厳罰覚悟で、自らの魔力と引き換えにこの子を守ってくれたのだもの」
禁術の使用は極刑に処せられる場合もある。特にフィラーナが使ったものは、その可能性が高かった。しかし、状況が状況だった上に目的が王家の守護とあっては、王も裁くに裁けない。
「禁術の使用は他言無用、とモーディスにも命じておられたから、何も心配はいらないわよ。ただ……このままでは他の者が勘づいてしまうでしょう」
守護者であるはずのフィラーナが魔術を使えないと知れれば、魔術師達は彼女が法に背いたことをすぐに察するに違いない。そうなっては隠せるものも隠せなくなる。
「明日にでも、儀式を行った方が良いわね。陛下に相談してみるから、明日まで待っていて」
「ルーシェア様……。っ、ありがとうございます」
実は、フィラーナが使った魂入れ換えの術は、解除できる数少ない禁術だ。解除さえ済ませれば、イリーシャとフォルティカは本来の姿に戻り、フィラーナには魔力が戻る。つまり、完璧な証拠隠滅を図れるということだ。
明日は子供たちを早朝に起こさねば、とルーシェアがいたずらっ子のように声を弾ませる。そこには実際に悪戯好きな性格である他に、子供の本来の姿に会える興奮も混じっていた。
*****
翌朝、まだ日が昇らず空だけが明るいうちに、イリーシャはゆさゆさと揺さぶられた。
重い瞼を引き上げ、目の前をぼんやりと見つめる。
「……!」
そのあと瞬く間に目を覚ましたのは、そこにいたのが王妃だったからだ。
「おはよう、イリーシャ」
甘い声で呼び掛けられ、イリーシャは思わず上ずった声で返事をした。
「お、おはようございます」
「まだ眠い? ごめんなさいね、こんな時間に起こしてしまって」
本当だよ、とイリーシャが内心声を尖らせてしまったのは仕方ないだろう。疲れを取りきれていないうえに、いい夢に酔いしれていたのだから。
この夜も彼が会いに来てくれた。彼はイリーシャを抱き締め、何度も甘い言葉を囁いた。
まったく、他言してはならない夢であることが惜しく思える。そう心の中で口を尖らせているイリーシャに、ルーシェアは早速禁術の話をした。起き抜けの頭が働かないときにされる話ではない、とイリーシャは突っ込みたかったが、大層な自由人らしい王妃には結局何も言わずに終わった。
****
儀式は国王の部屋で執り行われ、すぐに終わった。正確には、終わった気がする。
儀式の間の記憶が、イリーシャには全くない。儀式が始まった直後に意識が遠退き、気が付けばベッドの上にいた。
「ここ、は……?」
ベッドに寝ていると思い至る前にそう呟くと、視界にひょっこりと見知った顔が飛び込んできた。嬉しそうで、どこか不安げだ。
「大丈夫か? 身体はだるくないか?」
「ん……少し、だるい」
喋ってから、徐々に頭の靄が晴れていった。今の声、聞き馴染んではいるが、何とも言えぬ違和感がある。
「あれ、私……」
「お前はイリーシャ……だよな?」
イリーシャだけではない。目の前にいるクライドも、まだ受け入れきっていないようだ。
「うん。そのはず……」
やはりしっくり来ない。親友の声を自分のものとして聞くのは、慣れるのに時間がかかるに違いない。
「私、どれくらい寝ていたの?」
「丸一日。もう夜更けだよ」
「夜更け……」
そんなに……と言葉を失うイリーシャのもとに、遠慮がちに彼女が現れた。
目があった瞬間、両者は人形のように身を固くした。自分が目の前にいる……ついそう思ってしまう。
「大丈夫、い、イリーシャ?」
「う、ん……」
言葉を交わすも、この上なくぎこちない。空気を見事に破り去ったのは、イリーシャの両親だった。
「イリーシャの様子はどうだ?」
らしくなく不安げな声で言い、声色通りの顔のライザニルが部屋に現れた。次いでルーシェアも、同じような様子で姿を見せる。
しかし、ベッドの上で上体を起こしているイリーシャを見るなり、彼らの様子は一変した。
「イリーシャ!」
王妃が歓声をあげ、ベッドに駆け寄る。そして娘を抱き締めると、微かに声を震わせた。
「やっと、帰ってきた……!」
どんなに気にしていないように振る舞っても、やはり胸の内では本来の姿を待ち望んでいたのだろう。
王妃の母親らしい面を見られたからだろうか。それはイリーシャの口から、自然と漏れた。
「お母、様……」
初めてルーシェアをそう呼ぶ。ただそれだけのことで、イリーシャは目頭が熱くなるのを感じた。堪えようと思っても、ルーシェアが力を強めたこと、そしてライザニルも抱き締めてくれたことが我慢を許さなかった。
「お父様、お母様……!」
