日記に隠された恐怖

意味

8月4日
「これはネイビーですね。」
「お前花の名前は分かるのに
花言葉は分からんのな。」
「いや…書いてありますし…
ほら、花言葉も書いてありますよ。不死、だそうです。」
「不死ぃ？」
「どの花もなんか恐ろしい
花言葉ですよね。」
「たまたまだろ。」
「そうですかね…？」
8月5日
「…オダマキ。」
「どういう意味だ？」
「愚か…だったと想います。
紫のオダマキと記載されていま
すから、その場合は
勝利への決意、だったと…」
「ほう…ってかなんでお前そんなに花について詳しいんだ？」
「実家が花屋を営んでおりまして。」
「なるほどな…」
8月6日
「夢の話について書かれていますね。」
「お隣観察日記何だから
お隣観察しろよ…ったく…」
「…これも3日と同じく
違和感を感じます…縦読み…？」
「…しばられてうごけない
たすけて。」
「これで被害者達が縛られて
いた事は確定ですね…」
「それより、このカマズミ
っての、花言葉は？」
「確か…私を無視しないで…
です。」
「…狙ったとしか言えんが、
これ、子供が書いたんだろう？」
「一応もう一人の被害者が
教えた線もありますよ。
とりあえずこれはもう意味が
あるとしか言えませんね。」
「だな…これは何を意味して
いるんだ…？」
「犯人の特徴とか？」
「私を無視しないでとか、
不死とかがなんで特徴なんだよ。服か？服に書いてあったのか？」
「うーん…まだ分かりませんね…」
「とりあえず、次のページだ。」
「はい。」
つづく。