44 / 882
ライオン傭兵団編
episode41
しおりを挟む
ハンコをぽちっ、ハンコをぽちぽちっ、サインをササッ、そして書類を積み上げる。そんな作業的業務をこなしていると、ベルトルドは斜め前方にある、小さなデスク前のリュリュを見た。
「なあ、今日はキュッリッキの引越しの日だよな?」
書類にペンを走らせていたリュリュは、顔も上げず「そうね」とだけ答えた。
「引越し祝いを持って行ってやろうかなあ。何がいいだろうか。そだ、こないだの入団テスト合格祝いも追加で持っていかねばならない」
「メモくれたら、アタシが手配して、業者に運ばせるわよ」
「バカを言うな。この俺自らが持っていかずしてどうする」
「おバカ言ってるのはあーたのほう。仕事は夜まで山のようにあるんだから、余計なコトはしなくてよろしい」
「フンッ! 仕事なんか後回しでじゅうぶんだ! 俺のキュッリッキの大切な日だぞ」
「あの小娘のことなら、メルヴィンとガエルが引越しの手伝いに行って、ちゃんと済ませてるわよ」
「なっ……なんだとぅ!」
いきり立ってベルトルドは立ち上がる。
「あの青二才と野獣め! 俺のキュッリッキを押し倒して好きにしてるとか許さん!」
「……誰がそんなこと言ったのヨ」
握り拳がフルフルと震え、端整な顔は嫉妬に歪んだ。
「ベッドに縛り付けてアンナコトやコンナコトをっ! 羨ましい…じゃない! ああ、汚らわしくて口にも出せない事をあいつら~~~!」
「おだまり」
デスクの引き出しから分厚い住所録帳を取り出すと、サイ《超能力》を使ってベルトルドの顔面に投げつけた。
「フゴッ!」
サイ《超能力》で加速したため、本来よりも重くなった分厚い住所録帳を見事顔面に喰らい、ベルトルドは黙った。
「妄想劇場そこで閉幕。さっ、デスクの上の書類を30分で片付けなさい。その後予算案の会議よ」
ストンッとチェアに座ると、ベルトルドはベソ顔でリュリュを見た。
「なー、リュー」
「おだまり」
「ちょっとだけ……10分だけ」
「その10分で書類の山2つは減るわ」
「じゃあ、5分だけ」
「山1つぶん」
「3分」
「……」
はあ…と溜め息をつき、リュリュはスクッと立ち上がる。そして、クネッ、クネッと身体をくねらせながら、ベルトルドの傍らに立った。垂れ目を眇め、ベルトルドをジッと見下ろす。
「ベル」
仰け反りながら見上げてくるベルトルドの顎を、ガシッと力強く掴む。
「最近は遠慮してあげてたけど、あーた、お仕置きが必要なようネ?」
ガタガタとベルトルドが震えだし、次第にリュリュの顔が妖しく微笑み出す。
「このところ、あーたの暴れん棒を咥えてないから、お口の中が寂しくってン」
「やっ……やめっ」
「会議までの30分、ねっとりお仕置きよ」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなっ」
「おとなしくせんかわれえええええええええええっ!」
「いやあああああああああああああああ」
悲鳴を上げるベルトルドは床に引っ張り落とされると、リュリュのサイ《超能力》によって仰向けに押さえつけられた。そして、ベルトを外され、勢いよくズボンと下着がずり下ろされる。
「お嫁にいけなくなるうううううっ!」
「問答無用!」
「なあ、今日はキュッリッキの引越しの日だよな?」
書類にペンを走らせていたリュリュは、顔も上げず「そうね」とだけ答えた。
「引越し祝いを持って行ってやろうかなあ。何がいいだろうか。そだ、こないだの入団テスト合格祝いも追加で持っていかねばならない」
「メモくれたら、アタシが手配して、業者に運ばせるわよ」
「バカを言うな。この俺自らが持っていかずしてどうする」
「おバカ言ってるのはあーたのほう。仕事は夜まで山のようにあるんだから、余計なコトはしなくてよろしい」
「フンッ! 仕事なんか後回しでじゅうぶんだ! 俺のキュッリッキの大切な日だぞ」
「あの小娘のことなら、メルヴィンとガエルが引越しの手伝いに行って、ちゃんと済ませてるわよ」
「なっ……なんだとぅ!」
いきり立ってベルトルドは立ち上がる。
「あの青二才と野獣め! 俺のキュッリッキを押し倒して好きにしてるとか許さん!」
「……誰がそんなこと言ったのヨ」
握り拳がフルフルと震え、端整な顔は嫉妬に歪んだ。
「ベッドに縛り付けてアンナコトやコンナコトをっ! 羨ましい…じゃない! ああ、汚らわしくて口にも出せない事をあいつら~~~!」
「おだまり」
デスクの引き出しから分厚い住所録帳を取り出すと、サイ《超能力》を使ってベルトルドの顔面に投げつけた。
「フゴッ!」
サイ《超能力》で加速したため、本来よりも重くなった分厚い住所録帳を見事顔面に喰らい、ベルトルドは黙った。
「妄想劇場そこで閉幕。さっ、デスクの上の書類を30分で片付けなさい。その後予算案の会議よ」
ストンッとチェアに座ると、ベルトルドはベソ顔でリュリュを見た。
「なー、リュー」
「おだまり」
「ちょっとだけ……10分だけ」
「その10分で書類の山2つは減るわ」
「じゃあ、5分だけ」
「山1つぶん」
「3分」
「……」
はあ…と溜め息をつき、リュリュはスクッと立ち上がる。そして、クネッ、クネッと身体をくねらせながら、ベルトルドの傍らに立った。垂れ目を眇め、ベルトルドをジッと見下ろす。
「ベル」
仰け反りながら見上げてくるベルトルドの顎を、ガシッと力強く掴む。
「最近は遠慮してあげてたけど、あーた、お仕置きが必要なようネ?」
ガタガタとベルトルドが震えだし、次第にリュリュの顔が妖しく微笑み出す。
「このところ、あーたの暴れん棒を咥えてないから、お口の中が寂しくってン」
