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一章
三話 それは懐かしい再会
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「朱里にしちゃ、なかなかいい物を選んだな」
「なによ~。これでも自信作なんだからね!?」
「冗談だ。……緋翠、着心地はどうだ?」
「こんな綺麗なもの私には勿体ないです。いくらですか?」
大きい椿の花が着物に描かれていて、とても美しい。今まで生まれてこの方、こんないい着物を着たことはないから落ち着かない。
「気にしなくていい。それは俺がお前に似合うと思ったから買っただけだ。朱里、あとで代金を払いに来る。それと俺は今から緋翠と散策をしてくる」
「わかった。桜ノ国は美味しいもので溢れてるからさ! きっと緋翠ちゃんも気に入ると思う」
「朱里。相変わらず食い意地が張ってるな」
「なにを~! 緋翠ちゃん、楽しんでおいで」
朱里さんにポンっと肩を叩かれた。
「っ……!」
日頃から殴れていたせいか、反射的に身体がビクッと跳ねてしまう。……怖い。朱里さんが私に暴力を振るわないとわかっている。それでも植え付けられたトラウマは簡単には消えない。
「緋翠ちゃん!?」
「朱里。お前は触れないほうがいい。……緋翠、少し休もうか」
「……はい」
「休むところにちょうどいい場所があるんだ。歩けないのなら肩を貸すぞ」
「私は一人で歩けます」
「そうか」
私の身体を支えようとする庵様。
ごめんなさい。
やっぱり、まだ触れられるのは怖いみたい。
二人を不快にさせていないだろうか? 出会ったばかりだけど、二人には嫌われたくない。
こんなにみすぼらしく、何処の馬の骨ともわからない女を庵様は助けてくれた。
普通なら私がどこの生まれの者か、どうして崖から飛び降りようとしたのか根掘り葉掘り聞くはずなのに……。何故か庵様は私に何一つ聞いてこない。
「緋翠」
「なんですか?」
朱里さんと分かれたあと、私たちは歩き出した。
「この国は一年中、桜の木が咲いていると話したよな」
「そうですね。今も歩くたび、目に入ります。この桜たちを見ていると気分が落ち着きます。桜はいつも私に元気を与えてくれました。桜は春にしか見ることは出来ないんですけど、それでも桜を見るとすごく癒されるんです」
今までループしてきた前世でも、桜には思い出がある。
「っ……」
「庵様?」
「なんでもない」
庵様が口元を隠している?なぜだろう?
心無しか、庵様のお顔が赤いような気がする。私の見間違いかしら。
「ここなら、ゆっくり休めるだろう? 俺のことは気にせず座れ」
「ありがとうございます」
桜ノ国の出口とも言える場所にたどり着いた。そこはとても静寂で、だけど空気が澄んでいて、そこから桜ノ国が見渡せた。とても素敵な場所なのだけれど、どこか寂しい。
ここには一本だけ木があった。……桜、なのだろうか? 私は桜の近くに腰を下ろした。ここにいると懐かしい感じがするのは何故だろう。
「悪かったな。宿に泊めるためとはいえ、その前に連れ出してしまって。お前も疲れているのに」
「いえ、そんな……! むしろ、庵様には申し訳ないことをしました」
「着物のことか?」
「はい……」
「朱里も言っていただろう? あれは使用人のだ。今までどんな暮らしをしていたのかはわからないが、これからは我慢しなくていいんだぞ」
「……聞かないんですか?」
「なにをだ?」
「私の生まれがどこかとか……。もし、桜ノ国を知るためだけに送り込まれた刺客だったりしたら……」
「命を落とそうとしていた緋翠がスパイ? それこそありえない話だ。なんだ? それとも聞いてほしいのか?」
「いえ……、そういうわけではなくてですね。見ず知らずの私の命を救ってくれただけではなく、その日のうちに自分の国に迎え入れるだなんて普通はしませんから。庵様は私にとって神様みたいな人なんです」
「神、か。かつてこの木も他の桜のように花を咲かせていたんだ」
「……」
やっぱり桜だったんだ。けれど、今は花一つ咲いていない。
「この桜には神が宿っていた」
「宿って、いた?」
「今はいないんだ。けれど、他の桜とは違う雰囲気があるだろう? だから、桜ノ国の住人は皆この桜を御神木として称えている。願いを叶えてほしいときは必ずこの桜の木に祈るんだ」
「そうなんですね……」
この桜から神様がいなくなってしまったから、この桜は枯れてしまった。
巫女の力なら、この桜を再び生き返らせることが出来るのだろうか? もし出来たとしても、私にはその力も才能もない。命を救ってもらった代わりに私も庵様の助けになりたかった。
「それにお前は見ず知らずの女なんかじゃない」
「……え?」
「独り言だ、気にしなくていい。……それに、話したくない秘密の一つや二つ、誰にだってある。だから俺はお前に何があったか深く聞かない。それだけだ」
「……」
その秘密は庵様にもあるのだろうか?
「いずれお前が話したくなったら話すといい。その時は俺もお前の話を全て受け止めてやる」
「そんなに大した話じゃないですよ」
「崖から身を投げ出すほどだ。よっぽど今の状況がつらかったんだろう?」
「今はもう大丈夫です。桜ノ国には私を虐める人はいませんから」
「そうか……」
庵様は目を伏せた。そして、それ以上、私のことを聞くことはなかった。
「いい天気だな」
「そうですね。ここにいるとなんだか眠くなってしまいます」
ちょうどお昼を過ぎた頃。最近はあたたかくなってきた。
夜に外に出ても寒くない季節のはずだが、私の部屋は凍てつくように寒かった。それはわかりきっていた。
母からの重圧、卯月からの罵倒や暴力。眠るまで重労働を強いられた。私の心と身体は既に限界だったんだ。
だけど、ここは違う。あたたかくて、心地が良い。気持ちいい風が身体に当たり、御神木には鳥たちが止まり、歌を歌っている。それが眠気を誘う。
「……緋翠?」
「……んっ……」
「寝てしまったか」
「……」
「ずっとお前を捜していた。やっと会えたな、緋翠」
薄れゆく意識の中、唇に微かな熱を感じた。これは夢? それとも……。
「なによ~。これでも自信作なんだからね!?」
「冗談だ。……緋翠、着心地はどうだ?」
「こんな綺麗なもの私には勿体ないです。いくらですか?」
大きい椿の花が着物に描かれていて、とても美しい。今まで生まれてこの方、こんないい着物を着たことはないから落ち着かない。
「気にしなくていい。それは俺がお前に似合うと思ったから買っただけだ。朱里、あとで代金を払いに来る。それと俺は今から緋翠と散策をしてくる」
「わかった。桜ノ国は美味しいもので溢れてるからさ! きっと緋翠ちゃんも気に入ると思う」
「朱里。相変わらず食い意地が張ってるな」
「なにを~! 緋翠ちゃん、楽しんでおいで」
朱里さんにポンっと肩を叩かれた。
「っ……!」
日頃から殴れていたせいか、反射的に身体がビクッと跳ねてしまう。……怖い。朱里さんが私に暴力を振るわないとわかっている。それでも植え付けられたトラウマは簡単には消えない。
「緋翠ちゃん!?」
「朱里。お前は触れないほうがいい。……緋翠、少し休もうか」
「……はい」
「休むところにちょうどいい場所があるんだ。歩けないのなら肩を貸すぞ」
「私は一人で歩けます」
「そうか」
私の身体を支えようとする庵様。
ごめんなさい。
やっぱり、まだ触れられるのは怖いみたい。
二人を不快にさせていないだろうか? 出会ったばかりだけど、二人には嫌われたくない。
こんなにみすぼらしく、何処の馬の骨ともわからない女を庵様は助けてくれた。
普通なら私がどこの生まれの者か、どうして崖から飛び降りようとしたのか根掘り葉掘り聞くはずなのに……。何故か庵様は私に何一つ聞いてこない。
「緋翠」
「なんですか?」
朱里さんと分かれたあと、私たちは歩き出した。
「この国は一年中、桜の木が咲いていると話したよな」
「そうですね。今も歩くたび、目に入ります。この桜たちを見ていると気分が落ち着きます。桜はいつも私に元気を与えてくれました。桜は春にしか見ることは出来ないんですけど、それでも桜を見るとすごく癒されるんです」
今までループしてきた前世でも、桜には思い出がある。
「っ……」
「庵様?」
「なんでもない」
庵様が口元を隠している?なぜだろう?
