75 / 76
私はマティアスさんのお嫁さん
なんだかとんでもない結婚式だった。
【神の御託宣】とやらにより、ヒロと俺の子供がジーズー王国の次期国王に決まってしまったらしい。
なんだ、それ?
まだ生まれてもいない子供の未来が決定されてしまったなんて。
我が国の王も、ジーズー王国の皇子も神殿の神官たちも皆ひざまずく存在。
どうして、こうなった?
『マティアスさん、思ってもいない事になっちゃってごめんなさい。』
『ヒロが謝るような事は何もないぞ。
俺には計り知れない事だが、【神の御託宣】なんだろう?』
『そうなんだけど。
でも、私と婚姻したせいでマティアスさんも王国に住まなくちゃいけなくなったし。
私、マティアスさんの人生をねじ曲げてしまったもの。』
そうなのだ。
俺はジーズー王国に行く事になってしまったのだ。
まあ、今すぐではないが。
これからヒロのお腹の子供が生まれて、1才の誕生日を過ぎたら移住する事になるらしい。
これはもう、国同士の決定事項なのだ。
それまでのほぼ二年の間に冒険者ギルドマスターとしての仕事を後任に渡し、生まれ育ったこの国を去るのだ。
未知の国、ジーズー王国。
考えれば考える程に頭が痛くなってしまう。
が。
『俺はヒロと子供と生きていければ、幸せだ。
そこが何処だろうと、自分の出来る限りの事を成すだけだ。
ヒロの生まれ育った国の事を教えてくれ。
皆で幸せになる為に、俺のやれる事を探そう。』
『マティアスさん、ありがとう。
うん、神様とか、神子とか次期国王とか、そんなのはただの付属品だものね。
私は一人の人間として、マティアスさんを愛してる。
そして、私たちの大切な赤ちゃんが出来て、愛する家族が増える。
それが一番大事な事だよね。』
『そうだな。
ヒロ、俺と出逢ってくれてありがとう。
愛している』
『うん。
記憶喪失の私を拾ってくれてありがとう、ギルマスさん。
私もマティアスさんを愛してます。
これからも色々大変だろうけど、よろしくお願いします。』
人生何が起きるのか分からない。
でも、愛する者たちとならば幸せだ。
そこが何処であったとしても。
Fin.
あとがき
長らくお待たせしましたが、完結です。
力不足で書き切れなかった感はありますが、一応完結です。
お付き合い下さり感謝です。
気が向いたら番外編投下します。
では、ありがとうございました。
【神の御託宣】とやらにより、ヒロと俺の子供がジーズー王国の次期国王に決まってしまったらしい。
なんだ、それ?
まだ生まれてもいない子供の未来が決定されてしまったなんて。
我が国の王も、ジーズー王国の皇子も神殿の神官たちも皆ひざまずく存在。
どうして、こうなった?
『マティアスさん、思ってもいない事になっちゃってごめんなさい。』
『ヒロが謝るような事は何もないぞ。
俺には計り知れない事だが、【神の御託宣】なんだろう?』
『そうなんだけど。
でも、私と婚姻したせいでマティアスさんも王国に住まなくちゃいけなくなったし。
私、マティアスさんの人生をねじ曲げてしまったもの。』
そうなのだ。
俺はジーズー王国に行く事になってしまったのだ。
まあ、今すぐではないが。
これからヒロのお腹の子供が生まれて、1才の誕生日を過ぎたら移住する事になるらしい。
これはもう、国同士の決定事項なのだ。
それまでのほぼ二年の間に冒険者ギルドマスターとしての仕事を後任に渡し、生まれ育ったこの国を去るのだ。
未知の国、ジーズー王国。
考えれば考える程に頭が痛くなってしまう。
が。
『俺はヒロと子供と生きていければ、幸せだ。
そこが何処だろうと、自分の出来る限りの事を成すだけだ。
ヒロの生まれ育った国の事を教えてくれ。
皆で幸せになる為に、俺のやれる事を探そう。』
『マティアスさん、ありがとう。
うん、神様とか、神子とか次期国王とか、そんなのはただの付属品だものね。
私は一人の人間として、マティアスさんを愛してる。
そして、私たちの大切な赤ちゃんが出来て、愛する家族が増える。
それが一番大事な事だよね。』
『そうだな。
ヒロ、俺と出逢ってくれてありがとう。
愛している』
『うん。
記憶喪失の私を拾ってくれてありがとう、ギルマスさん。
私もマティアスさんを愛してます。
これからも色々大変だろうけど、よろしくお願いします。』
人生何が起きるのか分からない。
でも、愛する者たちとならば幸せだ。
そこが何処であったとしても。
Fin.
