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一章
五話 迷子の子供①
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私が桜ノ国に来て、十日が経った。
私は庵様の家で寝泊まりしている。
神無月家にいた頃とは比べものにならないほど寝心地の良い布団で寝たり、庵様の作る美味しいご飯を食べている。お団子も凄くおいしくて、今では毎日のように食べてしまうから太らないか不安だ。
こんな生活が許されていいのだろうか。
私は庵様に甘やかされていると思う。庵様は私と昔に会ったことがあるような口ぶりだったけれど、私には庵様と出会ったことはない。
だって、六枚の白い翼が生えている人なら覚えているはずだもの。未だに庵様の本心はわからない。けれど、翼の色なんて関係ない。気持ちなんてわからなくていい。
私は庵様の隣にいると落ち着く。今はそれで満足なのだから、それ以上のことは望まない。
私が望むのは桜ノ国の住人が幸せに暮らしていけること。ただ、それだけを願う。
私が来たから桜ノ国が不幸になるなんて、そんなのあってはならない。私も自分なりに出来ることを見つけたい。
「えーん、えーん」
「なにかしら?」
朝餉が終わり、庵様は朱里さんの所に出かけているため、私は一人で庵様の帰りを待っていた。
すると、桜ノ国の玄関口といえる大きな門の近くで誰かが泣いている声が聞こえた。
そこは私が庵様と最初に桜ノ国に入った門。少し前のことなのにとても懐かしい。
「お父さ~ん! どこ~!」
「大丈夫?」
どうやら迷子のようだ。私は男の子に声をかけた。男の子はこっち側に入ってこれず、門の付近で大きな声で泣いていた。
「お父さん、そっちにいる?」
「どうかしら。わからないわ」
「あのね? 一緒にお父さんを探してほしいの。もしかしたら、そっちにいるかも。でもね、僕じゃ入れないの」
「えっと……」
桜ノ国には結界のようなものはないはずなのだけれど、何故、男の子はこちら側に入ってこれないのかしら。
私は桜ノ国に普通に入れたけれど、あれは庵様と一緒だったから? ……そんなまさか、ね。
子供が泣いて困っているのに無視をするなんて、私にはそんな酷いことできない。
私だって庵様に助けてもらったんだから、今度は私が男の子を助けないと。
「私で良ければお父さんを一緒に探すわ。さぁ、こっちにおいで」
「お姉さん、優しいんだね。……ありがとう。こんな僕を中に入れてくれて」
私が手を伸ばし、男の子は差し出されたその手を握った。するとバチッ! と一瞬、電撃のようなものが走った。今のはなんだったの?
「大丈夫!?」
「うん、へーき。お姉さんこそ大丈夫だった?」
「私は大丈夫。えっと……」
「僕? 僕の名前は龍だよ!」
「素敵な名前ね。龍くん、お父さんの名前とか特徴を教えて?」
「お父さんは龍也っていうんだ。お父さんは背はおっきくてね?あと、かっこいい!」
「龍也さんっていうのね。まずは誰かに聞いてみましょう」
身長が高くて、かっこいい……それだけの情報で探すのは難しいけれど、名前がわかったから何とかなりそう。龍くんは五歳くらいだろうか。私の着物の裾をギュッと握っている。
「龍くん。出来れば手を繋いでもらえる?」
せっかく庵様に選んでいただいた着物が伸びるのは困るし……。けれど、龍くんもお父さんとはぐれてしまって心細いのもわかってはいるんだけど。
「お姉さんの手、さっき触れたらバチッとしたからやだ! それに着物の裾掴むくらいいいでしょ? 僕の手、汚くないよ!」
「それなら裾を握ってて」
「わーい!」
私と手を繋いだらバチッってなった?
