55 / 69
5章 勇者と魔王
第55 信頼✕新装備
しおりを挟む
美樹と並んで歩く胡桃は彼女の異変に気が付いていた。
「美樹さん、魔王様とは良い話出来ませんでしたか?」
「そんな事ないわ、私自身覚悟を決めてたの・・・」
「それなら良いのですが」
今思えば何故本当の事を誰も教えて来れなかったのだろうか?
「胡桃、もしも圭介や智花さんが凄く大事な事を、私に内緒にして隠してたらどう思う?」
「そうですね・・・あのお二人でしたら考えが有っての事であり、美樹さんの為にだと思いますよ」
「そっか、そうだよね」
私は何を疑っていたのだろうか、もし騙されてたとしても圭介と智花さんなら構わない、今までそれだけの事をして来てもらったのだから。
もうすぐ夏休みに成る、まずは箱根の魔族が私のデビュー戦かな、圭介に色々教わらなきゃ・・・。
智花の事務所では皐月が新しい装備を完成させていた。
「このシューズは圭介が作ってくれた風の魔石を使ってるの」
「へえー」
「へーって、貴方2つ以上同時にスキル魔法使えないでしょう」
「なるほど、これを履けば姿を消したまま高速移動やジャンプが出来るのか」
「そうよ、私達も圭介並に早くはしれるしね」
「皐月は凄いな」
完成したシューズを抱きしめて顔を赤く染める皐月は、恋する乙女の様であった。
そんな2人に気も使わず智花が呼ぶ。
「2人とも胡桃は何処に行ってるか分かる?」
2人揃って同時に首を振る。
「これで2日目よね、何かあったのかしら?」
「余程強い魔族にでも出会わなければ大丈夫だと思うけど、あれでも中級で上位の実力あるからね」
「それなら良いけど・・・」
智花は拭いきれない様な心配が全身を覆っている事に冷や汗をかくほどであった。
日も暮れ始めた頃、美樹と胡桃が事務所へとやって来た。
「ただいまー」
「圭介さん、只今戻りました」
『おかえりー』
3人の声が笑顔でハモった、それだけ安心したのだろう。
早速皐月が新装備のシューズを見せて説明を始めてる。
「すごーい、ありがとう皐月」
「胡桃のもあるからね」
「ありがとうございます、これでさらに圭介さんのお力に成れます」
「アハハハ」
苦笑いをする圭介を美樹は、真剣な表情で見つめて居たのである
「圭介、良い話をしてる所悪いのだけど聞かせて欲しい事があるの」
「うん、何かな?」
「今日ね、絵里に招待されたから胡桃の案内で会って話をして来たわ」
智花・圭介・皐月までもが真剣な表情に戻った。
「そっか、まずは全員座りましょう」
「そうね」
皐月が一番近い所へ座った、何時もは圭介の横に座る美樹だったが、今日は向かい側に腰を降ろした。
「美樹、話を始める前に信じて欲しい事がある、俺や智花さんは嘘を付かないで疑問に答える」
美樹は頷いた。
「ただ、美樹に取っては過酷な現実に成ると思うけど覚悟は出来てると思って良いんだよね?」
この事務所に越してきて初めての張り詰めた緊張感が、部屋を包み込んでいる。
「覚悟は出来てる」
「わかった、まずは美樹の話から聞こうか」
場の空気を察したのか、胡桃は自分から率先して夕食の買い出しに出かけたのであった。
「美樹さん、魔王様とは良い話出来ませんでしたか?」
「そんな事ないわ、私自身覚悟を決めてたの・・・」
「それなら良いのですが」
今思えば何故本当の事を誰も教えて来れなかったのだろうか?
「胡桃、もしも圭介や智花さんが凄く大事な事を、私に内緒にして隠してたらどう思う?」
「そうですね・・・あのお二人でしたら考えが有っての事であり、美樹さんの為にだと思いますよ」
「そっか、そうだよね」
私は何を疑っていたのだろうか、もし騙されてたとしても圭介と智花さんなら構わない、今までそれだけの事をして来てもらったのだから。
もうすぐ夏休みに成る、まずは箱根の魔族が私のデビュー戦かな、圭介に色々教わらなきゃ・・・。
智花の事務所では皐月が新しい装備を完成させていた。
「このシューズは圭介が作ってくれた風の魔石を使ってるの」
「へえー」
「へーって、貴方2つ以上同時にスキル魔法使えないでしょう」
「なるほど、これを履けば姿を消したまま高速移動やジャンプが出来るのか」
「そうよ、私達も圭介並に早くはしれるしね」
「皐月は凄いな」
完成したシューズを抱きしめて顔を赤く染める皐月は、恋する乙女の様であった。
そんな2人に気も使わず智花が呼ぶ。
「2人とも胡桃は何処に行ってるか分かる?」
2人揃って同時に首を振る。
「これで2日目よね、何かあったのかしら?」
「余程強い魔族にでも出会わなければ大丈夫だと思うけど、あれでも中級で上位の実力あるからね」
「それなら良いけど・・・」
智花は拭いきれない様な心配が全身を覆っている事に冷や汗をかくほどであった。
日も暮れ始めた頃、美樹と胡桃が事務所へとやって来た。
「ただいまー」
「圭介さん、只今戻りました」
『おかえりー』
3人の声が笑顔でハモった、それだけ安心したのだろう。
早速皐月が新装備のシューズを見せて説明を始めてる。
「すごーい、ありがとう皐月」
「胡桃のもあるからね」
「ありがとうございます、これでさらに圭介さんのお力に成れます」
「アハハハ」
苦笑いをする圭介を美樹は、真剣な表情で見つめて居たのである
「圭介、良い話をしてる所悪いのだけど聞かせて欲しい事があるの」
「うん、何かな?」
「今日ね、絵里に招待されたから胡桃の案内で会って話をして来たわ」
智花・圭介・皐月までもが真剣な表情に戻った。
「そっか、まずは全員座りましょう」
「そうね」
皐月が一番近い所へ座った、何時もは圭介の横に座る美樹だったが、今日は向かい側に腰を降ろした。
「美樹、話を始める前に信じて欲しい事がある、俺や智花さんは嘘を付かないで疑問に答える」
美樹は頷いた。
「ただ、美樹に取っては過酷な現実に成ると思うけど覚悟は出来てると思って良いんだよね?」
この事務所に越してきて初めての張り詰めた緊張感が、部屋を包み込んでいる。
「覚悟は出来てる」
「わかった、まずは美樹の話から聞こうか」
場の空気を察したのか、胡桃は自分から率先して夕食の買い出しに出かけたのであった。
0
あなたにおすすめの小説
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる