現代に生きる勇者の少年

マナピナ

文字の大きさ
42 / 69
4章 魔族ハンター

第42 帰社✕喫茶店

しおりを挟む
 圭介は建物に入ると受付の女性と警備の男性に会釈をしてエレベーターへと向かって行った。
4階で降りると一つしか無い扉を開けて中へ入っていく。

「ごくろうさまです」

受付嬢と警備員に再度会釈してさらに奥へと進んで行くと、智花が社長室の席へと座っているのが見えた。

 俺は思う、ここの警備はヤクザの事務所より気合が入ってるのでは無いかと・・・。

「ただいまー」

「おかえりなさい、手がかりは有った?」

「何も・・・人が多すぎるし、ピョンピョン飛んで探すわけにも行かないしね」

「そうよね、地道に探すしか無いのかしらね」

「そうだ、渋谷の支部に協力をお願いしてきたよ」

「そう、山上さんは元気だった?」

「ああ、山上の親分さんは、今でも最長期じゃないかと思えるほど元気だったよ」

智花は優しい微笑みを見せた。

「美樹と皐月はまだ戻ってないの?」

「そろそろ帰って来るとは思うけど、コーヒーどうぞ」

智花が給湯室で入れたコーヒーを圭介の座っている前に差し出す。

「いただきます」

圭介は嬉しそうにカップへ手を伸ばすのであった。




 美樹と皐月は秋葉原の駅へ向かい大通りを歩いている所であった。

「もう疲れたよー」

美樹は買い物した品を一杯に詰め込んだ袋を両手から離し地面に置いた

「仕方が無いわね、大体半分ずつ持てば良いものを、ジャンケンで決めようとか言った貴方が悪いのよ」

「そうだけど、少しだけティータイムにしようよ」

「良いわよ」

皐月も多少は後ろめたさが有るのか、素直に美樹の意見に賛成したのである。

「やった、そこの2階にメイド喫茶があるよ」

嬉しそうに階段へ有るき出す美樹の横を追い越し、1階にある少しばかりレトロな喫茶店へと入ったのである。

「いらっしゃいませ、2名様でよろしいですか?」

「ええ、タバコも吸わないわ」

「ご案内します」

ウエイトレスは笑顔で頭を下げると先頭を歩き始めた。

「こちらへどうぞ」

ウエイトレスに促され、席へ座る皐月と美樹。

「ご注文がお決まりになりましたらお声掛け下さい」

「待って、私はコーヒーをブラックで」

「私はクリームソーダー下さい」

「コーヒーのブラックとクリームソーダーですね、少々お待ち下さい」

ウエイトレスは礼儀よく対応し、店の奥へと歩いて行った。

「皐月ブラックで飲むんだ、凄いね」

「何が凄いんだか、それにしても意外と魔族っていたりするのね」

「え、分かるの?」

「まあね、ちょっとしたアイテムを使ってるからね」

「自分だけずるい」

美樹は剥れて外の景色を眺めだした、

「このクリームを瞼に塗りなさい」

美樹は言われた通り瞼に塗りまばたきをすると、驚きの顔を示したのだ。

「大声は止めてよ」

美樹が驚いたのは、他の人間とウエイトレスが完全にオーラの色が違うと言う事だった。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...