庵様と手を繋いだときはなんともなかったのに。
あれから朱里さんとも少しずつ仲良くなって、少しの間なら触れられるようになった。が、今まで痛かったことは一度だってない。
もしかして私、子供と相性が悪いのかしら。龍くんが私といて嫌な思いをしませんように……。
「緋翠、こんなところで何をやっているんだ? そんなに国の外に出たかったのか? それなら言ってくれれば俺が一緒に付き添いを……って、その子供は?」
「庵様、戻っていたのですね。私は桜ノ国を気に入っていますし、この国だけでもかなり広いので満足です。この子はお父さんとはぐれて迷子のようでして……」
「迷子? この子はどこから来たんだ?」
「えっと……桜ノ国の外にいまして、私が中に入れました」
「そうか。緋翠、その子の面倒は俺が見よう」
「いけません。庵様にご迷惑をかけるわけには……」
「なら、俺も一緒にその子の父親を探そう」
「龍くん。このお兄さんも一緒にいいかな?」
「……」
一瞬、龍くんの眉間にシワが寄った気がした。
庵様が私たちの近くにきたとき、嫌そうな顔を浮かべていた。
「龍くん?」
「いいよ! でも、お姉さんは僕から絶対離れちゃやだよ?」
「大丈夫。お父さんが見つかるまではずっと一緒にいるよ」
「ありがとうお姉さん」
「おい、そこの子供。緋翠から離れろ」
「庵様、子供になんてことをいうんですか!」
乱暴な言葉を使う庵様に驚きはしたけれど、それよりも龍くんが心配だ。また泣かないといいけど……。
「やだよー! お姉さんは僕のお姉さんだもーん」
「緋翠は俺のものだ。誰にも渡すつもりはない」
「お姉さん。お姉さんはこのお兄さんのどこがいーの? 結婚してんの? それともする予定なの?」
「私は誰のものでもないわ。……それに庵様に私は相応しくないから」
私なんかじゃ、庵様に釣り合わない。庵様は私にとって恩人だから。もしも私が庵様を好きになったとしても、庵様が私なんかを好きになることはないから。
「お兄さん、元気だしなよ」
「子供に励まされるほうが傷つくからやめろ」
「庵様?」
「とりあえず子供の父親を見つければ、この子供ともおさらば出来る。ほら、緋翠、子供行くぞ」
「子供じゃないよ! 龍だもん!」
「は、はい」
庵様の翼がシュンッとなっている。
庵様が落ち込んでいる? 私、何か言ったかしら。それとも私と会う前に朱里さんとなにかあったとか?
「っ……」
あたたかいぬくもり。
私の右手にソッと庵様の手が添えられていた。
「緋翠は俺だけ見ていればいいんだ」
耳元で囁かれた言葉。それは何度も私の頭で繰り返し流れていた。
……顔が熱い。龍くんがいるんだからお姉さんとして、しっかりしなくちゃ。
―――この時の私はまだ知らなかった。私が龍くんを桜ノ国に入れてしまったことであんな事が起きてしまうだなんて。
私は庵様の家で寝泊まりしている。
神無月家にいた頃とは比べものにならないほど寝心地の良い布団で寝たり、庵様の作る美味しいご飯を食べている。お団子も凄くおいしくて、今では毎日のように食べてしまうから太らないか不安だ。
こんな生活が許されていいのだろうか。
私は庵様に甘やかされていると思う。庵様は私と昔に会ったことがあるような口ぶりだったけれど、私には庵様と出会ったことはない。
だって、六枚の白い翼が生えている人なら覚えているはずだもの。未だに庵様の本心はわからない。けれど、翼の色なんて関係ない。気持ちなんてわからなくていい。
私は庵様の隣にいると落ち着く。今はそれで満足なのだから、それ以上のことは望まない。
私が望むのは桜ノ国の住人が幸せに暮らしていけること。ただ、それだけを願う。
私が来たから桜ノ国が不幸になるなんて、そんなのあってはならない。私も自分なりに出来ることを見つけたい。
「えーん、えーん」
「なにかしら?」
朝餉が終わり、庵様は朱里さんの所に出かけているため、私は一人で庵様の帰りを待っていた。
すると、桜ノ国の玄関口といえる大きな門の近くで誰かが泣いている声が聞こえた。
そこは私が庵様と最初に桜ノ国に入った門。少し前のことなのにとても懐かしい。
「お父さ~ん! どこ~!」
「大丈夫?」
どうやら迷子のようだ。私は男の子に声をかけた。男の子はこっち側に入ってこれず、門の付近で大きな声で泣いていた。
「お父さん、そっちにいる?」
「どうかしら。わからないわ」
「あのね? 一緒にお父さんを探してほしいの。もしかしたら、そっちにいるかも。でもね、僕じゃ入れないの」
「えっと……」
桜ノ国には結界のようなものはないはずなのだけれど、何故、男の子はこちら側に入ってこれないのかしら。
私は桜ノ国に普通に入れたけれど、あれは庵様と一緒だったから? ……そんなまさか、ね。
子供が泣いて困っているのに無視をするなんて、私にはそんな酷いことできない。
私だって庵様に助けてもらったんだから、今度は私が男の子を助けないと。
「私で良ければお父さんを一緒に探すわ。さぁ、こっちにおいで」
「お姉さん、優しいんだね。……ありがとう。こんな僕を中に入れてくれて」
私が手を伸ばし、男の子は差し出されたその手を握った。するとバチッ! と一瞬、電撃のようなものが走った。今のはなんだったの?
