102 / 115
第九章 ゴーレム、体を張る
第八十二話 ゴーレムと赤い蟻
しおりを挟む
探知の魔法で蟻人族を逃さない様に後を尾行する。尾行じゃないか、ただ追いかけているだけだ。
向こうも追いかけてくるのが分かっているからか、働き蟻がたびたび追加される。それを順繰り片付けながら司令蟻を追いかけると文字通りの蟻の塊が見えてくる。
探知に人間の反応が多数入って来る。先ほどの冒険者ギルドより人数が更に多い。
やはり結界を張って立てこもっているようだ。
そしてそこには司令蟻達が5体、5人か?
オレが追い回していた蟻人族もそこに合流している。
清蓮、おそらく敵の本隊と思われる場所についた。今までで一番敵が多いし司令蟻も多い。
『了解しました、お待ちください。ゴートさんが司令蟻は全滅させないで周りの蟻を倒すにとどめておくようにとの事です』
『テイツォにゃ! アイレインから聞くにそこは街の代表達の集会所らしいにゃ! お偉いさんが隠れているにゃ!』
中には冒険者ギルド以上の人が避難しているみたいだ。
『アイレインがお願いしてきたにゃ! 家が近いから家族が避難してるかもしれないって』
了解、とだけ伝えておいてくれ。
念話をしながらも蟻が群れで襲い掛かって来る。オレはアイスワールドで敵を倒しつつ、前進を試みるが前に出ることが出来ない。
出来るだけ働き蟻はここで削りたいから敵が来るのは別にいいのだが、でかい攻撃をすると結界を破壊しちゃうかもしれない。
ぬう、ジレンマだ。
剣を振り回して敵を薙ぎ払い、体当たりをしてくる蟻達の攻撃は避けれずにくらう。その顎で噛みついて来る敵も多いが、アイスワールドで凍らせて粉々にしていく。
こうやって愚直に突撃してくる蟻をいつまでも相手にするしかないな。やろうと思えば全部吹き飛ばせるけど、それをするとこの辺が更地になっちゃうし結界も持たないだろう。
『シオ様! 蟻達に動きがあります! 東の方角へ徐々に移動していくようです』
なるほど。じゃあ追いかけるようにオレも東に移動するか。
『ゴートさんが冒険者ギルドに向かいました。街内に残った蟻の掃討するチームを作るそうです。猫もそちらに同行しています』
了解。まだ敵はかなりの数がいるから警告したほうがいいな。テイ、聞こえる?
『聞こえるにゃ! ゴートと冒険者ギルドについたにゃ! ゴートがギルドマスターと話をするにゃ』
冒険者ギルドの周りの敵はある程度減らしたけど、まだまだ数が多いはずだ。そこら辺を考慮した人選をするように言ってくれ。あとオレに攻撃してくるなって事と極力近寄らないよう伝えておいて! 邪魔だし凹むから!
『にゃあ、確かに戦ってるシオは危険にゃ。でもあんまり大技を出すのはやめるにゃ。家屋に逃げ込んだ人がまだいるかもしれにゃいにゃ』
気を付けるよ。
『お前は今どこにいるにゃ?』
街の中央部のでかい建物の近くだな。視界が蟻で埋まってるくらい敵が多いからまだこっちには近寄らないようにした方がいい。
『了解にゃ! 伝えるにゃ!』
オレはこの建物の周りの敵をある程度片付けたら蟻の追撃に向かうから、そっちの解放が済んだら連絡をくれ。オレも移動する前に連絡する。
『にゃ!』
清蓮とテイツォに連絡を終えると、オレの体に強い衝撃が走って横側に吹き飛ばされた!
くそっ! 突然なんだ!?
側面に顔を向けると、そこには今までの蟻よりも二回り以上大きいサイズの真っ赤な蟻が3匹いた。
その1匹がオレの体を顎で挟み込むと、オレを持ち上げる。
重力魔法、解除!
咄嗟に体の軽減を抑えて抵抗する、流石に重量オーバーだったのかオレを放す。
オレは地面に落とされた後、再び重力魔法で体の重さを軽減させて姿勢を正す。
真っ赤な蟻達がこちらを睨んでいるように見える。
まあ蟻だから見られているだけなんですけど。
一匹が体当たりを掛けてくる!
動きが早く避けられない為、オレは赤蟻の顎を両手で抑え込んで踏ん張った。
先ほどと違い吹き飛ばされなかったが、少し後ろに押し出された。
足元が少しめり込む。
アイスワールド!
オレが魔法を発動する瞬間に、赤蟻は首を振るってオレの手から逃げるとそのままその場から飛びのいた。
蟻ってジャンプなんか出来るんだ?
