【完結】貴方のお嫁さんにはなりません!!!このばかぁ

白藍たんぽっぽ

文字の大きさ
94 / 241
旦那さん(正式)との生活

一所懸命で可愛いけれど

しおりを挟む



 舞白が夜中に一人で起きて何かをしているのを俺は知っていた。でも寝たフリを続けて舞白が帰ってくるのを大人しく待つ。
 それは何故か。可愛い俺の舞白が頑張って巣を作ってくれてるからだよ!
 
 それに気づいたのは実は今日で舞白が巣作りを始めて二日目。気づくのが遅れたのは普段俺がクローゼットを開けないから。乾燥機があるため洗濯したらすぐ明日の服を乾かすことが出来るのでクローゼットの中から新しい服をめんどくさくて取り出さない。
 だから久しぶりに開けて服が全て無くなっていたのには驚いた。俺は自分で気づかないうちに捨ててしまったのだと思ったけど違ったんだ。可愛い俺の舞白だった。可愛い
 

────────────────


 
 そして朝になってそれぞれの仕事をする時間。俺は昨日の舞白の様子を見るためプライベート用のパソコンを開く。もちろん俺の部屋にもカメラをつけている。だって舞白は俺にお菓子を持ってきてくれたり漫画の相談をしたりと頻繁に来てくれるから。愛おしい舞白を見るために俺はすぐに録画を再生した。
 


「あ”ぁあ~~可愛い。可愛いすぎて困る」


 そこには手にいっぱい服を抱えてポロポロとこぼしがら自分の部屋に持っていく姿。頑張って運んでるからか服が数枚、落ちてしまっているのにも気づかない。そこが愛おしくて可愛い。
 また運ぶために戻ると落ちていることに気づき急いで拾ってまた、部屋に戻って行った。戻ってくる時間的に今はただ運んでるだけみたいだ。あぁ、可愛い。何回かそれを繰り返すと舞白は部屋から出てこなくなった。
 もう、可愛すぎない?あんなにちっちゃな体でそんなに服を運ぼうとするのも可愛いし。俺に内緒でつくるために部屋に作ってるの?可愛くない?え?天使?可愛くて無理すぎ


「、、、、ふふふ」


 しばらくすると寝室に戻ってきて寝ている俺にキスをし満足そうに笑った舞白。そのまま俺の腕の中に入ってすやすやと可愛い寝顔を見せてくれる。
 なにこれ何これ?!俺が寝てる間にそんなに可愛いことしてたの?ほんと可愛い。好き好き大好き!!今日は舞白の好きなお菓子を沢山作ってあげようね


 そうやって舞白の巣作りを見守り続けた俺はあることに気づいたのだった。巣を作っている最中の録画がない。そう、舞白が巣作りをしている場所は舞白の仕事部屋。舞白が唯一、俺から逃げれる場所。そう、ここは絶対不可侵領域だ。


「俺、舞白の巣、、、、見れない?」


 その上、舞白の初巣作りではないか?なのに巣を作っている様子を動画に納めていないし完成も見れない、、、?
 え、無理、やだ見れないなんて
 俺は舞白の初巣作りが嬉しく愛おしくて肝心なことを忘れていた。何とかして部屋に入れてもらえないかと俺は仕事そっちのけで考えたのだった。


 
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

番解除した僕等の末路【完結済・短編】

藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。 番になって数日後、「番解除」された事を悟った。 「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。 けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。 2026/02/14 累計30万P突破御礼バレンタインSS追加しました 2026/02/15 累計いいね♡7777突破御礼SS 19時に公開します。 様々な形での応援ありがとうございます!

番に見つからない街で、子供を育てている

はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。 異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。 現世の記憶は失われているが、 この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。 街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、 ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。 だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。 再会は望まない。 今はただ、この子との生活を守りたい。 これは、番から逃げたオメガが、 選び直すまでの物語。 *本編完結しました

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる

水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。 「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」 過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。 ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。 孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。

αが離してくれない

雪兎
BL
運命の番じゃないのに、αの彼は僕を離さない――。 Ωとして生まれた僕は、発情期を抑える薬を使いながら、普通の生活を目指していた。 でもある日、隣の席の無口なαが、僕の香りに気づいてしまって……。 これは、番じゃないふたりの、近すぎる距離で始まる、運命から少しはずれた恋の話。

処理中です...