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隠れ家
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翔太の運転する車は下町から都心へと向かい走っていた。
「あのう、事務所とは違う方へと向かってる様なんですが?」
「ああ、あそこはただの面接場所なのよ」
助手席に座る紗理奈が涼しい顔で答える。
「これから本当の隠れ家に案内するから、もう少し待ててくれるかな」
俺が見た所、翔太は冷静で常識的な様だ、一方紗理奈は頭で考えるより行動の方が早そうだな。
「所で千夏さんが最後に電撃を放出させたのは何なのかな?」
「それそれ! 私も気になるわ」
俺が意識を失ってた時に起きた事か、部屋の惨状を見る限りでは俺も知っときたい所だな。
「今回で2回目みたいなんですが、私には記憶が無いんです」
「私が説明するわ」
夏美は最初に何故千夏の体に同居してるのかを説明した。
「それで千夏の手術が行われた時に寝たきりの千夏には私の心臓は大きかったみたいで、収めるために金属で空間を作り心臓を入れたのよ」
夏美は少し間を置き千夏が冷静なのを確認してから続きを語りだした。
「ここからは私の予想だけど、千夏はある一定の速さ鼓動の速さね、それを超えると金属を介して全身に電気を纏わせるみたいね」
「それって制御出来ないのか?」
拓哉の言葉に千夏は黙って首を振った。
「隠れ家に着いたら香織や楓に相談してみたら?」
「拓哉ありがとう、そうしてみるわ」
「俺からも二人に質問が有るのですけど良いですか?」
「私の好み? それともエッチなサイズかな?」
紗理奈が嬉しそうに振り返り、拓哉にちょっかいを出す。
「興味が無いので大丈夫ですよ」
紗理奈の手を払いながら笑顔で答えるのだった。
「質問って?」
翔太の言葉で真顔に戻り口を開いた。
「さっきから隠れ家と言ってますが犯罪とかさせられませんよね?」
「それは大丈夫、逆に犯罪を取り締まるのが仕事だからね」
民間の警備組織と言ったところかな。
「所属してる人は皆が特殊能力者なんですか?」
「そうだよ、詳しく言うと研究所の関係者・・・かな」
研究所と言うのは父さんが働いている所だろう。
「後詳しい事が知りたかったら隠れ家に着いてから聞いてみてくれるかな」
「分かりました」
心配なのは俺や夏美は良いとしても千夏にやって行けるのか?
彼女が戦うには色々と足りないものが有る様に思える、手遅れに成る前に夏美に相談してみるかな。
車は1時間ほど走り1軒のアンドロイドメンテナンス店へと入って行った。
「着いたよ」
翔太は駐車場に車を停めると後部席の扉を開いた。
「ここが?」
「ここが私達の隠れ家よ、香織さんの所まで案内するから着いて来て」
紗理奈に連れられ、裏口から建物に入って行く3人。
「アンドロイドメンテナンスって国家免許が必要なんでしょ?」
「夏美は詳しいな」
「たまたま何かで読んだのよ」
「ここでは香織さんと楓さんが持ってるのよ」
意外とちゃんとした組織なのかも知れないな。
エレベーターに乗り込むとキーボックスを開け中のボタンを押した。
「このボタンを押すと地下の隠れ家に行けるからね」
「なるほど、本当に隠れ家だな」
「後で貴方達も鍵を貰えると思うわ」
「なんだかドキドキしてきちゃった」
おいおい、まさかここで電撃放出とか無いよな・・・
エレベーターの扉が開くとホテルのロビー風なエントランスが広がっていた。
「ここで休む人も結構多いのよ」
「色々食べ放題、飲み放題だからね」
そう言った翔太は手を振りカウンターの方へと行ってしまった。
「翔太は放って置いて行きましょう」