静観していた他の二匹は近くの建物を顎で挟み込んで持ち上げる、そしてそれをオレ目がけて投げ込んできた。
飛んできた建物を拳で粉砕する。しかし、その建物の影から先ほど飛びのいた赤蟻が顔をしならせて顎の側面でオレを薙ぎ払った!
くそ、いい威力じゃねえか!
重力軽減する間もなく吹き飛ばされて、建物を貫通して横の通りまで吹き飛ばされた!
体にダメージはないが面倒だな。
崩れていく建物の上から赤蟻が顔を出すと、尻を向けてオレに勢いよく振り下ろしてきた! 針が見える! 蟻に針なんか付いてるのか!
オレの体に針は刺さらず、地面にめり込む!
チャンス!
拳を蟻のお腹にぶち込む! 甲殻を潰して腹の中まで腕が入る! お腹の部分は結構柔らかい!
爆発!
腹の中で炎の魔法を発動させて、赤い蟻のお腹が吹き飛んだ。
まだピクピク動いているが、こいつはもうダウンだろう。
オレは残りの二匹に目……のような空洞を向ける、しかしその二匹は踵を返してその場から離れていった。そして入れ替わるように大量の黒い色の通常サイズの蟻がオレに群がって来る!
結局こいつらの相手か! アイスワールド!
かなりの数に囲まれて圧し掛かられたタイミングで氷結魔法を発動し、オレの周りの蟻達を凍らせて片付けた。
蟻達が凍り付き霧散してようやく視界が晴れると、周りに蟻達の姿は見当たらなかった。
『大半の蟻達が街から逃げていきます! シオ様! やりましたね!』
清蓮か。
『はい。ジエイカンさんから遠くを見える魔道具をお借りしました。街中のほぼすべての地区から蟻達が撤退していきます!』
わかった、逃げてない残った連中は……。
『そっちは任せるにゃ! 軍団でいにゃいにゃら地元の連中が踏ん張るにゃ!』
オレはとりあえず連中が逃げてった先に行く。また戻って来た時は街中よりも外で迎撃したほうが戦いやすいからね。ついでに逃げて来る蟻を適当に片付けるよ。
『ゴートに伝えるにゃ! シオ!ご苦労様だにゃ! 蟻を追い払うにゃんてすごいにゃ!』
かなりの数に逃げられたから、また来るかもしれないけどね。
念のため見張ってるよ。夜通し動いてたんだから、みんなは適当なタイミングで休むといいよ。
『頼むにゃ!』
『分かりました、合流してから休みますね』
こっち来るの?
『シオ様の近くが一番安全でしょうから』
なるほど。
向こうも追いかけてくるのが分かっているからか、働き蟻がたびたび追加される。それを順繰り片付けながら司令蟻を追いかけると文字通りの蟻の塊が見えてくる。
探知に人間の反応が多数入って来る。先ほどの冒険者ギルドより人数が更に多い。
やはり結界を張って立てこもっているようだ。
そしてそこには司令蟻達が5体、5人か?
オレが追い回していた蟻人族もそこに合流している。
清蓮、おそらく敵の本隊と思われる場所についた。今までで一番敵が多いし司令蟻も多い。
『了解しました、お待ちください。ゴートさんが司令蟻は全滅させないで周りの蟻を倒すにとどめておくようにとの事です』
『テイツォにゃ! アイレインから聞くにそこは街の代表達の集会所らしいにゃ! お偉いさんが隠れているにゃ!』
中には冒険者ギルド以上の人が避難しているみたいだ。
『アイレインがお願いしてきたにゃ! 家が近いから家族が避難してるかもしれないって』
了解、とだけ伝えておいてくれ。
念話をしながらも蟻が群れで襲い掛かって来る。オレはアイスワールドで敵を倒しつつ、前進を試みるが前に出ることが出来ない。
出来るだけ働き蟻はここで削りたいから敵が来るのは別にいいのだが、でかい攻撃をすると結界を破壊しちゃうかもしれない。
ぬう、ジレンマだ。
剣を振り回して敵を薙ぎ払い、体当たりをしてくる蟻達の攻撃は避けれずにくらう。その顎で噛みついて来る敵も多いが、アイスワールドで凍らせて粉々にしていく。
こうやって愚直に突撃してくる蟻をいつまでも相手にするしかないな。やろうと思えば全部吹き飛ばせるけど、それをするとこの辺が更地になっちゃうし結界も持たないだろう。
『シオ様! 蟻達に動きがあります! 東の方角へ徐々に移動していくようです』
なるほど。じゃあ追いかけるようにオレも東に移動するか。
『ゴートさんが冒険者ギルドに向かいました。街内に残った蟻の掃討するチームを作るそうです。猫もそちらに同行しています』
了解。まだ敵はかなりの数がいるから警告したほうがいいな。テイ、聞こえる?