「やっ……やめっ」
「会議までの30分、ねっとりお仕置きよ」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなっ」
「おとなしくせんかわれえええええええええええっ!」
「いやあああああああああああああああ」
悲鳴を上げるベルトルドは床に引っ張り落とされると、リュリュのサイ《超能力》によって仰向けに押さえつけられた。そして、ベルトを外され、勢いよくズボンと下着がずり下ろされる。
「お嫁にいけなくなるうううううっ!」
「問答無用!」
0
あなたにおすすめの小説
Millennium226 【軍神マルスの娘と呼ばれた女 6】 ― 皇帝のいない如月 ―
kei
歴史・時代
周囲の外敵をことごとく鎮定し、向かうところ敵なし! 盤石に見えた帝国の政(まつりごと)。
しかし、その政体を覆す計画が密かに進行していた。
帝国の生きた守り神「軍神マルスの娘」に厳命が下る。
帝都を襲うクーデター計画を粉砕せよ!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】学園Z隔離記録 ~禁忌の村、田を覗くなかれ ~
月影 流詩亜
ホラー
🔴全 38話 完結保証作品です🔴
逃れられない恐怖と過去、極限状況下での人間の本性、信じられるものは何か……
◇◇
全国から札付きの問題児たちが集められた、人里離れた廃村の「学園Z」
そこは、AI搭載の治安ロボットがすべてを管理し、教師は存在しない完全オンライン授業の矯正施設。
周囲を深い山々と川、崖に囲まれた陸の孤島で、生徒たちは来る卒業の日まで社会との接触を断たれる。
しかし、その土地には古くから伝わる不気味な都市伝説があった――白い影がくねくねと踊るのを見た者は、正気を失うという『くねくね』の伝説が。
次々と起こる不可解な事件と、仲間たちの変貌。AIは「システムエラー」を繰り返すばかりで、助けは来ない。
11人の問題児たちは、この閉鎖された学園で『くねくね』の恐怖から生き延び、無事に卒業することができるのか?
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れた俺が辿り着いたのは、自由度抜群のVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は“料理人”。
だがそれは、戦闘とは無縁の完全な負け組職業だった。
地味な日々の中、レベル上げ中にネームドモンスター「猛き猪」が出現。
勝てないと判断したアタッカーはログアウトし、残されたのは三人だけ。
熊型獣人のタンク、ヒーラー、そして非戦闘職の俺。
絶体絶命の状況で包丁を構えた瞬間――料理スキルが覚醒し、常識外のダメージを叩き出す!
そこから始まる、料理人の大逆転。
ギルド設立、仲間との出会い、意外な秘密、そしてVチューバーとしての活動。
リアルでは無職、ゲームでは負け組。
そんな男が奇跡を起こしていくVRMMO物語。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
吸血鬼が始めるダンジョン経営 ~アトラクション化で効率的に魂採取~ 【累計9.6万pt】
近衛 愛
ファンタジー
吸血鬼のウィーンは、仕事が出来ない役立たずと、ブラッドワインを生産している家から勘当されて追いだされました。
ニートになり、貯金を切り崩して生活してたある日
『ダンジョン経営始めませんか?』というダンジョン経営のメールが来た。ウィーンは経営者になることを決め、日本でダンジョンマート金沢支店をオープンすることになった。
伝説に残る、九尾の狐や座敷童、天邪鬼、猫耳娘などの物の怪と協力しながら和気あいあいと経営を進めていく。
ダンジョンの探索には危険が伴う、安全に冒険するためには保険契約が必要?その対価とは……。人間の寿命???古今東西の物の怪が協力しながら、経営する一風変わったダンジョンストーリー
ダンジョンでの人間の集客と、スタッフの募集に頭を抱えることになるウィーン。様々な出会いがウィーンを成長させていく。たまにダンジョンを私物化し、温泉スパリゾートや、スキー、オアシスでの海水浴場を作ったり、物の怪の思惑が重なりダンジョンは一体どこへ向かっていくのだろうか?
おっちょこちょいな猫耳娘ミリィとのかけあいのあるちょっとした笑いのあるストーリー。あなたがダンジョンの経営者なら、どういうダンジョンにしますか?
アルファポリス HOTランキングについての考察
どういう風に採点評価しているのか素人なりに考えてみました。
あとは、ポイントがどのようについて、どのくらいのタイミングで計算されているか。
また、小説書初心者がどのようにすればポイントがゲットできるか?
HOTランキングに入るためにはどのようにしたらよいのか?
色々検討した結果を記載しますので、ご参考にしてみてくださいね。
多くのブリーダーは、配合してより強力なモンスターを誕生、育成していくことに熱をあげるが。
レオは、ノワールの人語を武器に人とモンスターの交渉の場に動き出した。
最後にお願いです:
このあらすじに少しでも心を動かされた方は、「いいね」でご一報を。
また興味のある、役に立ったと思ったら「いいね」をそのエピソードにお願いします。
今後のエピソードの投稿と勉強の糧にさせていただきます。
そして、この物語を最後まで追いかけたいと感じた方は、「お気に入り登録」をお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる