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しおりを挟む薄暗い生徒会準備室の、生徒会室へと続く扉のすぐ手前で蹲る、セオドアよりも一回りほどガッチリとした身体。パンツの前は寛げられており、左手はギンギンに滾っている中心に添えられている。
「やあ、ヴェータくん。君も相当えっちな子ですね」
瞬時に振り返った彼の目を見て、俺は闇魔法をかけた。
ぼぅっと濁った目になり、これでヴェータの身体は俺の言いなりになる。
ん~~・・・・・・スレイ先生とはまた違ったタイプの筋肉男子だ。お尻とかキュッと締まってて硬そうなイメージ・・・・・・。じゅるりっ。
彼の裸を想像しただけで、先ほどセオドアとセックスしたにも関わらず俺の下半身は元気にむくっと起き上がってきた。彼の筋肉質でストイックな印象を抱かせるであろう尻を撫でまくり、その中心の慎ましく窄まった穴を好き勝手に弄り回すのを想像すると、欲望に比例して大量の唾液が口の中に分泌される。
はやく・・・・・・食いたい・・・・・・
あっ、そうだ・・・・・・!!
その時閃いたのは、ある名案。漫画で読んだことのある、身体の自由を戻さずに意識だけを元に戻すというもの。
それ、良いんじゃね・・・・・・?めっちゃ興奮するんだけどっ!!嫌がりながらえっちなことされちゃうとか、興奮して射精しちゃいそうなんだけどっ・・・・・・!
と教師失格まっしぐらの妄想を展開するクズ教師こと、俺。
そうと決まれば、ハイ催眠一部解除♪
ヴェータの目が徐々に澄んでいき、元の綺麗な若葉色の瞳になった。
「っ!!はっ・・・・・・、何、コレ・・・・・・」
一瞬意識が飛んでいたことに対する驚愕、次に拘束された身体の感覚に違和感と不快感を表すヴェータ。俺と目が合うと、目を見開いて次の瞬間殺意を飛ばしてきた。
「お、まえ・・・・・・何、を・・・・・・」
「あー・・・・・・安心してください。私、モブ族じゃないですから。なんというか、まぁとある経緯で催眠魔法を使えるようになりまして・・・・・・って、説明はいいか。
覗き見、楽しかったですか?えっちなヴェータくん」
「ふざけるなっ!!お前がセオドアにあんなことをっ!!!」
なんだか最近悪役になりきることにハマっており意地悪なことを言いたい欲に駆られるので、その欲求に従って挑発すると、朱に染まった顔と反対に目つきは射殺されるほどに鋭くなる。思わずビビってしまったが、ここでビビってはナメられてしまうので我慢だ。マジ騎士こえぇー・・・・・・。
「とか言いいながら、ココ、こんなになっちゃってますよ?(笑)」
ツツと怒張を指でなぞりながら痛い所を突くと、さらに顔を真っ赤にさせて睨んできた。悔しそうに唇を噛みしめ、敵を見るような目で見てくる。
ハイ何も言えない(笑)ひぇっひぇっひぇっ・・・・・・お前は大人しく俺の玩具となるのだよ・・・・・・
うわー・・・・・・我ながらキモい笑い声と台詞。アカが聞いてたら恥辱で川に飛び込みそう。
だがアカはこの頃昼間はおねんねしているので、その心配はないのだ!毎晩えっちしてるからな、疲れているのだろう・・・・・・ってか俺って絶倫!?