更に奥へ進み扉を1つ超えると、多数の機会が規則正しく並べられオペレーターが仕事をしてる部屋に辿り着いた。
「香織さんは奥のブースに居るから行きましょう」
部屋の隅にあるガラス張りの個室に入ると、香織が書類を食い入る様に見ている所だった。
「香織さん」
「いらっしゃい、紗理奈ありがとうね」
「いえいえどういたしまして、では私もエントランスでお茶してきます」
「ありがとうございました」
千夏が頭を下げると紗理奈は肩を軽く叩き、ウインクして部屋を出て行った。
「2人共座って頂戴」
拓哉と千夏は促されるままソファーへと腰を降ろす。
「色々聞きたい事が有ると思うけど、まずは渡す物が有るから先に済ますわね」
香織は2人の前にエレベーターの鍵、対アンドロイド用電子銃、身分証明の手帳、インカム、無線内蔵型万能リストバンドの5点をそれぞれ置いて行った。
「使い方はこの紙を見てね」
最後に1枚ずつ取り扱い説明書を渡した。
「どうも」
「ありがとうございます」
「私には? 私には何か無いの?」
「夏美には等身大専用アンドロイドをカスタムしてる所だから待ってね」
「私専用か・・・良いわね」
随分と本格的なんだな。
「後は貴方達のオペレーターを紹介するわね」
香織は内線電話で誰かを呼んだ。
「楓じゃなかったんだ」
「楓はオペレーター達の統括だからね」
何気に偉かったんだな。
「お待たせしました、五十嵐です」
「どうぞ入って来て頂戴」
少し小柄な少女は部屋に入ると、香織の隣り、拓哉達と向かい合った。
「この娘が貴方達のオペレーターを務める」
「五十嵐真琴です」
「それでこちらが拓哉君と千夏さん」
「どうも」
「よろしくお願いします」
「3人共新人同士仲良くね」
「私は夏美、よろしく!」
眼の前の机に置いてあった人形が突然話しかける。
「いやーーー」
真琴は香織にしがみつき必要以上に怯えるのだった。
「クスクス、面白い娘ね」
「コラ」
千夏が人形の頭を叩く。
「私の姉です、実は・・・」
千夏が経緯を簡単に説明すると、真琴も納得したようで何とか落ち着きを取り戻した。
「何か質問はあるかしら・・・無い様ね解散」
「ちょっと待って」
「拓哉悪いわね、今日は少し忙しいから次回話を聞くわ」
忙しいなら仕方が無いか。
「帰る前にエントランスで休んで行くと良いわ、真琴案内して上げてね」
「分かりました」
拓哉と千夏は軽く頭を下げて部屋を後にした。
エントランスは既に誰も居なくなっていた。
「座って待ってて下さい」
言われるがままソファーで待つと、真琴がコーヒーカップをお盆に乗せ帰って来た。
「お待たせしました」
差し出されたカップを其々が受け取る。
「お時間があれば少しお話を良いですか?」
「俺は構わないけど千夏は?」
「私も大丈夫です」
「ありがとうございます」
そう言うと真琴も同じ卓に着いた。
「早速ですが2人は何処まで進んでいるのです?」
「ブハッ・・・ゴホッゴホッ」
拓哉が口に含んだコーヒーを吹き出す。
「おい! 何か勘違いをしてるぞ」
「え? ご兄弟ですか?」
この娘の中には友人と言う選択肢は無いのか?
「俺と千夏は同じ大学に通い、住んでる部屋が隣同士なだけの友人だ」
「そうなんですね」
「それって気にする様な事か?」
「ここの人達って夫婦とか兄妹とか特別な関係の人が多いのですよね」
「そうなのか・・・」
「拓哉は私の許嫁よ!」
夏美が服のポケットから顔を出す。
「ややこしく成るから夏美は黙っててくれ」
「そうですよ・・・」
千夏が夏美をポケットの奥へ追いやるのだった。
「翔太さんと紗理奈さんも兄妹なんですよ、それと紗理奈さんは2人が通う大学の3年生に成ります」
学生だったのか・・・
「千夏、体調でも悪いのか?」
「ううん、大丈夫」
何か沈んだ様な表情なんだが、コーヒーが苦手なのか?
