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Not Welcome
10話
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「八女ツバサです。これからよろしくお願いします。えっと、ランジュさんでいいですか?」
「OK。俺はツバサちゃんって呼ぶね。リュリ、ツバサちゃん案内するからユーリの買い物の手伝いしてくれるかな、リュリ出来るよね?」
ランジュさんはリュリさんの頭を撫でると、リュリさんは大きく頷き振り返ってユーリさんの手を握り上下に”ブンブン”と振った。
「ユーリ、そのかわりにお菓子1つ奢りな。ヨロズヤに行くんだろ」
「ヨロズヤが1番揃ってるからね。お金はかなり余るからおまけ付きも買えるよ」
おまけ付きと聞いてリュリさんの腕振る力が強くなってきた。
「おっ、良かったなリュリ。さて、ツバサちゃんが泊まる部屋に案内するよ」
そう言ってランジュさんは階段を上り始めたので慌てて着いていった。
「はい、ここが今日からツバサちゃんが泊まる部屋だよ」
ドアを開けると、大きい窓から街の風景が一望出来た。遠くの方に海も見える。
「荷物はそれだけ?生活用品は今ユーリとリュリが買いに行ってるからね。食事はエイロスの旦那がやってくれるけど、一応うちにも食堂あるから使いたい時は中のお姉様方に言ってね」
「すごく素敵な部屋!色々とランジュさんありがとうございます」
リュックとポシェットを置いて天蓋付きのベッドに横になる。
「本当に異世界に来ちゃったんだ・・・」
その続きのセリフを思うと絶対涙が止まらなくなるから考えないようにしよう。
『多分、2度と元の世界には帰れない』
気が付いていたら寝ていたみたいだ。色々あって疲れていたんだろうな。
テーブルの上には衣服が幾つかとタオルや歯ブラシにコップにグラスなどの生活用品とメモが置いてあった。
『気持ちよさそうに寝ていたから買っておいたのテーブルの上に置いておきました。後、ランジュがリュックの中の食料品は冷蔵庫に入れときましたって。色々と大変だけど何かあったら私・・・私達に言ってね。 ユーリ』
メモを見終わっていい人達に出会えたなと少し安心するとちょっとお腹空いたのでポシェットにあったお菓子をつまんでユーリさんが買ってきてくれた衣服の中にパジャマっぽいのがあってそれに着替えてベッドに入り寝ようとした時に”コンコン”とドアをノックする音がしたのでドアを開けると枕を持って紺色のパジャマ姿もイケメンなリュリさんがいきなり入って来て私をベッドに引っ張って私をベッドに入れると自分も入り”ギュッ”っと私にしがみつくと秒で寝た。
私が寂しいって思ったのかな。
「ありがとう」とリュリさんの頭を撫でて私も眠りについた。
桜の花びらが風で待っている
その桜の下に1人の青年が座り込んでいる。
「もうすぐだな。君に会えるのは」
手を空に向かって上げてから”ギュッ”と握る
その腕、青年の体には黒い物が絡み付いている。
ブカブカな緑色のローブのフードを深々に被っている少年が赤い月を見つめている。
「ようやく探し求めていた答えが見つかるのか?」
月は返事せずにただ輝いていた。
「OK。俺はツバサちゃんって呼ぶね。リュリ、ツバサちゃん案内するからユーリの買い物の手伝いしてくれるかな、リュリ出来るよね?」
ランジュさんはリュリさんの頭を撫でると、リュリさんは大きく頷き振り返ってユーリさんの手を握り上下に”ブンブン”と振った。
「ユーリ、そのかわりにお菓子1つ奢りな。ヨロズヤに行くんだろ」
「ヨロズヤが1番揃ってるからね。お金はかなり余るからおまけ付きも買えるよ」
おまけ付きと聞いてリュリさんの腕振る力が強くなってきた。
「おっ、良かったなリュリ。さて、ツバサちゃんが泊まる部屋に案内するよ」
そう言ってランジュさんは階段を上り始めたので慌てて着いていった。
「はい、ここが今日からツバサちゃんが泊まる部屋だよ」
ドアを開けると、大きい窓から街の風景が一望出来た。遠くの方に海も見える。
「荷物はそれだけ?生活用品は今ユーリとリュリが買いに行ってるからね。食事はエイロスの旦那がやってくれるけど、一応うちにも食堂あるから使いたい時は中のお姉様方に言ってね」
「すごく素敵な部屋!色々とランジュさんありがとうございます」
リュックとポシェットを置いて天蓋付きのベッドに横になる。
「本当に異世界に来ちゃったんだ・・・」
その続きのセリフを思うと絶対涙が止まらなくなるから考えないようにしよう。
『多分、2度と元の世界には帰れない』
気が付いていたら寝ていたみたいだ。色々あって疲れていたんだろうな。
テーブルの上には衣服が幾つかとタオルや歯ブラシにコップにグラスなどの生活用品とメモが置いてあった。
『気持ちよさそうに寝ていたから買っておいたのテーブルの上に置いておきました。後、ランジュがリュックの中の食料品は冷蔵庫に入れときましたって。色々と大変だけど何かあったら私・・・私達に言ってね。 ユーリ』
メモを見終わっていい人達に出会えたなと少し安心するとちょっとお腹空いたのでポシェットにあったお菓子をつまんでユーリさんが買ってきてくれた衣服の中にパジャマっぽいのがあってそれに着替えてベッドに入り寝ようとした時に”コンコン”とドアをノックする音がしたのでドアを開けると枕を持って紺色のパジャマ姿もイケメンなリュリさんがいきなり入って来て私をベッドに引っ張って私をベッドに入れると自分も入り”ギュッ”っと私にしがみつくと秒で寝た。
私が寂しいって思ったのかな。
「ありがとう」とリュリさんの頭を撫でて私も眠りについた。
桜の花びらが風で待っている
その桜の下に1人の青年が座り込んでいる。
「もうすぐだな。君に会えるのは」
手を空に向かって上げてから”ギュッ”と握る
その腕、青年の体には黒い物が絡み付いている。
ブカブカな緑色のローブのフードを深々に被っている少年が赤い月を見つめている。
「ようやく探し求めていた答えが見つかるのか?」
月は返事せずにただ輝いていた。
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