異世界に転生したら竜騎士たちに愛されました

あいえだ

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竜騎士になったよ

可愛すぎて仕方ない

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ラースはドラゴン舎でカイザー号とオリオン号に守られるように眠っている。俺がドラゴン舎に戻ってきてからも起きる気配がない。順応性あるねラース…。ドラゴンの友達が出来て嬉しいんだな。

竜騎士のみんなもドラゴン舎にカーペットを敷いて、その上に布団を敷いてフィリックスはもう眠ったようだ。トゥルキとハムザはまだ戻っていない。
俺はというと、ラースと一緒に寝られなくて寂しくて仕方がない。カイザー号とオリオン号に抱かれてすやすや眠るラースを見て黙って眺めていると、フィリックスが気づいて声をかけてきた。

「シン、どうした?眠れないのか?」
「うん…、ラース安心して眠ってるなと思って…」
「そうだな、カイザー号とオリオン号が守ってるからかな」

俺はカイザー号がラースを抱いている隙間を見つけた。ここ、入れそうかな…すーっと引き寄せられるように近づくと、フィリックスが俺の腹に手を廻して抱き寄せた。
その瞬間、カイザー号の腕が伸びてきてラースをがしっと抱き締める。

あっ、俺、ぺしゃんこになるところだったね。
あっぶねぇ。

「危ない…。ここに入るつもりだったのかシン?圧死するって…」

フィリックスがそう言い、ぎゅーっと抱き締めてきた。

「そうだねー、確かに死んでたかも。でも、ラースと毎日寝てたから一人で眠れないんだもん」
「じゃあ俺が毎日抱いて寝てやるよ」

フィリックスがふっ、と笑って俺を布団へと連れていき、そのまま俺を引き寄せてその胸に抱いた。
温かい胸と腕が心地いい。何だか安心してしまうな。

「一人で寝られないとか可愛すぎんだろ…」

フィリックスが笑って俺にそう言った。

「フィリックスにお子ちゃまだって言われるかと思った…」
「そんなの言うわけないだろ」

俺の髪にキスを落としてフィリックスが低い声で囁いた。

「可愛すぎて仕方ないな…」

え、え?俺の胸がトクンと高鳴った。


不意に足音がしてその方向を見ると、エリアスがドラゴン舎に入ってきた。夜に会議に出掛けていて、戻ってきたのだ。

まずエリアスが向かったのはカイザー号。エリアスの気配に気づいてカイザー号が目を開けた。ラースをそっと置いて起き上がると、ぶるっと震えてエリアスに頭を垂れた。

「…いくぞ」

そのままカイザー号に乗ってエリアスはドラゴン舎を出ていった。

「あれは…夜のパトロールを兼ねて、夜間飛行訓練だな。今日ドラゴン舎が襲われたし。ただでさえ忙しいのに、いつも努力することを怠らないエリアスを俺は尊敬してる」

フィリックスが嬉しそうにエリアスのことを褒めた。

「シン、竜騎士の訓練をはじめるにあたって、シン用の武器を調達しないといけないんだ。明日、良かったら武器屋へ買いに行かないか?エリアスからは俺が一任されてるんだ」
「え、でも俺お金ない…」
「え?金なら気にするな。それと一緒に服や私物も買おうな」

俺はほとんど何も持たずにここへ来たしな。田舎者の自分がちょっと恥ずかしくなって俯いてしまった。

「デートしよう」

フィリックスがそう言いながら笑って俺をぎゅーっと抱き締める。

デート?そんなのしたことない。確か、二人で出掛けることをデートっていうんだったよな?

なんだかもっと安心して俺はまたすぐに眠ってしまった。




◆◆◆◆フィリックス視点


「ラースの代わり…になれたかな?今はそれでいいけど、もっと大切な存在になりたいと思うのは欲張りか…」

微笑んでシンの髪にキスをした。

「ンン!ゴホン…」
「フィリックス…心の声がだだ漏れですよ。」

上から声がして見ると、トゥルキとハムザがニヤニヤしながら俺を見降ろしている。

「!!お前ら、戻ってたのか…!」

しまった、今の聞かれた?でももう遅い。

「まさか堅物フィリックスが恋に落ちるとはね…まあ、シンはこれだけ可愛いから仕方ないか」

トゥルキがシンの寝顔を見てふっと微笑んで言う。

「伝説の竜騎士なんだろう?シンは」
「あのヘラクレス号のことでも充分納得がいくな。あれだけドラゴンと通じ合う力は伝説の竜騎士と言うだけある」

ハムザが腕を組んでシンを眺めてため息をつく。

「あーあ。エリアスといいシンといい、常人な俺らがついていくのは大変だ。レベルが上がるぞ竜騎士団…騎士と差がついちゃうねえ。シンの寝顔、可愛すぎて仕方ないな。」

めんどくさそうにトゥルキが伸びをした。

「もう寝るわ、疲れた。ハムザが何度も無茶しやがるから…」
「トゥルキが誘ったんだろう?仕方ないだろう、お前が魅力的なのが悪い」

ハムザが無表情でトゥルキに反論する。
…のろけにしか聞こえないな。

「シンを竜騎士団みんなで大事に育てていこうな…頼むよ、トゥルキ、ハムザ」

俺は二人にそう頼む。

トゥルキとハムザはにっこり笑って頷いた。

「当たり前だ。シンはベンを失った竜騎士団に射した一筋の光だからな…ヘラクレス号の傷も癒されるかな」

ハムザがヘラクレス号をちらりと見て、シンを見つめた。




























































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