「貴重な時間をスミマセンでした、これから宜しくお願いします」
そう言うと真琴はその場を離れて行った。
「俺達も帰ろうか」
「はい・・・」
その後、2人はスーパーで夕食の材料を勝手帰ったのであった。
「あのう、事務所とは違う方へと向かってる様なんですが?」
「ああ、あそこはただの面接場所なのよ」
助手席に座る紗理奈が涼しい顔で答える。
「これから本当の隠れ家に案内するから、もう少し待ててくれるかな」
俺が見た所、翔太は冷静で常識的な様だ、一方紗理奈は頭で考えるより行動の方が早そうだな。
「所で千夏さんが最後に電撃を放出させたのは何なのかな?」
「それそれ! 私も気になるわ」
俺が意識を失ってた時に起きた事か、部屋の惨状を見る限りでは俺も知っときたい所だな。
「今回で2回目みたいなんですが、私には記憶が無いんです」
「私が説明するわ」
夏美は最初に何故千夏の体に同居してるのかを説明した。
「それで千夏の手術が行われた時に寝たきりの千夏には私の心臓は大きかったみたいで、収めるために金属で空間を作り心臓を入れたのよ」
夏美は少し間を置き千夏が冷静なのを確認してから続きを語りだした。
「ここからは私の予想だけど、千夏はある一定の速さ鼓動の速さね、それを超えると金属を介して全身に電気を纏わせるみたいね」
「それって制御出来ないのか?」
拓哉の言葉に千夏は黙って首を振った。
「隠れ家に着いたら香織や楓に相談してみたら?」
「拓哉ありがとう、そうしてみるわ」
「俺からも二人に質問が有るのですけど良いですか?」
「私の好み? それともエッチなサイズかな?」
紗理奈が嬉しそうに振り返り、拓哉にちょっかいを出す。
「興味が無いので大丈夫ですよ」
紗理奈の手を払いながら笑顔で答えるのだった。
「質問って?」
翔太の言葉で真顔に戻り口を開いた。
「さっきから隠れ家と言ってますが犯罪とかさせられませんよね?」
「それは大丈夫、逆に犯罪を取り締まるのが仕事だからね」
民間の警備組織と言ったところかな。
「所属してる人は皆が特殊能力者なんですか?」
「そうだよ、詳しく言うと研究所の関係者・・・かな」
研究所と言うのは父さんが働いている所だろう。
「後詳しい事が知りたかったら隠れ家に着いてから聞いてみてくれるかな」
「分かりました」
心配なのは俺や夏美は良いとしても千夏にやって行けるのか?
彼女が戦うには色々と足りないものが有る様に思える、手遅れに成る前に夏美に相談してみるかな。
車は1時間ほど走り1軒のアンドロイドメンテナンス店へと入って行った。
「着いたよ」
翔太は駐車場に車を停めると後部席の扉を開いた。
「ここが?」
「ここが私達の隠れ家よ、香織さんの所まで案内するから着いて来て」
紗理奈に連れられ、裏口から建物に入って行く3人。
「アンドロイドメンテナンスって国家免許が必要なんでしょ?」
「夏美は詳しいな」
「たまたま何かで読んだのよ」
「ここでは香織さんと楓さんが持ってるのよ」
意外とちゃんとした組織なのかも知れないな。
エレベーターに乗り込むとキーボックスを開け中のボタンを押した。
「このボタンを押すと地下の隠れ家に行けるからね」
「なるほど、本当に隠れ家だな」
「後で貴方達も鍵を貰えると思うわ」
「なんだかドキドキしてきちゃった」
おいおい、まさかここで電撃放出とか無いよな・・・
エレベーターの扉が開くとホテルのロビー風なエントランスが広がっていた。
「ここで休む人も結構多いのよ」
「色々食べ放題、飲み放題だからね」
そう言った翔太は手を振りカウンターの方へと行ってしまった。
「翔太は放って置いて行きましょう」
更に奥へ進み扉を1つ超えると、多数の機会が規則正しく並べられオペレーターが仕事をしてる部屋に辿り着いた。
「香織さんは奥のブースに居るから行きましょう」
