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第一章
6話
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「神崎、俺たちより出てくるの早いなー」
「やっぱ神崎は夜の学校に入っても平気なのか?」
「幽霊の類が見えるわけでもないしな……別に怖くない」
クラスメイトの男子半分以上が札を取ってきては、校門に集まってきた。
俺はソイツ等とたわいもない会話をしては紅蓮の帰りを待っていた。
が、紅蓮以外のクラス全員が校門に集合しても、紅蓮の姿だけはなかった。
「おい、紅蓮はまだ戻ってきてないのか?」
俺は心配になって、クラスの奴に聞いた。
「え? そういや会長の姿見てない気が……おい、お前達は見たか?」
「いや、見てない」
「僕も見てない。……って、神崎!?」
(まだ戻ってきてないなら、紅蓮は学校の中か!)
俺は慌てて学校の中へと向かった。
俺と話している時、紅蓮の様子がおかしかった。
妙に震えている気がしたので、寒いかと思った。だけど、あれは怖いものが苦手だっていう前振りだったってことじゃねぇか。
俺は地図に書いてあるルート通りに行ったが、紅蓮の姿はなかった。
「紅蓮。一体、何処にいるんだよ!」
そういえば、クラスの奴らが紅蓮の姿を見てないと言った。地図のルート通りに行って、誰にもすれ違うことがないなんて、ありえない。
「まさか……」
俺は地図には書いてないルートを探すことにした。
「紅蓮!」
「…冬夜…」
紅蓮は案の定、地図には書いてない空き教室の隅っこで膝を抱えたまま座り込んでい室の隅っこで膝を抱えたまま座り込んでいた。
「紅蓮。お前、暗い所が苦手だったんだな」
「うん。だけど、暗い所だけじゃない。怖いものも苦手……だから、夜の学校なんて幽霊とか出そうで、正直、気が乗らなかった。でも、クラスメイトとの最後の思い出作りだって思ったら……」
「紅蓮」
俺は震えてる紅蓮を抱きしめ、頭を撫でた。
「紅蓮、俺がついてるから大丈夫だ。一緒に校門まで戻ろう」
「うん……ありがとう、冬夜」
「っ……」
抱きしめていたせいか、紅蓮の顔が近く、紅蓮の鼓動が伝わって、吐息までかかりそうになった。俺の鼓動も急激に早くなった。
それは、忘れようと思っていた恋心が、再び燃え上がった瞬間でもあった。
「やっぱ神崎は夜の学校に入っても平気なのか?」
「幽霊の類が見えるわけでもないしな……別に怖くない」
クラスメイトの男子半分以上が札を取ってきては、校門に集まってきた。
俺はソイツ等とたわいもない会話をしては紅蓮の帰りを待っていた。
が、紅蓮以外のクラス全員が校門に集合しても、紅蓮の姿だけはなかった。
「おい、紅蓮はまだ戻ってきてないのか?」
俺は心配になって、クラスの奴に聞いた。
「え? そういや会長の姿見てない気が……おい、お前達は見たか?」
「いや、見てない」
「僕も見てない。……って、神崎!?」
(まだ戻ってきてないなら、紅蓮は学校の中か!)
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俺と話している時、紅蓮の様子がおかしかった。
妙に震えている気がしたので、寒いかと思った。だけど、あれは怖いものが苦手だっていう前振りだったってことじゃねぇか。
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そういえば、クラスの奴らが紅蓮の姿を見てないと言った。地図のルート通りに行って、誰にもすれ違うことがないなんて、ありえない。
「まさか……」
俺は地図には書いてないルートを探すことにした。
「紅蓮!」
「…冬夜…」
紅蓮は案の定、地図には書いてない空き教室の隅っこで膝を抱えたまま座り込んでい室の隅っこで膝を抱えたまま座り込んでいた。
「紅蓮。お前、暗い所が苦手だったんだな」
「うん。だけど、暗い所だけじゃない。怖いものも苦手……だから、夜の学校なんて幽霊とか出そうで、正直、気が乗らなかった。でも、クラスメイトとの最後の思い出作りだって思ったら……」
「紅蓮」
俺は震えてる紅蓮を抱きしめ、頭を撫でた。
「紅蓮、俺がついてるから大丈夫だ。一緒に校門まで戻ろう」
「うん……ありがとう、冬夜」
「っ……」
抱きしめていたせいか、紅蓮の顔が近く、紅蓮の鼓動が伝わって、吐息までかかりそうになった。俺の鼓動も急激に早くなった。
それは、忘れようと思っていた恋心が、再び燃え上がった瞬間でもあった。
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