心無しか、庵様のお顔が赤いような気がする。私の見間違いかしら。
「ここなら、ゆっくり休めるだろう? 俺のことは気にせず座れ」
「ありがとうございます」
桜ノ国の出口とも言える場所にたどり着いた。そこはとても静寂で、だけど空気が澄んでいて、そこから桜ノ国が見渡せた。とても素敵な場所なのだけれど、どこか寂しい。
ここには一本だけ木があった。……桜、なのだろうか? 私は桜の近くに腰を下ろした。ここにいると懐かしい感じがするのは何故だろう。
「悪かったな。宿に泊めるためとはいえ、その前に連れ出してしまって。お前も疲れているのに」
「いえ、そんな……! むしろ、庵様には申し訳ないことをしました」
「着物のことか?」
「はい……」
「朱里も言っていただろう? あれは使用人のだ。今までどんな暮らしをしていたのかはわからないが、これからは我慢しなくていいんだぞ」
「……聞かないんですか?」
「なにをだ?」
「私の生まれがどこかとか……。もし、桜ノ国を知るためだけに送り込まれた刺客だったりしたら……」
「命を落とそうとしていた緋翠がスパイ? それこそありえない話だ。なんだ? それとも聞いてほしいのか?」
「いえ……、そういうわけではなくてですね。見ず知らずの私の命を救ってくれただけではなく、その日のうちに自分の国に迎え入れるだなんて普通はしませんから。庵様は私にとって神様みたいな人なんです」
「神、か。かつてこの木も他の桜のように花を咲かせていたんだ」
「……」
やっぱり桜だったんだ。けれど、今は花一つ咲いていない。
「この桜には神が宿っていた」
「宿って、いた?」
「今はいないんだ。けれど、他の桜とは違う雰囲気があるだろう? だから、桜ノ国の住人は皆この桜を御神木として称えている。願いを叶えてほしいときは必ずこの桜の木に祈るんだ」
「そうなんですね……」
この桜から神様がいなくなってしまったから、この桜は枯れてしまった。
巫女の力なら、この桜を再び生き返らせることが出来るのだろうか? もし出来たとしても、私にはその力も才能もない。命を救ってもらった代わりに私も庵様の助けになりたかった。
「それにお前は見ず知らずの女なんかじゃない」
「……え?」
「独り言だ、気にしなくていい。……それに、話したくない秘密の一つや二つ、誰にだってある。だから俺はお前に何があったか深く聞かない。それだけだ」
「……」
その秘密は庵様にもあるのだろうか?
「いずれお前が話したくなったら話すといい。その時は俺もお前の話を全て受け止めてやる」
「そんなに大した話じゃないですよ」
「崖から身を投げ出すほどだ。よっぽど今の状況がつらかったんだろう?」
「今はもう大丈夫です。桜ノ国には私を虐める人はいませんから」
「そうか……」
庵様は目を伏せた。そして、それ以上、私のことを聞くことはなかった。
「いい天気だな」
「そうですね。ここにいるとなんだか眠くなってしまいます」
ちょうどお昼を過ぎた頃。最近はあたたかくなってきた。
夜に外に出ても寒くない季節のはずだが、私の部屋は凍てつくように寒かった。それはわかりきっていた。
母からの重圧、卯月からの罵倒や暴力。眠るまで重労働を強いられた。私の心と身体は既に限界だったんだ。
だけど、ここは違う。あたたかくて、心地が良い。気持ちいい風が身体に当たり、御神木には鳥たちが止まり、歌を歌っている。それが眠気を誘う。
「……緋翠?」
「……んっ……」
「寝てしまったか」
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