47 / 84
わくわくのダンジョン研修
第46話 わくわくのダンジョン研修 20
しおりを挟む
30層のボス部屋の休憩室でポータル更新を行い、31層に足を進めます。
「31層からは密林ステージ、しかも常に夜なんだ」
「へえ、今がただ夜なのではなくて常に夜なのですね?」
「そうらしい。31層は敵がどこから来るかわかんねえから攻撃を察知してから反撃してたんだが満足に進めなくてな、ここで詰まっちまったんだ」
「つまり、朝が来てから進もうとしたのに朝が来なくて音を上げたです?」
「ぐぬっ…まあそういうことだ」
「なるほど、まあ今も囲まれてますしね」
「マジか! …敵いねえじゃねえか」
「弾君は鈍感です。モテないですよ?」
「関係ないだろ! てかほんとに敵いるのかよ」
「見えない敵ですね。気配もほとんどしないですが、敵もこちらを注視してる感じはしないですね」
「わかるのか? すげえな冒険者」
「この程度基本です! 弾君はもっと感覚を磨くべきです。敵は匂いで知るです」
「私の感知能力は匂いではありませんが」
私の場合は魔石から発せられる魔力の感知です。
「匂いかよ…破面のせいで匂いはあんまりわかんねえんだよな。優さんは何で感知してるんだ?」
「魔力ですよ。分かりませんか?」
「魔力かよ。そっちは才能がねえんだよ、てかどうやって鍛えるんだそれ」
「どうやるんでしょうか?」
「おいおい」
なんというか、気が付いたら出来るようになっていただけですので。
「まあ今出来ないことを嘆いてもしょうがないですね」
光の魔法を使い姿を隠している敵がいるようですので、その光の魔法を上書する事にします。
「光と影の現身…これで見えますか?」
離れた場所に見えるのは派手派手しい赤い花をつけた背の高い植物です。ひまわりのような形に、根っこの近くから大量の触手が見えています。
「植物系のモンスターですね」
「モンスターなら殺気とかで感知出来ると思うんだがなあ」
「あの手の植物は無意識に範囲内の生き物を襲うので、相当研ぎ澄まされていないと殺気なんかは感知出来ないと思います」
「匂いなら一発です!」
「歩き回るタイプではなさそうなので、弾君。お願いします」
「お、おう」
弾君が拳銃を持ち上げて見えるようになった植物モンスターを打ち抜く弾君。
「こんなに簡単に…」
「適材適所ですね」
「修行不足とも言うです」
「ぐぬ…」
「ほら、反撃飛んできますよ」
植物の種っぽい物がこちらに飛んできます。
私とゆかなさんは弾君の後ろに待機です。50層までは弾君にお任せ。
「なんかずるい気がするんだが」
「文句言うなです! HEROならか弱い市民を守るです!」
私は襲う側です。
「か弱い…?」
「なにか言ったですか?」
「なんでもないです」
結局この階層は姿を偽装する植物タイプモンスターが色々出てきました。
単純に他の植物に擬態する物から、先ほどのように魔法を用いて隠れるものまで様々です。
対人…というか対怪人ですか? に特化している弾君とは相性が悪いモンスターばかりの様です。
私やゆかなさんが敵を感知して場所を教えて、弾君が拳銃で攻撃して敵を倒す形が確立しました。場所さえ分かれば破面ライダーと化した弾君の火力は過剰気味です。
破面化したら銃の火力が上がるのはどういう理屈なのでしょうか。
「31層からは密林ステージ、しかも常に夜なんだ」
「へえ、今がただ夜なのではなくて常に夜なのですね?」
「そうらしい。31層は敵がどこから来るかわかんねえから攻撃を察知してから反撃してたんだが満足に進めなくてな、ここで詰まっちまったんだ」
「つまり、朝が来てから進もうとしたのに朝が来なくて音を上げたです?」
「ぐぬっ…まあそういうことだ」
「なるほど、まあ今も囲まれてますしね」
「マジか! …敵いねえじゃねえか」
「弾君は鈍感です。モテないですよ?」
「関係ないだろ! てかほんとに敵いるのかよ」