あとがき
長らくお待たせしましたが、完結です。
力不足で書き切れなかった感はありますが、一応完結です。
お付き合い下さり感謝です。
気が向いたら番外編投下します。
では、ありがとうございました。
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について
みん
恋愛
【モブ】シリーズ①(本編)
異世界を救うために聖女として、3人の女性が召喚された。しかし、召喚された先に4人の女性が顕れた。そう、私はその召喚に巻き込まれたのだ。巻き込まれなので、特に何かを持っていると言う事は無く…と思っていたが、この世界ではレアな魔法使いらしい。でも、日本に還りたいから秘密にしておく。ただただ、目立ちたくないのでひっそりと過ごす事を心掛けていた。
それなのに、周りはおまけのくせにと悪意を向けてくる。それでも、聖女3人のお姉さん達が私を可愛がって守ってくれるお陰でやり過ごす事ができました。
そして、3年後、聖女の仕事が終わり、皆で日本に還れる事に。いざ、魔法陣展開で日本へ!となったところで…!?
R4.6.5
なろうでの投稿を始めました。
「白い結婚最高!」と喜んでいたのに、花の香りを纏った美形旦那様がなぜか私を溺愛してくる【完結】
清澄 セイ
恋愛
フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。
そんな彼女も18歳となり、強烈な母親に婚約相手を選べと毎日のようにせっつかれるが、選び方など分からない。
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り。はい、決めた!」
こんな具合に決めた相手が、なんと偶然にもフィリアより先に結婚の申し込みをしてきたのだ。相手は王都から遠く離れた場所に膨大な領地を有する辺境伯の一人息子で、顔を合わせる前からフィリアに「これは白い結婚だ」と失礼な手紙を送りつけてくる癖者。
けれど、彼女にとってはこの上ない条件の相手だった。
「白い結婚?王都から離れた田舎?全部全部、最高だわ!」
夫となるオズベルトにはある秘密があり、それゆえ女性不信で態度も酷い。しかも彼は「結婚相手はサイコロで適当に決めただけ」と、面と向かってフィリアに言い放つが。
「まぁ、偶然!私も、そんな感じで選びました!」
彼女には、まったく通用しなかった。
「なぁ、フィリア。僕は君をもっと知りたいと……」
「好きなお肉の種類ですか?やっぱり牛でしょうか!」
「い、いや。そうではなく……」
呆気なくフィリアに初恋(?)をしてしまった拗らせ男は、鈍感な妻に不器用ながらも愛を伝えるが、彼女はそんなことは夢にも思わず。
──旦那様が真実の愛を見つけたらさくっと離婚すればいい。それまでは田舎ライフをエンジョイするのよ!