「大丈夫!?」
「うん、へーき。お姉さんこそ大丈夫だった?」
「私は大丈夫。えっと……」
「僕? 僕の名前は龍だよ!」
「素敵な名前ね。龍くん、お父さんの名前とか特徴を教えて?」
「お父さんは龍也っていうんだ。お父さんは背はおっきくてね?あと、かっこいい!」
「龍也さんっていうのね。まずは誰かに聞いてみましょう」
身長が高くて、かっこいい……それだけの情報で探すのは難しいけれど、名前がわかったから何とかなりそう。龍くんは五歳くらいだろうか。私の着物の裾をギュッと握っている。
「龍くん。出来れば手を繋いでもらえる?」
せっかく庵様に選んでいただいた着物が伸びるのは困るし……。けれど、龍くんもお父さんとはぐれてしまって心細いのもわかってはいるんだけど。
「お姉さんの手、さっき触れたらバチッとしたからやだ! それに着物の裾掴むくらいいいでしょ? 僕の手、汚くないよ!」
「それなら裾を握ってて」
「わーい!」
私と手を繋いだらバチッってなった?
庵様と手を繋いだときはなんともなかったのに。
あれから朱里さんとも少しずつ仲良くなって、少しの間なら触れられるようになった。が、今まで痛かったことは一度だってない。
もしかして私、子供と相性が悪いのかしら。龍くんが私といて嫌な思いをしませんように……。
「緋翠、こんなところで何をやっているんだ? そんなに国の外に出たかったのか? それなら言ってくれれば俺が一緒に付き添いを……って、その子供は?」
「庵様、戻っていたのですね。私は桜ノ国を気に入っていますし、この国だけでもかなり広いので満足です。この子はお父さんとはぐれて迷子のようでして……」
「迷子? この子はどこから来たんだ?」
「えっと……桜ノ国の外にいまして、私が中に入れました」
「そうか。緋翠、その子の面倒は俺が見よう」
「いけません。庵様にご迷惑をかけるわけには……」
「なら、俺も一緒にその子の父親を探そう」
「龍くん。このお兄さんも一緒にいいかな?」
「……」
一瞬、龍くんの眉間にシワが寄った気がした。
庵様が私たちの近くにきたとき、嫌そうな顔を浮かべていた。
「龍くん?」
「いいよ! でも、お姉さんは僕から絶対離れちゃやだよ?」
「大丈夫。お父さんが見つかるまではずっと一緒にいるよ」
「ありがとうお姉さん」
「おい、そこの子供。緋翠から離れろ」
「庵様、子供になんてことをいうんですか!」
乱暴な言葉を使う庵様に驚きはしたけれど、それよりも龍くんが心配だ。また泣かないといいけど……。
「やだよー! お姉さんは僕のお姉さんだもーん」
「緋翠は俺のものだ。誰にも渡すつもりはない」
「お姉さん。お姉さんはこのお兄さんのどこがいーの? 結婚してんの? それともする予定なの?」
「私は誰のものでもないわ。……それに庵様に私は相応しくないから」
私なんかじゃ、庵様に釣り合わない。庵様は私にとって恩人だから。もしも私が庵様を好きになったとしても、庵様が私なんかを好きになることはないから。
「お兄さん、元気だしなよ」
「子供に励まされるほうが傷つくからやめろ」
「庵様?」
「とりあえず子供の父親を見つければ、この子供ともおさらば出来る。ほら、緋翠、子供行くぞ」
「子供じゃないよ! 龍だもん!」
「は、はい」
庵様の翼がシュンッとなっている。
庵様が落ち込んでいる? 私、何か言ったかしら。それとも私と会う前に朱里さんとなにかあったとか?
「っ……」
あたたかいぬくもり。
私の右手にソッと庵様の手が添えられていた。
「緋翠は俺だけ見ていればいいんだ」
耳元で囁かれた言葉。それは何度も私の頭で繰り返し流れていた。
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