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奪われしもの編 彼女が遺した空への想い
episode700
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(こんなの…ヤダ)
ベルトルドをこれほど怖く思ったのは初めてである。
出会った時からずっと優しかった。誰よりも優しくて、一緒にいるだけで心から安心できた。
目に映るベルトルドの顔は、いつも以上に優しい色を浮かべている。しかしその薄皮の向こう側には、キュッリッキが知りたくない本音の顔が見えていた。
男の顔だ。
優しい言葉を吐きながら、その顔は男の本性が滲み出している。
慈しむように見てきながら、その目はイヤラシイ男の本性が現れていた。
(メルヴィン助けて、メルヴィン!)
ベルトルドは震える唇を慰撫するように唇を重ね、柔らかさを味わうようにして優しく吸い立てる。キュッリッキは固く目を閉じて、堪えるような表情を浮かべていた。
愛する人とキスをすると、幸せで気持ちがいいことを、今のキュッリッキはよく判っている。メルヴィンとするキスは、恍惚として、全身がとろけてしまいそうなほど甘くて幸せなのだ。
これまでずっと味方でいたベルトルドのことを、親のように思い慕っていた。でも、もう違う。今のベルトルドは、目的を果たすために自分を利用しようとしている、心許せる相手ではない。
キスをされただけで、激しい嫌悪感が沸き起こってくるのだ。
(メルヴィン以外の人に、触れられたくないっ)
そんなキュッリッキの気持ちを痛烈に感じながらも、甘やかな口づけに込めた気持ちを感じて欲しくて、少女の頑なな心をほぐすために一旦唇をはなし、瞼や頬に優しくキスをした。そして、安心させようと何度もそっと頭や髪を撫でた。その度に金糸のように柔らかな髪の毛が、指に絡みついていく。
それが功を奏し、キュッリッキの目が薄らと開けられ、涙に潤んだ瞳をベルトルドに向けてきた。拒絶する色を浮かべているが、それでもベルトルドは優しく微笑み返す。
「ベルトルドさん……やめて、こんなのヤメて!」
「愛している、リッキー」
耳元で甘く囁くように言って、小さく膨らむ耳たぶを唇に含んだ。
「あっ…」
今まで感じたことのない感触が、耳たぶから電流のように身体中に走って、たまらず声が漏れる。
「ダメなの…」
一瞬にして困惑が心に広がって、怖いはずなのに、何故ヘンな声が出るのか自身に驚いていた。
そんなキュッリッキの戸惑いをよそに、ベルトルドの大きな掌が、ウエストのくびれを何度も愛でながら、そのまま胸まで上がっていく。そして、膨らみの小さな乳房をすくい上げるように掌に包み込むと、その柔らかさを味わうように揉み始めた。
小さなくせに張りがあり、それでいてとろけそうな程柔らかい。時折指先で小さな突起をつつき、そして唇に含んで舌先で愛撫した。
「イヤ…ぁ」
言葉では抵抗しているが、次第に甘く切ない響きが、しっとりと声に滲み出していく。
(メルヴィン助けて……アタシおかしくなっちゃってるの…助けて)
恐怖に震える身体に与えられる、初めての甘美な快感。キュッリッキの心と切り離されて、快感が麻酔のように身体中を蝕み支配していく。
高まっていくキュッリッキの甘い声に刺激され、伸し上がってくる感情のままに、ベルトルドの呼吸も次第に荒くなっていった。より一層、愛撫にも熱が入る。
存分に果実を味わいつくすと、一旦身体を起こして、固く閉じているキュッリッキの両脚に手をかけた。閉じている太腿の間に手をねじ込み、力をこめて脚を開かせた。
「ダメっ! いやぁ」
ギョッと目を見開いてキュッリッキは叫んだが、意に反して脚は大きく開かれてしまう。
あられもない姿にされて、怖さよりも羞恥心の方が大きくなり、動かない脚を必死に閉じようともがいた。しかし、もがいているつもりで、ベルトルドの手に抱えられた脚は、微動だに動いていなかった。
「おねがい見ないで、おねがい…」
食い入るように秘部を見つめられて、為すすべもなくキュッリッキは目を閉じた。メルヴィンにすら見せたことのない、自分の恥ずかしい姿を、こうしてベルトルドに見られているのは、やるせなかった。
ベルトルドをこれほど怖く思ったのは初めてである。
出会った時からずっと優しかった。誰よりも優しくて、一緒にいるだけで心から安心できた。
目に映るベルトルドの顔は、いつも以上に優しい色を浮かべている。しかしその薄皮の向こう側には、キュッリッキが知りたくない本音の顔が見えていた。
男の顔だ。
優しい言葉を吐きながら、その顔は男の本性が滲み出している。
慈しむように見てきながら、その目はイヤラシイ男の本性が現れていた。
(メルヴィン助けて、メルヴィン!)