この十六年間、一度も実の親には会わずにいた。実の兄にもだ。それでも会ってすぐに受け入れられるのだから、王家の絆は素晴らしい強さだと思う。
しばし歓びを分かち合った後にイリーシャを放したライザニルは、クライドをそばに呼び、いつの間にか集まっていたラクレシス一家にも目を向けた。
「さあ、夜食を持ってこさせよう。この十六年間をどう過ごしていたのか、私達に皆で教えてくれ。昨日は、ギルオス以外は早々に寝てしまったからね」
「まあ、ひどい。わたくしも夫とおりましたわ」
わざとらしく口を曲げるフィラーナに、ライザニルは「そうだったかな」と惚けてみせた。
「やはりギルオスのご友人ですのね。夫と行動が似ていらっしゃいますもの」
「待てフィラーナ、俺がいつ何で惚けた?」
「あら、一年前の私の誕生日に……」
妻に近年最大の失敗を暴露され、ギルオスが真っ青になって冷や汗を流す。
無関係な者達は、ギルオスをからかって笑った。
それからしばらく、部屋には明かりと笑い声が溢れていた。
守護者ギルオスが帰還した。この国の王子と王女を連れて……。
普段は大人しく職務を全うする女官達も、今日ばかりは仕事も手につかぬ浮かれようだ。
廊下をクライドが通れば大層な美少年だと胸をときめかせ、イリーシャとフォルティカが王女の部屋をあらためていれば、その美しさに目を剥いた。
「やはり、血は争えないわね」
「美貌の血統なんて、羨ましいことだわ」
そんな会話が、その日だけはあちらこちらで囁かれた。
しかし、城の喧騒はイリーシャ達には囁きにもならなかった。
城に着いた途端、子供三人には猛烈な睡魔が襲いかかったのだ。初めて来たとはいえ、本能的に安心感を覚えたのだろう。
イリーシャとクライド、フォルティカは各々の部屋に入るや否や、キングサイズのベッドに倒れ込んで寝息をたて始めた。
旅の疲れは並みのそれではなかった。今日はだらしなく寝るのも許してもらいたいものだ。
「あら、もう眠ってしまったのね。可愛らしいこと」
イリーシャの部屋を覗いた王妃が幸福に満ちた声で囁くと、同行していたフィラーナは柔らかく笑んでみせた。しかし、フィラーナの親友でもある王妃は、その笑みに微かな固さを見出だした。
「フィラーナ、どうかしたの?」
「いいえ、ルーシェア様。なんともございません」
「もしかして、処罰を気にしているのかしら?」
笑顔を作り直したそばから図星をさされ、フィラーナは自然と苦笑を浮かべた。
「……私は、イリーシャ様をお守りするために転身の禁術を使ったことは後悔しておりません。ただ、私が罰を受けるときに娘が何を思うのか、それが気がかりで、恐ろしいのです」
十六年前、バイゼル達に追われ、逃げるしかなかったフィラーナとギルオスは、ルーシェアとはぐれてしまった。当然すぐに探し始めたが、そのとき急にフィラーナが産気付き、その場から動けなくなった。
「――あのとき、私がもう少し耐えていれば、クライド様もイリーシャ様も、この国で成長なされたでしょう」
そうすれば危険な目にも遭わなかった、と眉をひそめたフィラーナの右手を、ルーシェアはそっと握った。
「こうして連れて戻ってくれたのだもの。過去を責めたりはしないわ。それに……フォルティカが『生まれたい』と思ったから、あの時に生を受けたのよ。彼女の意志を批判することは誰にもできないわ」
「ルーシェア様……」
いつの間にか俯いていた顔を上げたフィラーナとルーシェアの視線が重なる。
「フィラーナ、先程陛下が、この件はお咎めなしと仰っていたわ。もう気にしなくていいの」
笑みを絶やさないルーシェアは、それに、と言葉を続けた。
「陛下は立場上口にはできずにいるけれど、陛下も私も感謝しているわ。厳罰覚悟で、自らの魔力と引き換えにこの子を守ってくれたのだもの」
禁術の使用は極刑に処せられる場合もある。特にフィラーナが使ったものは、その可能性が高かった。しかし、状況が状況だった上に目的が王家の守護とあっては、王も裁くに裁けない。
「禁術の使用は他言無用、とモーディスにも命じておられたから、何も心配はいらないわよ。ただ……このままでは他の者が勘づいてしまうでしょう」
守護者であるはずのフィラーナが魔術を使えないと知れれば、魔術師達は彼女が法に背いたことをすぐに察するに違いない。そうなっては隠せるものも隠せなくなる。
「明日にでも、儀式を行った方が良いわね。陛下に相談してみるから、明日まで待っていて」
「ルーシェア様……。っ、ありがとうございます」
実は、フィラーナが使った魂入れ換えの術は、解除できる数少ない禁術だ。解除さえ済ませれば、イリーシャとフォルティカは本来の姿に戻り、フィラーナには魔力が戻る。つまり、完璧な証拠隠滅を図れるということだ。
