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本編
☆妖精族とその弟子6
しおりを挟む中で吐き出された精液に含まれた魔力が、一気にジルクの体内に満たしていく。
身体は痙攣が止まらないが、腹部の温かさに心まで満たされていき、全てをミーグに書き換えられるようなこの瞬間がジルクは大好きだった。
「ふぁぁ……♡はぁ……っ♡なか、あったかい♡」
「ジルク、あまり無茶をするな。魔力をギリギリまで使いすぎるなと言ったであろう?……お主の中はまだ我から魔力を吸い取ろうとしておる」
「んへ♡それは、ほしいのが魔力だけじゃないからだよぉ……♡師匠のせーしもちんぽもだーいすき♡」
「あほめ」
ジルクの痙攣が落ち着くのと、魔力の馴染むのを待ちながら、2人は抱き締めあってキスを重ねた。
そしてタイミングを見計らって、ミーグは静かに腰を引き抜いた。
ぽっかりと口を閉じることを忘れた穴から、吸収されなかった精液がとろぉ……♡っと零れ落ちていく。
「あ、こぼれちゃう……」
ミーグは、外に出た精液を中に戻そうとしているジルクの身体を拭ってやろうとベッドから立つと、慌てたジルクがぎゅぅっとしがみついてきた。
「ほんとにやめちゃうの……?」
「1回だと約束したであろう?」
そう言うとジルクは一気にぶすくれた顔になった。
しかも目には涙が浮かんでいる。
「うぅっ……、まだしたいよぉ……」
「あぁ、もう……泣くな、ジルク」
「師匠のちんぽもまだカチカチなのにぃ……っ」
そう言われて己の下半身を見ると、確かにまた兆していた。というか、ミーグだってまだ(妖精族の中では)若いし、久しぶりに会った可愛い弟子をもっとぐちゃぐちゃにしてやりたいという気持ちは山程ある。
……だが、正直に言っては威厳に関わる気がするし、なんだか小っ恥ずかしかった。
それを隠すように、身体を擦り付け誘惑しようとしてくるジルクの額にキスをする。
「……それでも今日はだめじゃ。我はお主を大切にしたい」
「うぅ、っ、でも、でもぉ……っ」
ジルクの頬をポロポロと伝う涙を拭うようにキスを落とす。
頬に、額に、鼻筋に。そして最後は唇へ。
情欲を煽るのではなく、深く、優しく。
「んちゅ♡ん、はぅ……♡んぁ、あ♡ししょ、お♡」
「魔王を倒したら……お主が嫌と言うほど抱いてやろう。朝も昼も夜も、お主が求めるだけな」
「おれ、師匠相手にいやって言わないもん……」
「ふふ、ならばずぅーっと出来るな?」
「はうぅ……♡♡♡師匠……♡♡」
ミーグの指がジルクの頬から首筋へ、鎖骨へと滑り落ちる。
熱を煽るのではなく、そっと慈しむように。
抱きしめて頭から背中へと滑る手は我が子を愛するように。
ジルクは身体をミーグに預け、うっとりと安心したように息を吐いた。
「……落ち着いたか?」
「ん……、わがまま言ってごめんなさい」
「よい。お主のわがままなんぞ可愛いものよ」
今日はもうこのまま寝てしまおうと、簡単に浄化魔法をかけ2人はベッドに身体を横たえた。
向かい合わせになり、ジルクの髪を撫ぜていると、うとうとしているジルクが再び口を開いた。
「魔王、倒せるかな……」
「……倒さねばならんのよ」
「……ハヤトは大丈夫そ?」
「うむ、あやつは日々メキメキと伸びよる。今や魔法の腕も大したものよ」
「……そか、なんか悔しいな……師匠の1番弟子は俺なのに」
ほとんど瞼を閉じてしまっているくせに、むっと拗ねたように尖らされた唇が可愛くて思わずキスをする。
「ふふふ……せっかく弟弟子が出来たのだから可愛がってやってくれ」
「ん、師匠がそういうなら…………あのね」
「うむ」
「……おれもがんばってまおーやっつけるからね」
『だからおわったらいっぱいいちゃいちゃしようね』むにゃむにゃとそう言って今度こそジルクは眠りについた。
背や、見た目の年齢が追い越されてもいつまでも可愛くて愛おしい唯一の存在にそっとキスをし、ミーグも瞼を閉じた。
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