ベルトルドは震える唇を慰撫するように唇を重ね、柔らかさを味わうようにして優しく吸い立てる。キュッリッキは固く目を閉じて、堪えるような表情を浮かべていた。
愛する人とキスをすると、幸せで気持ちがいいことを、今のキュッリッキはよく判っている。メルヴィンとするキスは、恍惚として、全身がとろけてしまいそうなほど甘くて幸せなのだ。
これまでずっと味方でいたベルトルドのことを、親のように思い慕っていた。でも、もう違う。今のベルトルドは、目的を果たすために自分を利用しようとしている、心許せる相手ではない。
キスをされただけで、激しい嫌悪感が沸き起こってくるのだ。
(メルヴィン以外の人に、触れられたくないっ)
そんなキュッリッキの気持ちを痛烈に感じながらも、甘やかな口づけに込めた気持ちを感じて欲しくて、少女の頑なな心をほぐすために一旦唇をはなし、瞼や頬に優しくキスをした。そして、安心させようと何度もそっと頭や髪を撫でた。その度に金糸のように柔らかな髪の毛が、指に絡みついていく。
それが功を奏し、キュッリッキの目が薄らと開けられ、涙に潤んだ瞳をベルトルドに向けてきた。拒絶する色を浮かべているが、それでもベルトルドは優しく微笑み返す。
「ベルトルドさん……やめて、こんなのヤメて!」
「愛している、リッキー」
耳元で甘く囁くように言って、小さく膨らむ耳たぶを唇に含んだ。
「あっ…」
今まで感じたことのない感触が、耳たぶから電流のように身体中に走って、たまらず声が漏れる。
「ダメなの…」
一瞬にして困惑が心に広がって、怖いはずなのに、何故ヘンな声が出るのか自身に驚いていた。
そんなキュッリッキの戸惑いをよそに、ベルトルドの大きな掌が、ウエストのくびれを何度も愛でながら、そのまま胸まで上がっていく。そして、膨らみの小さな乳房をすくい上げるように掌に包み込むと、その柔らかさを味わうように揉み始めた。
小さなくせに張りがあり、それでいてとろけそうな程柔らかい。時折指先で小さな突起をつつき、そして唇に含んで舌先で愛撫した。
「イヤ…ぁ」
言葉では抵抗しているが、次第に甘く切ない響きが、しっとりと声に滲み出していく。
(メルヴィン助けて……アタシおかしくなっちゃってるの…助けて)
恐怖に震える身体に与えられる、初めての甘美な快感。キュッリッキの心と切り離されて、快感が麻酔のように身体中を蝕み支配していく。
高まっていくキュッリッキの甘い声に刺激され、伸し上がってくる感情のままに、ベルトルドの呼吸も次第に荒くなっていった。より一層、愛撫にも熱が入る。
存分に果実を味わいつくすと、一旦身体を起こして、固く閉じているキュッリッキの両脚に手をかけた。閉じている太腿の間に手をねじ込み、力をこめて脚を開かせた。
「ダメっ! いやぁ」
ギョッと目を見開いてキュッリッキは叫んだが、意に反して脚は大きく開かれてしまう。
あられもない姿にされて、怖さよりも羞恥心の方が大きくなり、動かない脚を必死に閉じようともがいた。しかし、もがいているつもりで、ベルトルドの手に抱えられた脚は、微動だに動いていなかった。
「おねがい見ないで、おねがい…」
食い入るように秘部を見つめられて、為すすべもなくキュッリッキは目を閉じた。メルヴィンにすら見せたことのない、自分の恥ずかしい姿を、こうしてベルトルドに見られているのは、やるせなかった。
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