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プロローグ
まさか僕はロリコンだったのか⁈
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僕には好きな人がいる。だが、まだ顔も知らない。僕はまだその子について何も知らない。
最近はSNSを通じて出会った男女が恋に落ちることも少なくない。僕もその1人だ。
僕は今まで恋愛なんてしたことなかった。彼女なんていたことない。女子とまともに話せない。そう、正真正銘の童貞だ。そんな僕でも恋愛はしたい。恋愛なんて画面の中だけにしておいた方が良いことなんて重々承知している。でも、一度恋に落ちてしまったら放ってなどおけない。
ということで僕はデートに誘ってみた。顔の見えない相手ならそれくらい余裕だ。しかし、実際に会った時に緊張しすぎて変な言動をとらないかとても心配だ。
当日は何を着て行こう? どんな話をしよう? そんなことを考えているだけで緊張してしまう。
****
いよいよデート当日。集合はカフェの中にしてある。集合場所がカフェとかかっこよくね? とか思ってしまったためこうしちゃったけど顔がわからないので集合しにくい。一応服装と位置を教えてあるから大丈夫なことを祈る。
それにしても早く着きすぎた。まだ1時間もある。僕は小説投稿サイトに載っている作品を読み始めた。これは僕の最近の趣味。でもこの頃は異世界ものばかりでなんだか飽きてきた。みんなそんなに異世界に行きたいのかなぁ? まぁ確かに現実世界は退屈だけど。
小説を読み始めて30分くらい経過したところで、視界に人が映った。なぜか小学生の女の子がいる。保護者とはぐれちゃったのかな?
「どうしたの? お母さんとはぐれちゃった?」
僕がそう聞くと女の子はキョトンとした顔で僕を見つめる。とても可愛い。僕は幼女アニメが好きでよく見ている。幼女は2次元に限るとか思っていたがこの子は別だ。めちゃくちゃ可愛い。
「市ノ瀬優輝さんですよね?」
なんでこの子僕の名前知ってるの? そう思っていると彼女はニコニコしながらスマホの画面を見せてきた。そこに映っていたのはなんと僕が今日デートする予定の女の子のアカウント。まさかとは思うけど……
「もしかして今日僕が誘ったのって君?」
「そうですよ。小原彩音っていいます! よろしくお願いします!」
「市ノ瀬優輝です。よろしくお願いします」
まじかよ。僕が誘ったのって小学生だったのか⁈ 僕は今高校生だぞ? これじゃ僕はただのロリコンじゃないか。どうしよう。
「さっそくデートしましょう!」
そう言うと彩音ちゃんは元気よく立ち上がった。あぁやばいぞ。僕の初恋はどうなるんだよ。
最近はSNSを通じて出会った男女が恋に落ちることも少なくない。僕もその1人だ。
僕は今まで恋愛なんてしたことなかった。彼女なんていたことない。女子とまともに話せない。そう、正真正銘の童貞だ。そんな僕でも恋愛はしたい。恋愛なんて画面の中だけにしておいた方が良いことなんて重々承知している。でも、一度恋に落ちてしまったら放ってなどおけない。
ということで僕はデートに誘ってみた。顔の見えない相手ならそれくらい余裕だ。しかし、実際に会った時に緊張しすぎて変な言動をとらないかとても心配だ。
当日は何を着て行こう? どんな話をしよう? そんなことを考えているだけで緊張してしまう。
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いよいよデート当日。集合はカフェの中にしてある。集合場所がカフェとかかっこよくね? とか思ってしまったためこうしちゃったけど顔がわからないので集合しにくい。一応服装と位置を教えてあるから大丈夫なことを祈る。
それにしても早く着きすぎた。まだ1時間もある。僕は小説投稿サイトに載っている作品を読み始めた。これは僕の最近の趣味。でもこの頃は異世界ものばかりでなんだか飽きてきた。みんなそんなに異世界に行きたいのかなぁ? まぁ確かに現実世界は退屈だけど。
小説を読み始めて30分くらい経過したところで、視界に人が映った。なぜか小学生の女の子がいる。保護者とはぐれちゃったのかな?
「どうしたの? お母さんとはぐれちゃった?」
僕がそう聞くと女の子はキョトンとした顔で僕を見つめる。とても可愛い。僕は幼女アニメが好きでよく見ている。幼女は2次元に限るとか思っていたがこの子は別だ。めちゃくちゃ可愛い。
「市ノ瀬優輝さんですよね?」
なんでこの子僕の名前知ってるの? そう思っていると彼女はニコニコしながらスマホの画面を見せてきた。そこに映っていたのはなんと僕が今日デートする予定の女の子のアカウント。まさかとは思うけど……
「もしかして今日僕が誘ったのって君?」
「そうですよ。小原彩音っていいます! よろしくお願いします!」
「市ノ瀬優輝です。よろしくお願いします」
まじかよ。僕が誘ったのって小学生だったのか⁈ 僕は今高校生だぞ? これじゃ僕はただのロリコンじゃないか。どうしよう。
「さっそくデートしましょう!」
そう言うと彩音ちゃんは元気よく立ち上がった。あぁやばいぞ。僕の初恋はどうなるんだよ。
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