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第一章
5話
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「何故、夜の学校に集まることになってるの?」
「俺に聞かれてもな……クラスの奴がメールしてきたからだろ」
クラスの一人から、クラス男子全員に一斉メールが来た。
内容は「今日の夜九時、クラスメイト男子は学校の校門に集合」とのことだった。
「神崎に会長も……来てくれたんだな!」
「お前が主催者か……」
「夜の学校は立ち入り禁止のはずなのですが、何の用ですか?」
家でのんびりしていた俺は当然やる気などなく、ため息をついては面倒くさそうという態度を見せた。紅蓮はというと、校則を守る会長として主催者を叱っていた。
「まあまあ、それはちゃんと説明しますから、こっちに来てくれ!」
「……」
紅蓮の説教など無視するように、俺と紅蓮の服を引っ張り、皆が集まっているとこに連れて行こうとするクラスの一人。
紅蓮は俺に助けを求めるように視線を俺のほうに向けてきた。
何も言わず、俺のほうを見るときは大抵が助けを求めているときだ。
「とりあえず、此処にクラスメイト全員を集めた理由を聞いてからでもいいんじゃないか?」
「……うん」
納得した紅蓮と主催者の話を聞くことになった。
「クラスメイトの男子の皆、よく集まってくれた! 俺達は、あと半年でこの高校を卒業する。だから思い出作りと度胸試しのため、肝試し大会を開催する! もちろん、男だけ集めたのも度胸試しということで、全員一人ずつ回ってもらう。皆、準備はいいか!」
「おー!」
皆の掛け声と共に思い出作りと男達の度胸試しの肝試し大会が始まった。
「ルールは至ってシンプル。今から地図を配るから、その地図に書いてあるルート通りに歩き、最後に立ち寄る場所にお札があるから、それを手にした者から、元の場所である、この校門に戻って来るというルールだ!」
盛り上がっている状態で、帰るということは、男として度胸がないということだ。
それこそ、新聞部の標的にされること間違いなし。
「校門の鍵は昼に職員室から盗んできたので、安心していい! さあ、学校へ侵入するぞー! まずは一人目―!」
一人目が学校の中へと入り、五分経ってから二人目が向かうという形だ。
俺は面倒だと思ったが、クラスメイトとの思い出作りだと知ってからは心が躍った。
しかし、夜の学校は立ち入り禁止。
いくら思い出作りだとはいえ、生徒の鏡である生徒会長の紅蓮は黙っていないだろうと思い、紅蓮のほうにふと視線を向けた。
「紅蓮。会長として、注意しなくていいのか?」
紅蓮は俺の予想外の行動をしていた。
紅蓮は自分の順番が来るまでの時間潰しなのか、携帯のライトを使って読書をしていた。
「クラスメイト男子全員が団結したら、僕でも止めるのは不可能。それにみんな……楽しそうだから」
「……そうか」
俺はその言葉を聞いて嬉しかった。何故なら、紅蓮が学校の校則よりも、クラスメイトの意見を優先したからだ。だけど、紅蓮の身体は微かだが、震えているように見えた。
「紅蓮、寒いのか?」
「別に……」
なんだろう、違和感を覚える。確かに少し肌寒いとは思う。だが、紅蓮の場合は寒いだけで震えているわけではないと思った。
「次は会長と神崎の番だぜ!」
「あ、あぁ。わかった」
「わかりました」
クラスメイトに声をかけられ、紅蓮との話は中断された。
紅蓮が俺の先に学校の中に入った。その五分後、俺も学校の中に入った。
「ルート通りに行って、札を取ってくるだけってこんなにも簡単なんだな」
俺はホラーやオカルトを一切信じないし、怖くもない。
だから、夜の学校に入っても別にどうということはなかった。
俺は校門で俺の先に学校に入った紅蓮を待つことにした。
「俺に聞かれてもな……クラスの奴がメールしてきたからだろ」
クラスの一人から、クラス男子全員に一斉メールが来た。
内容は「今日の夜九時、クラスメイト男子は学校の校門に集合」とのことだった。
「神崎に会長も……来てくれたんだな!」
「お前が主催者か……」
「夜の学校は立ち入り禁止のはずなのですが、何の用ですか?」
家でのんびりしていた俺は当然やる気などなく、ため息をついては面倒くさそうという態度を見せた。紅蓮はというと、校則を守る会長として主催者を叱っていた。
「まあまあ、それはちゃんと説明しますから、こっちに来てくれ!」
「……」
紅蓮の説教など無視するように、俺と紅蓮の服を引っ張り、皆が集まっているとこに連れて行こうとするクラスの一人。
紅蓮は俺に助けを求めるように視線を俺のほうに向けてきた。
何も言わず、俺のほうを見るときは大抵が助けを求めているときだ。
「とりあえず、此処にクラスメイト全員を集めた理由を聞いてからでもいいんじゃないか?」
「……うん」
納得した紅蓮と主催者の話を聞くことになった。
「クラスメイトの男子の皆、よく集まってくれた! 俺達は、あと半年でこの高校を卒業する。だから思い出作りと度胸試しのため、肝試し大会を開催する! もちろん、男だけ集めたのも度胸試しということで、全員一人ずつ回ってもらう。皆、準備はいいか!」
「おー!」
皆の掛け声と共に思い出作りと男達の度胸試しの肝試し大会が始まった。
「ルールは至ってシンプル。今から地図を配るから、その地図に書いてあるルート通りに歩き、最後に立ち寄る場所にお札があるから、それを手にした者から、元の場所である、この校門に戻って来るというルールだ!」
盛り上がっている状態で、帰るということは、男として度胸がないということだ。
それこそ、新聞部の標的にされること間違いなし。
「校門の鍵は昼に職員室から盗んできたので、安心していい! さあ、学校へ侵入するぞー! まずは一人目―!」
一人目が学校の中へと入り、五分経ってから二人目が向かうという形だ。
俺は面倒だと思ったが、クラスメイトとの思い出作りだと知ってからは心が躍った。
しかし、夜の学校は立ち入り禁止。
いくら思い出作りだとはいえ、生徒の鏡である生徒会長の紅蓮は黙っていないだろうと思い、紅蓮のほうにふと視線を向けた。
「紅蓮。会長として、注意しなくていいのか?」
紅蓮は俺の予想外の行動をしていた。
紅蓮は自分の順番が来るまでの時間潰しなのか、携帯のライトを使って読書をしていた。
「クラスメイト男子全員が団結したら、僕でも止めるのは不可能。それにみんな……楽しそうだから」
「……そうか」
俺はその言葉を聞いて嬉しかった。何故なら、紅蓮が学校の校則よりも、クラスメイトの意見を優先したからだ。だけど、紅蓮の身体は微かだが、震えているように見えた。
「紅蓮、寒いのか?」
「別に……」
なんだろう、違和感を覚える。確かに少し肌寒いとは思う。だが、紅蓮の場合は寒いだけで震えているわけではないと思った。
「次は会長と神崎の番だぜ!」
「あ、あぁ。わかった」
「わかりました」
クラスメイトに声をかけられ、紅蓮との話は中断された。
紅蓮が俺の先に学校の中に入った。その五分後、俺も学校の中に入った。
「ルート通りに行って、札を取ってくるだけってこんなにも簡単なんだな」
俺はホラーやオカルトを一切信じないし、怖くもない。
だから、夜の学校に入っても別にどうということはなかった。
俺は校門で俺の先に学校に入った紅蓮を待つことにした。
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