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5章 勇者と魔王
第54 心境✕決意
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私はハンカチで涙を拭いた。
この絵里と言う魔王は本当の事を言っているのか、信じても良いのだろうか?
余りの驚きで泣いてしまったが確信が何1つ無いでは無いか。
「絵里さん、貴方が言った事には信憑性が無いのだけど?」
「そうね、それは信じてもらうしかないわ」
絵里が嘘を付いているようには見えない、本当の話だとして何故私だけを呼んで話したのだろう。
「美樹さんが考えてる事は大体分かるわ、そこで本題なのだけど良いかしら?」
「どうぞ」
絵里の話では美樹の心臓、嫌勇者の心臓が動いてる限り次の勇者が誕生しないと言う事らしい。
それを解決するには2通り、美樹自身が死亡すれば5歳の少年の中から適任の子が勇者に育つと言う。
もう1つは白い勾玉を持ち、美樹自身が勇者として生きて行くと言う方法だ。
「白と黒の勾玉は見た事があるわ」
美樹は思い出すような顔をしながら答えた。
「探す手間は無いと言う事ね、白は勇者、黒は相方の魔術師になるわ」
圭介と同じ勇者に成り、智花さんが相棒に成るのか・・・。
「今決めてくれるかな」
絵里が急かす。
ベッドにいる事が多かった私が人の為に役立てる、やってみたい。
絵里が微笑み手を差し伸べた、それを美樹は快く握ったのである。
「勇者になるわ」
そう言えば1つ忘れてた事があった。
「絵里、緑の勾玉は知ってる?」
「緑、緑、聞いた事無いわ」
美樹は皐月が持つ緑の勾玉について話を聞かせた。
「その娘が仲間でいてくれれば心強いわ、最近は人間も凶暴に成って来てるからね」
「そもそも、勇者と魔王は敵対するんでは無いの?」
「本や映画の影響ね、本来勇者は人間の秩序を守り、暴発した魔族を魔王と共に納める事、魔法も似た様な者よ」
勇斗兄さんが守ってた世界は私がしっかりと受け継ぐからね。
「絵里、圭介は何故この世界に現れたのか知ってるの?」
「分からないわ、知っている事は魔王マーベラルも同時出現したって事だけよ」
「そうですか」
「ただ彼は世界のバランスを知ってる様で安心したわ、魔族もマーベラルに付いた者だけを倒してる様ですしね」
「今後どうするんですか?」
「私は本調子では無いから直接対決はむりかな、でも大阪・京都・奈良以外は完全に抑え込んだわ」
思い出した様に絵里は手をポンと叩いた。
「そうだ、箱根にマーベラル側の残党が残ってるわ、何回か偵察兼ねて何人かを送ったのだけど帰って来なかったわ」
「相当強いと言う事ですか?」
「そうね、高級魔族がいるのかも知れないわ、こっちの高級魔族は関西方面に出払ってるから・・・」
「私達に頼みたいと?」
「無理にとは言わないけど、遅くなれば犠牲も出て行くかもね」
この問題は帰ってから皆に相談した方が良いかな・・・。
「今日話す事は終わりかな、美樹さんからは何か有る?」
「いいえ、まだ心の整理が出来てなくて」
「そうよね、でも勇者の件だけはお願いね」
「失礼します」
美樹は会釈をすると立ち上がり部屋を出た。
この絵里と言う魔王は本当の事を言っているのか、信じても良いのだろうか?
余りの驚きで泣いてしまったが確信が何1つ無いでは無いか。
「絵里さん、貴方が言った事には信憑性が無いのだけど?」
「そうね、それは信じてもらうしかないわ」
絵里が嘘を付いているようには見えない、本当の話だとして何故私だけを呼んで話したのだろう。
「美樹さんが考えてる事は大体分かるわ、そこで本題なのだけど良いかしら?」
「どうぞ」
絵里の話では美樹の心臓、嫌勇者の心臓が動いてる限り次の勇者が誕生しないと言う事らしい。
それを解決するには2通り、美樹自身が死亡すれば5歳の少年の中から適任の子が勇者に育つと言う。
もう1つは白い勾玉を持ち、美樹自身が勇者として生きて行くと言う方法だ。
「白と黒の勾玉は見た事があるわ」
美樹は思い出すような顔をしながら答えた。
「探す手間は無いと言う事ね、白は勇者、黒は相方の魔術師になるわ」
圭介と同じ勇者に成り、智花さんが相棒に成るのか・・・。
「今決めてくれるかな」
絵里が急かす。
ベッドにいる事が多かった私が人の為に役立てる、やってみたい。
絵里が微笑み手を差し伸べた、それを美樹は快く握ったのである。
「勇者になるわ」
そう言えば1つ忘れてた事があった。
「絵里、緑の勾玉は知ってる?」
「緑、緑、聞いた事無いわ」
美樹は皐月が持つ緑の勾玉について話を聞かせた。
「その娘が仲間でいてくれれば心強いわ、最近は人間も凶暴に成って来てるからね」
「そもそも、勇者と魔王は敵対するんでは無いの?」
「本や映画の影響ね、本来勇者は人間の秩序を守り、暴発した魔族を魔王と共に納める事、魔法も似た様な者よ」
勇斗兄さんが守ってた世界は私がしっかりと受け継ぐからね。
「絵里、圭介は何故この世界に現れたのか知ってるの?」
「分からないわ、知っている事は魔王マーベラルも同時出現したって事だけよ」
「そうですか」
「ただ彼は世界のバランスを知ってる様で安心したわ、魔族もマーベラルに付いた者だけを倒してる様ですしね」
「今後どうするんですか?」
「私は本調子では無いから直接対決はむりかな、でも大阪・京都・奈良以外は完全に抑え込んだわ」
思い出した様に絵里は手をポンと叩いた。
「そうだ、箱根にマーベラル側の残党が残ってるわ、何回か偵察兼ねて何人かを送ったのだけど帰って来なかったわ」
「相当強いと言う事ですか?」
「そうね、高級魔族がいるのかも知れないわ、こっちの高級魔族は関西方面に出払ってるから・・・」
「私達に頼みたいと?」
「無理にとは言わないけど、遅くなれば犠牲も出て行くかもね」
この問題は帰ってから皆に相談した方が良いかな・・・。
「今日話す事は終わりかな、美樹さんからは何か有る?」
「いいえ、まだ心の整理が出来てなくて」
「そうよね、でも勇者の件だけはお願いね」
「失礼します」
美樹は会釈をすると立ち上がり部屋を出た。
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