「見えない敵ですね。気配もほとんどしないですが、敵もこちらを注視してる感じはしないですね」
「わかるのか? すげえな冒険者」
「この程度基本です! 弾君はもっと感覚を磨くべきです。敵は匂いで知るです」
「私の感知能力は匂いではありませんが」
私の場合は魔石から発せられる魔力の感知です。
「匂いかよ…破面のせいで匂いはあんまりわかんねえんだよな。優さんは何で感知してるんだ?」
「魔力ですよ。分かりませんか?」
「魔力かよ。そっちは才能がねえんだよ、てかどうやって鍛えるんだそれ」
「どうやるんでしょうか?」
「おいおい」
なんというか、気が付いたら出来るようになっていただけですので。
「まあ今出来ないことを嘆いてもしょうがないですね」
光の魔法を使い姿を隠している敵がいるようですので、その光の魔法を上書する事にします。
「光と影の現身…これで見えますか?」
離れた場所に見えるのは派手派手しい赤い花をつけた背の高い植物です。ひまわりのような形に、根っこの近くから大量の触手が見えています。
「植物系のモンスターですね」
「モンスターなら殺気とかで感知出来ると思うんだがなあ」
「あの手の植物は無意識に範囲内の生き物を襲うので、相当研ぎ澄まされていないと殺気なんかは感知出来ないと思います」
「匂いなら一発です!」
「歩き回るタイプではなさそうなので、弾君。お願いします」
「お、おう」
弾君が拳銃を持ち上げて見えるようになった植物モンスターを打ち抜く弾君。
「こんなに簡単に…」
「適材適所ですね」
「修行不足とも言うです」
「ぐぬ…」
「ほら、反撃飛んできますよ」
植物の種っぽい物がこちらに飛んできます。
私とゆかなさんは弾君の後ろに待機です。50層までは弾君にお任せ。
「なんかずるい気がするんだが」
「文句言うなです! HEROならか弱い市民を守るです!」
私は襲う側です。
「か弱い…?」
「なにか言ったですか?」
「なんでもないです」
結局この階層は姿を偽装する植物タイプモンスターが色々出てきました。
単純に他の植物に擬態する物から、先ほどのように魔法を用いて隠れるものまで様々です。
対人…というか対怪人ですか? に特化している弾君とは相性が悪いモンスターばかりの様です。
私やゆかなさんが敵を感知して場所を教えて、弾君が拳銃で攻撃して敵を倒す形が確立しました。場所さえ分かれば破面ライダーと化した弾君の火力は過剰気味です。
破面化したら銃の火力が上がるのはどういう理屈なのでしょうか。
0
あなたにおすすめの小説
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
【完結】婚約者なんて眼中にありません
らんか
恋愛
あー、気が抜ける。
婚約者とのお茶会なのにときめかない……
私は若いお子様には興味ないんだってば。
やだ、あの騎士団長様、素敵! 確か、お子さんはもう成人してるし、奥様が亡くなってからずっと、独り身だったような?
大人の哀愁が滲み出ているわぁ。
それに強くて守ってもらえそう。
男はやっぱり包容力よね!
私も守ってもらいたいわぁ!
これは、そんな事を考えているおじ様好きの婚約者と、その婚約者を何とか振り向かせたい王子が奮闘する物語……
短めのお話です。
サクッと、読み終えてしまえます。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです
聖女じゃない私の奇跡
あんど もあ
ファンタジー
田舎の農家に生まれた平民のクレアは、少しだけ聖魔法が使える。あくまでもほんの少し。
だが、その魔法で蝗害を防いだ事から「聖女ではないか」と王都から調査が来ることに。
「私は聖女じゃありません!」と言っても聞いてもらえず…。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる