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てぃー☆ちゃー

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奪われたギャラクシーロボ!? 奇跡の超雷炎合体! グレートレイジューク!!

第21話 奪われたギャラクシーロボ!? 奇跡の超雷炎合体! グレートレイジューク!! 8

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「大体わかったぞ」

 通信をオンにして博士に声をかけた。
 とは言う物の、操縦方法と一部の武装の使い方やダッシュなどの基本操作しか読んでいないが。

『そうか、じゃあのう。この辺ぐるっと回りながら適当に施設を破壊してみせよ』
「承知した」

 レバーを握りしめてアクセルペダルを踏みこみ、高いビル目掛けてダッシュ!
 ビルの目の前で方向転換をしつつ背中のブレードを展開させてビルを切断させた!
 全長20m近い大きさの四足歩行のロボットが颯爽と走り回る様は圧巻であろうな。コックピットから見える視界の高さはなかなかの迫力である。

『ほほう? 思っていたよりは良い動きをするのう』
「ゲームの様なものだな。ただ建物を破壊するだけなのはそこまで面白くもない」
『安心せい、そろそろ来るはずじゃ』
「くる?」

 私の疑問に応えてくれたのは、スラッシュに備わっているセンサーだった。
 スラッシュの向きを変えてモニターを望遠に、遠目からこちらに向かって1台の車がサイレンを光らせて走って来るのが映し出されている。

『チェーンジ!』

 走り込んできた車が変型をして人型に変わる!
 白を基調としたカラーリングに赤いラインが入る。胸元にはBRのエンブレムが輝き、鎧武者の様な冠が光輝く二足歩行のロボットに変型をした。
 背の高さはスラッシュと同程度、先ほど見たマニュアルによると10mとあったから同じくらいのサイズだな。
 こいつは『機械仕掛けの勇者達(マシーナリブレイバーズ)』だ!

『勇者救助(ブレイブレスキュー)隊のジュークだ! これより救命活動に入る!』
「きょっきょっきょっきょっきょっ………ついに来たな勇者きゅ~助隊よ、小生の最きょ~傑作が相手をしてやるのじゃ」

 開口と同時にギャラクシーバスターの背中の砲が火を噴いた! しかしジュークは軽やかな身のこなしでそれを回避すると、こちらを睨みつけて口を開く。

『ここには私の救助を待つ人々が多くいる! 邪魔をしないで貰いたい!』
『バキャめ! この惨状をもたらしたのがそもそも小生達じゃ!』
『そのエンブレムは銀河戦線ギャラクシーの物であろう! 正義の使者たるお前達がなんでこんな事を行う必要がある!』
『知れたきょとを! 小生の作ったマシンの性能テストに決まっておろうが! 射撃きゅん練が済んだら実戦! これに尽きるのじゃ!』
『馬鹿な! ギャラクシーがこんな事を許すはずが…』
「簡単な話よ、奪った。それだけだ」
『その姿は………照合完了、4月に暴れまわり巨大化までした鬼、ダークネスマッスル!』
「その通りよ。このギャラクシービーストは既に我々の物。せっかく手に入れたおもちゃ、使わずに済ませるなど勿体の無い事はしないさ」

 私はそこでニヤリと笑みを浮かべる。
 そして私と同様に悪い笑みを浮かべたマッド博士が次の言葉を出した。

『そして小生のターゲットが、貴様というわけじゃ! 同じ戦線シリーズのメカでの戦闘データはもう充分じゃ! 本当ならばダイナミックマン辺りと戦いたかったが、まあ貴様ら機械仕掛けの勇者達も十分な戦闘相手である!』

 なるほど、奪った後に脱出しなかったのは戦線シリーズ以外の敵との戦闘が目的だったか。



「さて、では尋常に…勝負!」

 私はレバーを前方に倒しつつ、ブーストボタンを押して加速する。
 加速による加重が体に心地よい。速度をあげつつ背中のアームに繋がるブレードを展開! だがこんな大ぶりの武器がいきなり当たるとも思えない。

『ふっ!』

 こちらの予想通りそのブレードをジュークが避ける。しゃがんで避けるのではなく一気に下がった。

「読んでおったわ!」

 私はダッシュボタンと同時押しの近接武器を操作、ギャラクシースラッシュの前足の爪が熱を持つ。

「ギャラクシーヒートクロー!」
『があっ!!』

 スラッシュの爪が敵を穿ち吹き飛ばす! 身長こそ同じサイズだがこちらは獣の形。全長で言えば25m近くあるため、でかい。攻撃範囲も広いのだ。人間が虎や獅子に素手で勝てないように同じサイズの獣型のロボット、速度もこちらが上で重量もこちらが重い!
 これで吹き飛ばない訳がない!

『くそ、流石ギャラクシービーストというべきか』
『当然なのじゃ! やはり貴様程度のポンコツロボでは戦闘データを取るにも値せぬかもしれんのう』

 倒れこんだジュークに対して砲撃をいくつも打ち込んでゆく!

『ぐはあっ!』

 ジュークが爆音に包まれて更に吹き飛んだ! これは大ダメージであろう。

「ふはは! そろそろトドメといくか!」
『そうは行かない!』

 その瞬間、言葉と共に機銃がこちらに向かって掃射される!
 私も博士もジャンプ一つで後ろに飛び上がり距離を取る。

『なに奴!』

 機銃が発射された方に視線を向けると、そこにはいつの間にやら大型のヘリコプターがこちらに銃口を向けていた。
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