明日は子供たちを早朝に起こさねば、とルーシェアがいたずらっ子のように声を弾ませる。そこには実際に悪戯好きな性格である他に、子供の本来の姿に会える興奮も混じっていた。
*****
翌朝、まだ日が昇らず空だけが明るいうちに、イリーシャはゆさゆさと揺さぶられた。
重い瞼を引き上げ、目の前をぼんやりと見つめる。
「……!」
そのあと瞬く間に目を覚ましたのは、そこにいたのが王妃だったからだ。
「おはよう、イリーシャ」
甘い声で呼び掛けられ、イリーシャは思わず上ずった声で返事をした。
「お、おはようございます」
「まだ眠い? ごめんなさいね、こんな時間に起こしてしまって」
本当だよ、とイリーシャが内心声を尖らせてしまったのは仕方ないだろう。疲れを取りきれていないうえに、いい夢に酔いしれていたのだから。
この夜も彼が会いに来てくれた。彼はイリーシャを抱き締め、何度も甘い言葉を囁いた。
まったく、他言してはならない夢であることが惜しく思える。そう心の中で口を尖らせているイリーシャに、ルーシェアは早速禁術の話をした。起き抜けの頭が働かないときにされる話ではない、とイリーシャは突っ込みたかったが、大層な自由人らしい王妃には結局何も言わずに終わった。
****
儀式は国王の部屋で執り行われ、すぐに終わった。正確には、終わった気がする。
儀式の間の記憶が、イリーシャには全くない。儀式が始まった直後に意識が遠退き、気が付けばベッドの上にいた。
「ここ、は……?」
ベッドに寝ていると思い至る前にそう呟くと、視界にひょっこりと見知った顔が飛び込んできた。嬉しそうで、どこか不安げだ。
「大丈夫か? 身体はだるくないか?」
「ん……少し、だるい」
喋ってから、徐々に頭の靄が晴れていった。今の声、聞き馴染んではいるが、何とも言えぬ違和感がある。
「あれ、私……」
「お前はイリーシャ……だよな?」
イリーシャだけではない。目の前にいるクライドも、まだ受け入れきっていないようだ。
「うん。そのはず……」
やはりしっくり来ない。親友の声を自分のものとして聞くのは、慣れるのに時間がかかるに違いない。
「私、どれくらい寝ていたの?」
「丸一日。もう夜更けだよ」
「夜更け……」
そんなに……と言葉を失うイリーシャのもとに、遠慮がちに彼女が現れた。
目があった瞬間、両者は人形のように身を固くした。自分が目の前にいる……ついそう思ってしまう。
「大丈夫、い、イリーシャ?」
「う、ん……」
言葉を交わすも、この上なくぎこちない。空気を見事に破り去ったのは、イリーシャの両親だった。
「イリーシャの様子はどうだ?」
らしくなく不安げな声で言い、声色通りの顔のライザニルが部屋に現れた。次いでルーシェアも、同じような様子で姿を見せる。
しかし、ベッドの上で上体を起こしているイリーシャを見るなり、彼らの様子は一変した。
「イリーシャ!」
王妃が歓声をあげ、ベッドに駆け寄る。そして娘を抱き締めると、微かに声を震わせた。
「やっと、帰ってきた……!」
どんなに気にしていないように振る舞っても、やはり胸の内では本来の姿を待ち望んでいたのだろう。
王妃の母親らしい面を見られたからだろうか。それはイリーシャの口から、自然と漏れた。
「お母、様……」
初めてルーシェアをそう呼ぶ。ただそれだけのことで、イリーシャは目頭が熱くなるのを感じた。堪えようと思っても、ルーシェアが力を強めたこと、そしてライザニルも抱き締めてくれたことが我慢を許さなかった。
「お父様、お母様……!」
この十六年間、一度も実の親には会わずにいた。実の兄にもだ。それでも会ってすぐに受け入れられるのだから、王家の絆は素晴らしい強さだと思う。
しばし歓びを分かち合った後にイリーシャを放したライザニルは、クライドをそばに呼び、いつの間にか集まっていたラクレシス一家にも目を向けた。
「さあ、夜食を持ってこさせよう。この十六年間をどう過ごしていたのか、私達に皆で教えてくれ。昨日は、ギルオス以外は早々に寝てしまったからね」
「まあ、ひどい。わたくしも夫とおりましたわ」
わざとらしく口を曲げるフィラーナに、ライザニルは「そうだったかな」と惚けてみせた。
「やはりギルオスのご友人ですのね。夫と行動が似ていらっしゃいますもの」
「待てフィラーナ、俺がいつ何で惚けた?」
「あら、一年前の私の誕生日に……」
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