私立 悪役学園へようこそ!

てぃー☆ちゃー

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奪われたギャラクシーロボ!? 奇跡の超雷炎合体! グレートレイジューク!!

第20話 奪われたギャラクシーロボ!? 奇跡の超雷炎合体! グレートレイジューク!! 7

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 私は顔をにやけさせると、倒壊して飛んできた施設の一部に身を隠し人がいない事を確認します。監視カメラも厄介ですから端末を操作し光学魔法を使い、姿を消して更に施設の周りに広がる林に移動。身を隠してから端末を取り出して魔力を集中させます。

 HERO施設は魔遮陣が多いので複雑な魔法は作動するまでに時間がかかりますね。

 足元には光輝く奇怪な魔法陣が浮かび上がり、黒い靄に包まれて体を覆い隠すと私の姿は私の理想へと変貌します。

「………ダークネスマッスル、遊ばせて貰おう。来るがいい! ギャラクシースラッシュ!」

 ギャラクシースラッシュとギャラクシーバスターの機体には、私が魔力を籠めた魔晶石が使用されているようだ。バスターには先ほどの博士が乗っているので呼べないが、スラッシュの方は無人操作の様子。つまりは干渉が出来るということ。
 私は伏せの体制になったギャラクシースラッシュの口から中に入り込み、コックピットと思われる所に到達。
 無人のシートに腰かけると、両手をこすり合わせてから二本のレバーを握りしめた。

「行くぞ! ギャラクシースラッシュ! ふはははははははは!!」

 テンションが上がってきた! 巨大ロボットの操作が出来る日が来るとは思わなかったからな!

『ぬう! どういうことじゃ!? 一体どうしたのじゃ! ギャラクシースラッシュ!』

 シートの前に作られていた大きめのスクリーンにマッド博士がドアップで映り込んできた。
 まあ先ほどまで遠隔とはいえ自分で操作していた機体、コントロールが奪われたら驚くのは仕方のない事だろう。
 えーっと、返事をするにはどうすればいいんだ?
 ああ、えーっと。通信ボタン? これか?

『なんじゃ貴様! そこで何をやっておる!』
「まあ気にするな、通りすがりの悪役だ」
『何を馬鹿な事を! ええい、今すぐそこから出るのじゃ!』
『お前はっ!? なんでこんなところに!!』

 マッド博士だけでなく、シャッフラー側にもオレの声が届いているようだ。操作方法が良くわからないが、とりあえず足元のペダルが前進で、逆のペダルを踏むと後退…。ハンドルレバーで方向転換? このレバーのボタンはなんだ?
 試しに押すと背中の上のブレードがくるくる回る。
 なるほど。じゃあ逆のボタンは?
 軽い衝撃と共に犬型のロボの両肩からミサイルが飛んで行った。施設にぶつかり爆炎を生み出している。

「…なるほど」
『貴様っ! 何をしているっ!』
「操縦の確認だ、何せ巨大なロボットの操作など初めてだからな」
『どうやってそこに入った!』
「こいつの方から尻尾を振ってくれたからな。ゆっくりと歩いて乗り込んだのだよ」
『そんな馬鹿な話がっ』
「おお、流石はヒーローの機体。きちんとマニュアルも積んでいるではないか。博士よ、しばらく自動操縦のままで良いぞ。しばしマニュアルに目を通すことにしよう。何、少々遊びたいだけだ」
『おぬしは…何者じゃ』
「ダークネスマッスルと名乗っている。ただの悪役だ」
『何を目的としている!』
「散歩をしてたら面白い見世物に出くわしただけだ。先ほども言ったであろう?『遊び』だよ」
『ふん、よかろう。小生の邪魔だけはするなよ!』
「善処しよう」

 レバーから手を離して操作マニュアルに目を通し、ページをめくる事にする。
 うるさいから通信も切ってしまおう。
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