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六章 夏、はじまります!
42話
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「思ったよりも早く着いちゃったな……」
会長さんに宿題を手伝ってもらってから数日が経った。
私はある神社の前にいた。そう、今日は夏祭り。
私は無事に黒炎くんを夏祭りに誘うことに成功したのだ。
久しぶりに電話してみたけど、なんだか疲れてた声だったなぁ。
あれは会長さんに生徒会の仕事でも頼まれたとか? でも、前に生徒会室に行った時はそれらしい書類なんかもなかったし。むしろ、きちんと整理整頓されていた。あれほど完璧に近い会長さんが生徒会に入ってない一生徒なんかに頼むだろうか。
(この格好、変じゃないよね……)
林間学校のときはまともに水着見せられなかったこともあり、リベンジとして気合いを入れ浴衣を着ている。可愛い浴衣にあうように髪型はお団子ヘアにしている。メイクもしようと思ったけど、男の子のタイプによって好みも違うっていうし、今回は化粧しないことにした。
素顔には自信はないけれど、大事な夏祭りで失敗するも嫌だし。
「ねぇ、君もしかして一人だったりする?」
「え?」
気持ち悪い笑顔を浮かべながら、数人の男の子が私に声をかける。男の子というわりに身長も体格も大きいから大学生くらい? 一瞬、私じゃない誰かに声をかけたと思ったけどまわりには誰もいないから間違いなく私だ。
「今は一人ですけど、あとから連れが来るので……」
なんだかとても怖く感じる。会長さんも年上だけど凄く親切だし、優しいから。だけど、この人たちは違う。
「じゃあ、連れが来るまで暇なわけだ。ならオレたちと遊ばない?」
「け、結構です」
これってナンパされてるんだよね……。なんで、私なんかが?
「遠慮しなくていいーって、お金なら出すからさ」
グイッと腕を引っ張られ、無理やり連れて行かれそうになった。
「やだ……!」
「お嬢様が嫌がってるのがわからないんですか?」
大学生の肩をガシッと後ろから掴んで注意する。
「イテテテ! って、よく見たら女かよ。なんなら、お前が代わりに遊んでくれんの?」
その言葉に私は驚いた。最初は暗くてよく見えなかったが、確かに女性だ。
腰まである黒髪を一つに束ねていて、こんな場所なのにスーツ姿でビシッとキメている。
って、お嬢様ってもしかしなくても私のこと? でも、私はこの女性を知らない。
「はぁ~……どこまでも下品で汚い輩ですね。怪我をしたくないなら、このまま立ち去ることをおすすめします」
ギュっと力を入れると、一人の大学生が悲鳴をあげだす。友人が危険だとわかったのか、まわりは恐怖のあまり仲間を女性から引き剥がし去って行った。
会長さんに宿題を手伝ってもらってから数日が経った。
私はある神社の前にいた。そう、今日は夏祭り。
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あれは会長さんに生徒会の仕事でも頼まれたとか? でも、前に生徒会室に行った時はそれらしい書類なんかもなかったし。むしろ、きちんと整理整頓されていた。あれほど完璧に近い会長さんが生徒会に入ってない一生徒なんかに頼むだろうか。
(この格好、変じゃないよね……)
林間学校のときはまともに水着見せられなかったこともあり、リベンジとして気合いを入れ浴衣を着ている。可愛い浴衣にあうように髪型はお団子ヘアにしている。メイクもしようと思ったけど、男の子のタイプによって好みも違うっていうし、今回は化粧しないことにした。
素顔には自信はないけれど、大事な夏祭りで失敗するも嫌だし。
「ねぇ、君もしかして一人だったりする?」
「え?」
気持ち悪い笑顔を浮かべながら、数人の男の子が私に声をかける。男の子というわりに身長も体格も大きいから大学生くらい? 一瞬、私じゃない誰かに声をかけたと思ったけどまわりには誰もいないから間違いなく私だ。
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なんだかとても怖く感じる。会長さんも年上だけど凄く親切だし、優しいから。だけど、この人たちは違う。
「じゃあ、連れが来るまで暇なわけだ。ならオレたちと遊ばない?」
「け、結構です」
これってナンパされてるんだよね……。なんで、私なんかが?
「遠慮しなくていいーって、お金なら出すからさ」
グイッと腕を引っ張られ、無理やり連れて行かれそうになった。
「やだ……!」
「お嬢様が嫌がってるのがわからないんですか?」
大学生の肩をガシッと後ろから掴んで注意する。
「イテテテ! って、よく見たら女かよ。なんなら、お前が代わりに遊んでくれんの?」
その言葉に私は驚いた。最初は暗くてよく見えなかったが、確かに女性だ。
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って、お嬢様ってもしかしなくても私のこと? でも、私はこの女性を知らない。
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