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5章 勇者と魔王
第52 開発✕接触
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期末テストも終わり2日間の休みへと入ったのだが、美樹だけが補習となり学校へと向かい、圭介と皐月は事務所に到着していた。
「2人共見て欲しい物があるのだけど良いかしら?」
皐月がソファーに座り小型のドローンを数機机に置いていた。
圭介と智花もソファーへ座ると、タブレットを智花に渡し操縦を任せた。
「あら、同時に何機も動かせる様に成ったのね」
皐月は頷き補足をした。
「それとね、圭介から浄化の成分をフィルムに混ぜてもらい、ドローンでも魔族を探せる様に成ってるわ」
「さすが皐月」
圭介は皐月の作ったドローンを手に取り絶賛した。
「あ、魔族と言えば胡桃は?」
「今日はまだ来てないわね」
首を振りながら智花が答える。
「そっか、そろそろエリエールの居場所を見つけて欲しい所だよな」
「そうね、無駄な争いをしない為にも早く話し合いの場を作りたい所ね」
智花と圭介の話を聞いていた皐月も頷くのであった。
美樹は午前中で補習を終えると、智花の事務所へと向かっていた。
街中の交差点で信号待ちをしてる所に胡桃が並んで立った。
「美樹さん、お疲れ様です」
「胡桃さん、これから事務所に行くのですか?」
「今日は美樹さんに大切な話がありまして、ここで待ってました」
「大切な話ですか・・・?」
「取り敢えず何処かお店に入りませんか?」
「良いですよ」
快く快諾すると美樹は胡桃の後を付いて歩き始めたのであった。
胡桃と美樹の間に2つのコーヒーカップが置かれると、ウエイトレスは丁寧なお辞儀をしてその場を離れて行った。
「それでお話とは?」
砂糖をコーヒーに入れながら美樹が尋ねると、ブラックのまま一口啜った胡桃が静かにカップを置き、真剣な顔で美樹に尋ねた。
「美樹さんは旅に出ている勇斗さんの詳しい事が知りたくありませんか?」
「勇斗兄さん?」
「実は勇斗さん、旅には出てなんていないのです」
「え?」
「既に亡くなられております」
美樹の顔から血の気が引いて行くのは誰が見ても分かる所だった。
「智花さんや圭介は知ってるの?」
「どうでしょう・・・」
勝手に接触した後ろめたさから、肝心な所を曖昧にした。
「魔王エリエール様の元に行かれれば詳しい事を教えて頂けますが、どうしますか?」
「私が1人で?」
「そうです、それがエリエール様の条件なのです」
勇斗兄さんの事はもちろん気になる、それに皆が探してる張本人から会いたいと言って来てるのだ。
アイテム袋もある。
いざとなれば戦う事も出来るだろう・・・嫌危害を加える気なら隙はいくらでも有った、ここは話を信じてもよさそうかな。
「会いに行くわ」
「分かりました」
2人は店を出ると駅へと向かい人並みに消えて行った。
「2人共見て欲しい物があるのだけど良いかしら?」
皐月がソファーに座り小型のドローンを数機机に置いていた。
圭介と智花もソファーへ座ると、タブレットを智花に渡し操縦を任せた。
「あら、同時に何機も動かせる様に成ったのね」
皐月は頷き補足をした。
「それとね、圭介から浄化の成分をフィルムに混ぜてもらい、ドローンでも魔族を探せる様に成ってるわ」
「さすが皐月」
圭介は皐月の作ったドローンを手に取り絶賛した。
「あ、魔族と言えば胡桃は?」
「今日はまだ来てないわね」
首を振りながら智花が答える。
「そっか、そろそろエリエールの居場所を見つけて欲しい所だよな」
「そうね、無駄な争いをしない為にも早く話し合いの場を作りたい所ね」
智花と圭介の話を聞いていた皐月も頷くのであった。
美樹は午前中で補習を終えると、智花の事務所へと向かっていた。
街中の交差点で信号待ちをしてる所に胡桃が並んで立った。
「美樹さん、お疲れ様です」
「胡桃さん、これから事務所に行くのですか?」
「今日は美樹さんに大切な話がありまして、ここで待ってました」
「大切な話ですか・・・?」
「取り敢えず何処かお店に入りませんか?」
「良いですよ」
快く快諾すると美樹は胡桃の後を付いて歩き始めたのであった。
胡桃と美樹の間に2つのコーヒーカップが置かれると、ウエイトレスは丁寧なお辞儀をしてその場を離れて行った。
「それでお話とは?」
砂糖をコーヒーに入れながら美樹が尋ねると、ブラックのまま一口啜った胡桃が静かにカップを置き、真剣な顔で美樹に尋ねた。
「美樹さんは旅に出ている勇斗さんの詳しい事が知りたくありませんか?」
「勇斗兄さん?」
「実は勇斗さん、旅には出てなんていないのです」
「え?」
「既に亡くなられております」
美樹の顔から血の気が引いて行くのは誰が見ても分かる所だった。
「智花さんや圭介は知ってるの?」
「どうでしょう・・・」
勝手に接触した後ろめたさから、肝心な所を曖昧にした。
「魔王エリエール様の元に行かれれば詳しい事を教えて頂けますが、どうしますか?」
「私が1人で?」
「そうです、それがエリエール様の条件なのです」
勇斗兄さんの事はもちろん気になる、それに皆が探してる張本人から会いたいと言って来てるのだ。
アイテム袋もある。
いざとなれば戦う事も出来るだろう・・・嫌危害を加える気なら隙はいくらでも有った、ここは話を信じてもよさそうかな。
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「分かりました」
2人は店を出ると駅へと向かい人並みに消えて行った。
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