おっと、目の前のヴェータくんに集中しよう。
ヴェータくんのヴェータクンがギンギンになっていて、同じ男としてとても苦しそうだ。
「もう少しでイキそうでしたか・・・・・・?」
「ううっ・・・・・・」
そう言いながら人差し指で裏筋を根元の方からなぞると、ヴェータは食いしばった口から呻き声を上げたが、それは熱い吐息と混ざって非常に扇情的だった。
ごくりと生唾を飲み込み、嫌な笑みを浮かべたまま指で先っぽをちょんちょんと弄る。
その度に身体をビクつかせながら声を我慢している様子を見るのが非常にたまらん・・・・・・。意地が悪い責め方だが、ヴェータくんの反応があまりにも心にクるので俺の息子も興奮に勃起が持続している。ヴェータの可愛さに心はキュンキュン、コッチはビンビン、だ。
抑えられないというように零される吐息が大きくなり、段々と解放を求めるような必死なものに変わってきたので、そろそろというように先走りでてらてらとしたモノから手を離した。
「ふふ、よく耐えましたね。楽にしてあげます」
「はぁ、はぁ・・・・・・ちょっ!」
背後からヴェータを抱きしめるようにして彼の勃起した中心を優しく握る。限界まで焦らされたため、ビクビクと震えて、数回抜いただけで達してしまいそうだ。
まずは指で作った輪っかを窄めて根元をきゅっと掴み、時間を掛けてそれを上へと滑らせる。またそれを下へと滑らせ、また上に――をゆっくりと繰り返す。
「ふっ、あー、うぅ・・・・・・んん、ふぁっん!」
背後からなので表情を見られないのは残念だが、その方がヴェータにとっても恥辱を煽られなくて良いと思い、そうした。大変悩ましい表情をしているであろう顔を見ることができないが、真っ赤な耳が目に入り思わず舌を這わせるとヴェータが大きく反応する。
耳、弱いのか・・・・・・?
そう思いわざと水音を響かせながらしつこく外耳をなめ回し、甘噛みをすると、ヴェータの身体は面白いほど震え一層下を濡らした。
「も、らめっ・・・・・・イキ、たいっ!」
「っ!!」
耳から顔を離すと顔を向け、涙で濡れた目と呂律の回らない口で懇願され、心の奥がぎゅんっと痛みを覚える。
ヤバすぎだろ。『らめ』ってマジで初めて聞いた・・・・・・こんなに破壊力があるとは。こんなん言われたら世界中の攻めは何でも言うこと聞いちゃうよ。
そして俺も、その一人なのである。
「はぁっ!あぁ、んぅ――ん、んん・・・・・・」
イカせるためにさらに強めに握り、速度を上げて上下に擦る。静かな部屋にちゅこちゅこと卑猥な音が響いているのもより興奮を煽る。屈める身体を包むようにして右手の上下運動をしていると、ヴェータの身体がビクビクンッと数回大きく震え、次の瞬間手に温かい液がかかった。その後も小刻みに身体を振るわせ、服を口に押し当てて『フーッ』と快感に耐えるかのような息を零す。
ペニスから手を離し、精液で濡れた手を浄化魔法で綺麗にする。魔法が解けたのか、身体で息をして呼吸を整えるヴェータを横目に下半身に違和感を抱きズボンの中を覗くと、なんと直接的な刺激を与えていないに関わらず俺のモノは達していた。
マジか!?何もしなくても達するって・・・・・・これ乳首イキよりすごいのでは・・・・・・?と不安になったが、ヴェータのエロさが悪いということにしておこう。激弱攻め図鑑に載りたくはない。最弱王になってしまいそうだ。つられ射精って・・・・・・。
「うわっ!」
べちょべちょの下着に自分の攻めとしての危機を感じつつ浄化魔法をかけていると、いきなりグワシィッと胸ぐらを掴まれた。
ビビって腕の持ち主を見ると、ヴェータは顔を俯かせていてなにやら不穏な空気が漂っているような・・・・・・
「先生・・・・・・、
もっと・・・・・・、もっと俺にえっちなこと、してください・・・・・・」
一体何を言われどんな制裁を受けるのか想像が恐すぎて思わず唾を飲み込んだが、次の瞬間言われた言葉に拍子抜けするとともに、第二ラウンドを知らせる鐘が鳴り響いた。
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