と、呑気に蟻の巣をつついて暮らしているのだった。
※他サイトにも掲載中。
【完結】『運命』を『気のせい』と答えたら、婚姻となりまして
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
ヴォレッカ・サミレットは、領地の危機をどうにかするために、三年ぶりに社交界へと婚姻相手を探しにやってきた。
第一にお金、次に人柄、後妻ではなく、できれば清潔感のある人と出会いたい。 そう思っていたのだが──。
「これは、運命だろうか……」 誰もが振り返るほどの美丈夫に、囁かれるという事態に。
「気のせいですね」 自身が平凡だと自覚があり、からかって遊ばれていると思って、そう答えたヴォレッカ。
だが、これがすべての始まりであった。 超絶平凡令嬢と、女性が苦手な美丈夫の織りなす、どこかかみ合わない婚姻ラブストーリー。
全43話+番外編です。
婚約者を譲れと姉に「お願い」されました。代わりに軍人侯爵との結婚を押し付けられましたが、私は形だけの妻のようです。
ナナカ
恋愛
メリオス伯爵の次女エレナは、幼い頃から姉アルチーナに振り回されてきた。そんな姉に婚約者ロエルを譲れと言われる。さらに自分の代わりに結婚しろとまで言い出した。結婚相手は貴族たちが成り上がりと侮蔑する軍人侯爵。伯爵家との縁組が目的だからか、エレナに入れ替わった結婚も承諾する。
こうして、ほとんど顔を合わせることない別居生活が始まった。冷め切った関係になるかと思われたが、年の離れた侯爵はエレナに丁寧に接してくれるし、意外に優しい人。エレナも数少ない会話の機会が楽しみになっていく。
(本編、番外編、完結しました)
異世界に召喚されたけど、従姉妹に嵌められて即森に捨てられました。
バナナマヨネーズ
恋愛
香澄静弥は、幼馴染で従姉妹の千歌子に嵌められて、異世界召喚されてすぐに魔の森に捨てられてしまった。しかし、静弥は森に捨てられたことを逆に人生をやり直すチャンスだと考え直した。誰も自分を知らない場所で気ままに生きると決めた静弥は、異世界召喚の際に与えられた力をフル活用して異世界生活を楽しみだした。そんなある日のことだ、魔の森に来訪者がやってきた。それから、静弥の異世界ライフはちょっとだけ騒がしくて、楽しいものへと変わっていくのだった。
全123話
※小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】『推しの騎士団長様が婚約破棄されたそうなので、私が拾ってみた。』
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
恋愛
【完結まで執筆済み】筋肉が語る男、冷徹と噂される騎士団長レオン・バルクハルト。
――そんな彼が、ある日突然、婚約破棄されたという噂が城下に広まった。
「……えっ、それってめっちゃ美味しい展開じゃない!?」
破天荒で豪快な令嬢、ミレイア・グランシェリは思った。
重度の“筋肉フェチ”で料理上手、○○なのに自由すぎる彼女が取った行動は──まさかの自ら押しかけ!?
騎士団で巻き起こる爆笑と騒動、そして、不器用なふたりの距離は少しずつ近づいていく。
これは、筋肉を愛し、胃袋を掴み、心まで溶かす姉御ヒロインが、
推しの騎士団長を全力で幸せにするまでの、ときめきと笑いと“ざまぁ”の物語。
❲完結❳乙女ゲームの世界に憑依しました! ~死ぬ運命の悪女はゲーム開始前から逆ハールートに突入しました~
四つ葉菫
恋愛
橘花蓮は、乙女ゲーム『煌めきのレイマリート学園物語』の悪役令嬢カレン・ドロノアに憑依してしまった。カレン・ドロノアは他のライバル令嬢を操って、ヒロインを貶める悪役中の悪役!
「婚約者のイリアスから殺されないように頑張ってるだけなのに、なんでみんな、次々と告白してくるのよ!?」
これはそんな頭を抱えるカレンの学園物語。
おまけに他のライバル令嬢から命を狙われる始末ときた。
ヒロインはどこいった!?
私、無事、学園を卒業できるの?!
恋愛と命の危険にハラハラドキドキするカレンをお楽しみください。
乙女ゲームの世界がもとなので、恋愛が軸になってます。ストーリー性より恋愛重視です! バトル一部あります。ついでに魔法も最後にちょっと出てきます。
裏の副題は「当て馬(♂)にも愛を!!」です。
2023年2月11日バレンタイン特別企画番外編アップしました。
2024年3月21日番外編アップしました。
***************
この小説はハーレム系です。
ゲームの世界に入り込んだように楽しく読んでもらえたら幸いです。
お好きな攻略対象者を見つけてください(^^)
*****************
最初から勘違いだった~愛人管理か離縁のはずが、なぜか公爵に溺愛されまして~
猪本夜
恋愛
前世で兄のストーカーに殺されてしまったアリス。
現世でも兄のいいように扱われ、兄の指示で愛人がいるという公爵に嫁ぐことに。
現世で死にかけたことで、前世の記憶を思い出したアリスは、
嫁ぎ先の公爵家で、美味しいものを食し、モフモフを愛で、
足技を磨きながら、意外と幸せな日々を楽しむ。
愛人のいる公爵とは、いずれは愛人管理、もしくは離縁が待っている。
できれば離縁は免れたいために、公爵とは友達夫婦を目指していたのだが、
ある日から愛人がいるはずの公爵がなぜか甘くなっていき――。
この公爵の溺愛は止まりません。
最初から勘違いばかりだった、こじれた夫婦が、本当の夫婦になるまで。