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4章 魔族ハンター
第47 サキュバス✕生気
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毎週土日は3人で智花さんの事務所へ向かうのだが、今日は西山家の高級車で美樹と皐月だけで行って貰った。
本来なら俺も事務所へ寄ってから、桜井組からの情報を調べる予定だったのだが、今朝目覚めたら智花さんからのメールで、胡桃が本体に変身した姿が送られて来たので、そちらを優先する事にしたのだ。
写メを見る限りでは背中にコウモリの様な翼、腰の付け根から生えた細いしっぽが先端でスペードの形をしている。
胡桃は間違いなくサキュバスである、男性の生気を吸い取ると言われてる魔族だ。
時には死に痛しめる事もあるが、まだ胡桃がそうと限った訳では無いので、まずは接触して判断する必要が有る。
「この街も独特だな、メイド喫茶に行ってみたいが次回にしとくか・・・」
圭介は皐月と違いメイン通りを普通に偵察して行くのだった。
数時間後、辺りも暗く成って来たし胡桃の店上がりも近いだろう。
圭介は店の入口が見える1本の木の陰に身を隠した。
「お疲れ様でした」
「お疲れ様、外も暗いから気を付けてね」
胡桃が店を出て歩き始めた、その後を俺は距離を置いて付いていく。
智花さんの報告通では分からなかった部分だが、すれ違う男性や立ち止ってる男性から僅かに発する生気を吸い取ってる様だな。
見逃しても構わない範囲ではある。
後を付けて暫くすると2人の男が胡桃に声を掛けてきた。
「君可愛いね、俺達と遊びに行かない? カラオケでも飲みでも何でもおごっちゃっうよ」
「エッチィ事もあり・・・?」
「もちろんさ、お姉さんがその気なら今すぐでもオッケーだよ」
「ふふふ」
胡桃は含み笑いをすると、人が1人通れるほどの路地へと入って行き、男達2は釣られる様に後を付いて消えて行った。
「魔族は魔族か・・・」
圭介は走り出し3人の入った路地へ飛び込むと、2人の男を瞬殺で殴り倒した。
「貴方はいったい・・・?」
「ここじゃ何だしビルの屋上へ行こうじゃないか、飛べるよなサキュバスの胡桃さん」
胡桃の目つきが変わったが大人しく屋上まで付いてきた。
さすが中級魔族だそれなりの覚悟も持っているのだろう。
胡桃は見た感じだと上手く共存出来てる様に思えていたんだが、勘違いだったのか?
「貴方は同族では無さそうね何者で、何の用があったのかしら?」
「率直に聞くが、あの男2人をどうするつもりだったんだ?」
「ほんの少し生気を頂くつもりだっただけよ、最近ではエリエール様も勇斗とも連絡が取れなくてね」
「エリエールに勇斗」
エリエールは分かるが勇兄が何故出てくるんだ?
「胡桃はなぜ勇者を知っている?」
「エリエール様の都合がつかない時に生気を分けて貰っていたのよね、勇斗の生気はご馳走だったわ」
本当にこの世界は共存共栄を願っていたんだな、胡桃の表情が緩みきっている。
「胡桃、俺の生気ならいくら吸ってもいいぞ」
俺は胡桃に近づき抱きしめた。
「あれ、これは勇斗・・・嫌違う本質は違うけど貴方の生気も凄いわ」
「それは嬉しいよ」
数分して胡桃は圭介から離れた、表情からは鋭さが抜け逆に赤らみモジモジしてる位である。
「貴方の名前は?」
「中野圭介、エリエールを助けたくて探してる」
「助ける?」
「ああ、耳に入ってると思うが、俺は西に君臨するマーベラルを倒す宿命なんでね」
圭介はプライベートナンバーも乗ってる名刺を渡し立ち去った。
「そうだ、必要な時は遠慮なく呼んでくれて良いからなー」
「中野圭介か・・・」
胡桃は圭介の名刺を大事そうに、胸にしまい込んだのであった。
本来なら俺も事務所へ寄ってから、桜井組からの情報を調べる予定だったのだが、今朝目覚めたら智花さんからのメールで、胡桃が本体に変身した姿が送られて来たので、そちらを優先する事にしたのだ。
写メを見る限りでは背中にコウモリの様な翼、腰の付け根から生えた細いしっぽが先端でスペードの形をしている。
胡桃は間違いなくサキュバスである、男性の生気を吸い取ると言われてる魔族だ。
時には死に痛しめる事もあるが、まだ胡桃がそうと限った訳では無いので、まずは接触して判断する必要が有る。
「この街も独特だな、メイド喫茶に行ってみたいが次回にしとくか・・・」
圭介は皐月と違いメイン通りを普通に偵察して行くのだった。
数時間後、辺りも暗く成って来たし胡桃の店上がりも近いだろう。
圭介は店の入口が見える1本の木の陰に身を隠した。
「お疲れ様でした」
「お疲れ様、外も暗いから気を付けてね」
胡桃が店を出て歩き始めた、その後を俺は距離を置いて付いていく。
智花さんの報告通では分からなかった部分だが、すれ違う男性や立ち止ってる男性から僅かに発する生気を吸い取ってる様だな。
見逃しても構わない範囲ではある。
後を付けて暫くすると2人の男が胡桃に声を掛けてきた。
「君可愛いね、俺達と遊びに行かない? カラオケでも飲みでも何でもおごっちゃっうよ」
「エッチィ事もあり・・・?」
「もちろんさ、お姉さんがその気なら今すぐでもオッケーだよ」
「ふふふ」
胡桃は含み笑いをすると、人が1人通れるほどの路地へと入って行き、男達2は釣られる様に後を付いて消えて行った。
「魔族は魔族か・・・」
圭介は走り出し3人の入った路地へ飛び込むと、2人の男を瞬殺で殴り倒した。
「貴方はいったい・・・?」
「ここじゃ何だしビルの屋上へ行こうじゃないか、飛べるよなサキュバスの胡桃さん」
胡桃の目つきが変わったが大人しく屋上まで付いてきた。
さすが中級魔族だそれなりの覚悟も持っているのだろう。
胡桃は見た感じだと上手く共存出来てる様に思えていたんだが、勘違いだったのか?
「貴方は同族では無さそうね何者で、何の用があったのかしら?」
「率直に聞くが、あの男2人をどうするつもりだったんだ?」
「ほんの少し生気を頂くつもりだっただけよ、最近ではエリエール様も勇斗とも連絡が取れなくてね」
「エリエールに勇斗」
エリエールは分かるが勇兄が何故出てくるんだ?
「胡桃はなぜ勇者を知っている?」
「エリエール様の都合がつかない時に生気を分けて貰っていたのよね、勇斗の生気はご馳走だったわ」
本当にこの世界は共存共栄を願っていたんだな、胡桃の表情が緩みきっている。
「胡桃、俺の生気ならいくら吸ってもいいぞ」
俺は胡桃に近づき抱きしめた。
「あれ、これは勇斗・・・嫌違う本質は違うけど貴方の生気も凄いわ」
「それは嬉しいよ」
数分して胡桃は圭介から離れた、表情からは鋭さが抜け逆に赤らみモジモジしてる位である。
「貴方の名前は?」
「中野圭介、エリエールを助けたくて探してる」
「助ける?」
「ああ、耳に入ってると思うが、俺は西に君臨するマーベラルを倒す宿命なんでね」
圭介はプライベートナンバーも乗ってる名刺を渡し立ち去った。
「そうだ、必要な時は遠慮なく呼んでくれて良いからなー」
「中野圭介か・・・」
胡桃は圭介の名刺を大事そうに、胸にしまい込んだのであった。
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