部屋の隅にあるガラス張りの個室に入ると、香織が書類を食い入る様に見ている所だった。
「香織さん」
「いらっしゃい、紗理奈ありがとうね」
「いえいえどういたしまして、では私もエントランスでお茶してきます」
「ありがとうございました」
千夏が頭を下げると紗理奈は肩を軽く叩き、ウインクして部屋を出て行った。
「2人共座って頂戴」
拓哉と千夏は促されるままソファーへと腰を降ろす。
「色々聞きたい事が有ると思うけど、まずは渡す物が有るから先に済ますわね」
香織は2人の前にエレベーターの鍵、対アンドロイド用電子銃、身分証明の手帳、インカム、無線内蔵型万能リストバンドの5点をそれぞれ置いて行った。
「使い方はこの紙を見てね」
最後に1枚ずつ取り扱い説明書を渡した。
「どうも」
「ありがとうございます」
「私には? 私には何か無いの?」
「夏美には等身大専用アンドロイドをカスタムしてる所だから待ってね」
「私専用か・・・良いわね」
随分と本格的なんだな。
「後は貴方達のオペレーターを紹介するわね」
香織は内線電話で誰かを呼んだ。
「楓じゃなかったんだ」
「楓はオペレーター達の統括だからね」
何気に偉かったんだな。
「お待たせしました、五十嵐です」
「どうぞ入って来て頂戴」
少し小柄な少女は部屋に入ると、香織の隣り、拓哉達と向かい合った。
「この娘が貴方達のオペレーターを務める」
「五十嵐真琴です」
「それでこちらが拓哉君と千夏さん」
「どうも」
「よろしくお願いします」
「3人共新人同士仲良くね」
「私は夏美、よろしく!」
眼の前の机に置いてあった人形が突然話しかける。
「いやーーー」
真琴は香織にしがみつき必要以上に怯えるのだった。
「クスクス、面白い娘ね」
「コラ」
千夏が人形の頭を叩く。
「私の姉です、実は・・・」
千夏が経緯を簡単に説明すると、真琴も納得したようで何とか落ち着きを取り戻した。
「何か質問はあるかしら・・・無い様ね解散」
「ちょっと待って」
「拓哉悪いわね、今日は少し忙しいから次回話を聞くわ」
忙しいなら仕方が無いか。
「帰る前にエントランスで休んで行くと良いわ、真琴案内して上げてね」
「分かりました」
拓哉と千夏は軽く頭を下げて部屋を後にした。
エントランスは既に誰も居なくなっていた。
「座って待ってて下さい」
言われるがままソファーで待つと、真琴がコーヒーカップをお盆に乗せ帰って来た。
「お待たせしました」
差し出されたカップを其々が受け取る。
「お時間があれば少しお話を良いですか?」
「俺は構わないけど千夏は?」
「私も大丈夫です」
「ありがとうございます」
そう言うと真琴も同じ卓に着いた。
「早速ですが2人は何処まで進んでいるのです?」
「ブハッ・・・ゴホッゴホッ」
拓哉が口に含んだコーヒーを吹き出す。
「おい! 何か勘違いをしてるぞ」
「え? ご兄弟ですか?」
この娘の中には友人と言う選択肢は無いのか?
「俺と千夏は同じ大学に通い、住んでる部屋が隣同士なだけの友人だ」
「そうなんですね」
「それって気にする様な事か?」
「ここの人達って夫婦とか兄妹とか特別な関係の人が多いのですよね」
「そうなのか・・・」
「拓哉は私の許嫁よ!」
夏美が服のポケットから顔を出す。
「ややこしく成るから夏美は黙っててくれ」
「そうですよ・・・」
千夏が夏美をポケットの奥へ追いやるのだった。
「翔太さんと紗理奈さんも兄妹なんですよ、それと紗理奈さんは2人が通う大学の3年生に成ります」
学生だったのか・・・
「千夏、体調でも悪いのか?」
「ううん、大丈夫」
何か沈んだ様な表情なんだが、コーヒーが苦手なのか?
「貴重な時間をスミマセンでした、これから宜しくお願いします」
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