『聞こえるにゃ! ゴートと冒険者ギルドについたにゃ! ゴートがギルドマスターと話をするにゃ』
冒険者ギルドの周りの敵はある程度減らしたけど、まだまだ数が多いはずだ。そこら辺を考慮した人選をするように言ってくれ。あとオレに攻撃してくるなって事と極力近寄らないよう伝えておいて! 邪魔だし凹むから!
『にゃあ、確かに戦ってるシオは危険にゃ。でもあんまり大技を出すのはやめるにゃ。家屋に逃げ込んだ人がまだいるかもしれにゃいにゃ』
気を付けるよ。
『お前は今どこにいるにゃ?』
街の中央部のでかい建物の近くだな。視界が蟻で埋まってるくらい敵が多いからまだこっちには近寄らないようにした方がいい。
『了解にゃ! 伝えるにゃ!』
オレはこの建物の周りの敵をある程度片付けたら蟻の追撃に向かうから、そっちの解放が済んだら連絡をくれ。オレも移動する前に連絡する。
『にゃ!』
清蓮とテイツォに連絡を終えると、オレの体に強い衝撃が走って横側に吹き飛ばされた!
くそっ! 突然なんだ!?
側面に顔を向けると、そこには今までの蟻よりも二回り以上大きいサイズの真っ赤な蟻が3匹いた。
その1匹がオレの体を顎で挟み込むと、オレを持ち上げる。
重力魔法、解除!
咄嗟に体の軽減を抑えて抵抗する、流石に重量オーバーだったのかオレを放す。
オレは地面に落とされた後、再び重力魔法で体の重さを軽減させて姿勢を正す。
真っ赤な蟻達がこちらを睨んでいるように見える。
まあ蟻だから見られているだけなんですけど。
一匹が体当たりを掛けてくる!
動きが早く避けられない為、オレは赤蟻の顎を両手で抑え込んで踏ん張った。
先ほどと違い吹き飛ばされなかったが、少し後ろに押し出された。
足元が少しめり込む。
アイスワールド!
オレが魔法を発動する瞬間に、赤蟻は首を振るってオレの手から逃げるとそのままその場から飛びのいた。
蟻ってジャンプなんか出来るんだ?
静観していた他の二匹は近くの建物を顎で挟み込んで持ち上げる、そしてそれをオレ目がけて投げ込んできた。
飛んできた建物を拳で粉砕する。しかし、その建物の影から先ほど飛びのいた赤蟻が顔をしならせて顎の側面でオレを薙ぎ払った!
くそ、いい威力じゃねえか!
重力軽減する間もなく吹き飛ばされて、建物を貫通して横の通りまで吹き飛ばされた!
体にダメージはないが面倒だな。
崩れていく建物の上から赤蟻が顔を出すと、尻を向けてオレに勢いよく振り下ろしてきた! 針が見える! 蟻に針なんか付いてるのか!
オレの体に針は刺さらず、地面にめり込む!
チャンス!
拳を蟻のお腹にぶち込む! 甲殻を潰して腹の中まで腕が入る! お腹の部分は結構柔らかい!
爆発!
腹の中で炎の魔法を発動させて、赤い蟻のお腹が吹き飛んだ。
まだピクピク動いているが、こいつはもうダウンだろう。
オレは残りの二匹に目……のような空洞を向ける、しかしその二匹は踵を返してその場から離れていった。そして入れ替わるように大量の黒い色の通常サイズの蟻がオレに群がって来る!
結局こいつらの相手か! アイスワールド!
かなりの数に囲まれて圧し掛かられたタイミングで氷結魔法を発動し、オレの周りの蟻達を凍らせて片付けた。
蟻達が凍り付き霧散してようやく視界が晴れると、周りに蟻達の姿は見当たらなかった。
『大半の蟻達が街から逃げていきます! シオ様! やりましたね!』
清蓮か。
『はい。ジエイカンさんから遠くを見える魔道具をお借りしました。街中のほぼすべての地区から蟻達が撤退していきます!』
わかった、逃げてない残った連中は……。
『そっちは任せるにゃ! 軍団でいにゃいにゃら地元の連中が踏ん張るにゃ!』
オレはとりあえず連中が逃げてった先に行く。また戻って来た時は街中よりも外で迎撃したほうが戦いやすいからね。ついでに逃げて来る蟻を適当に片付けるよ。
『ゴートに伝えるにゃ! シオ!ご苦労様だにゃ! 蟻を追い払うにゃんてすごいにゃ!』
かなりの数に逃げられたから、また来るかもしれないけどね。
念のため見張ってるよ。夜通し動いてたんだから、みんなは適当なタイミングで休むといいよ。
『頼むにゃ!』
『分かりました、合流してから休みますね』
こっち来るの?
『シオ様の近くが一番安全でしょうから』
なるほど。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる