10 / 15
一度戦うと決めたのなら
しおりを挟む
整備された獣道という、矛盾した言葉がしっくり来るような街道を歩く。
村を抜けるまでに、数名の村人とすれ違った。
皆穏やかそうな人達だ。
今すぐ引き返して、ここであの二人の為に生きてもいいのではないか、そんな考えが何度も頭をよぎる。
「おーい!」
聞き覚えのある成人男性の声、該当者は一人だけ。
私は立ち止まらず、陰鬱な気持ちを引きずって歩き続ける。
「おーーーーい!!」
止まらない私を非難交じりの大声で呼びながら、彼は私の傍らまでやってきた。
「お前な······ゼェ······絶対聞こえてる······ヒュー···だろ······ゴホォ」
めっちゃ息きれてるやん、と大阪弁でツッコみたくなる姿だ。
私がもう少し優しかったなら、彼の昨日のチョンボが無かったなら、その背中を摩ってやっただろうに。
「何よ。私は今······」
「あの二人はどこだ!?」
「え!?」
「あの二人が家に居ない。どこにいるか知らないか!?近隣の村に獣人が出た。俺達も避難しないと危ない!!」
私は反射的に走り出していた。
「あ!おい!おーい!!」
分かってる。あの時クルシュが向かったのは、あの場所だ。
私が倒れていた森だ。
「ああ!私の馬鹿!!」
お別れが辛くて逃げて!
どうしてあの時、ウィルシェと一緒になってあの子を追いかけなかったのか。
「獣人ですって?!」
そんなの相手に、変な強盗にビビッて何もできずに殺された私が何をしようと言うのか。
襲ってきた男性を毅然と拒否する事も出来ない私に何ができると言うのか。
左右に飛ぶ景色の向こう、森が見えた。
同時に感じる獣臭とは違う、死骸の匂いに近い異臭。
森に飛び込み、あの場所に立つ。
二人の姿はない。
肩を弾ませながら、周囲を伺う。
「······!」
聞こえた。何かの唸り声。そして子供の悲鳴。
私が行ったところで······一緒に殺されるだけだろう。
でも、それでも。
あの幼い二人が恐怖に押しつぶされそうになっている所に、私が顔を見せてあげれば、抱きしめてあげれば、その心の僅かな部分だけでも救ってあげられるかもしれない。
あの生きながら身体が死体になったのかと思えたほどの、心の死とでも言うべき恐怖を、少しでも和らげてあげられるのなら──。
「ここでもう一度死ぬのも、全然アリでしょ!!」
そう心を決めた。
たどり着いた先には一匹の獣人。
その足元に座り込む兄弟。
兄は弟の盾となり、震えながら異形の魔物を睨み、弟は兄にしがみ付きながら双眸を恐怖で見開いている。怪我は……してない。
「ウィルシェ!!!クルシュ!!!」
その背後に立った私は、腹からの声を出し、獣人の背中に叩きつけるように兄弟の名前を叫んだ。
獣人がのそりと振り返る。
豚のような醜い顔で、漆黒の白目の中には深紅の瞳が光り、下顎から鋭い牙が突き上がっている。
その姿勢は極端な猫背で、不気味な視線の高さが私の視線と真っ向からかち合う。
獣人からあえて視線を外して、兄弟に「声を出すな」と目で伝える。
私は熊に遭遇したことはないけれど、野生の動物と見合った時は視線を外してはならないって言うじゃない?
だから視線をはずせば───獣人がこちらに向かってくる
「逃 げ て!!!」
獣人を斬るために全身全霊を注ぐ中から、なんとか「に」と「げ」と「て」の3語を発する余力を捻り出して、腰に構えた日本刀の柄に手を置く。
迫りくる獣人を見ているのに、逡巡、私の眼は別のものを見ていた。
幼い頃の道場風景だ。祖父と、私と、岡崎先輩がいる。
二人そろって怒られているの。
(だって、直之がしつこいんだもん!)
(勝ち逃げするなって言ってるだけだろ!)
私が連戦連勝して、先輩が拗ねて、勝つまで勝負しろと喚き続け、無視したら髪を掴むとか道着を引っ張るとか、そんな仕返しをしてきた。
それに怒って私も乱暴な剣を振るって······。
暫く二人とも道場から締め出された。
岡崎は勿論悪い。でもお前も剣を粗末にした!と、なんなら私の方がガチ説教された。
二人で謝って許してもらうまで、何週間もかかった。
(剣は心なり。剣は相手を斬るものじゃない。自分自身を斬るものだ)
(え。それ自殺ジャン!)
(おじいさま。無視して続けてください)
(ははは。自分の中の悪い自分を斬るんだよ。悪い心。悪い動作。考えてごらん、試合でもそうだ。勝とうと意気込めば妬みが生まれる。負けたくないと思えば嫉妬が生まれる。心悪くなり、身体が悪くなり硬くなり、正しい所作で剣を振るえなくなる。するとどうだ。技を誤って試合に負けてしまうじゃないか)
(ううー。まあでもそれならまあなんとか、いや、でもな~)
(おじいさま。無視して続けてください)
(今日は剣の極意を教えよう。正しき心で、正しきを成す。それだけだ。全てが正しく行われたなら、剣なんて危ないものは必要なくなるんだよ)
(え。剣がいらなくなったら先生が失業しちゃうジャン!)
(直之はさっきから屁理屈ばっかり!!)
(ははは。そうなったなら、喜んで道場を畳むとしようか)
獣人の爪牙が眼前に迫りくるこの瞬間も、私には何が正しいのかはわからない。
でも今は、ここで死んでも二人を守るために戦うべきだと思った。
一度心に決めたのなら。
戦うと、そう決めたのなら。
私の剣は相手を斬るのにあらず。
私の中の怯えを斬る。
斬るために剣を振るうのにあらず。
正しい所作を行った結果、剣は振るわれるのみなのだ。
正しき心で、正しきを成す。
鞘から抜き放たれた刃が奔った。
村を抜けるまでに、数名の村人とすれ違った。
皆穏やかそうな人達だ。
今すぐ引き返して、ここであの二人の為に生きてもいいのではないか、そんな考えが何度も頭をよぎる。
「おーい!」
聞き覚えのある成人男性の声、該当者は一人だけ。
私は立ち止まらず、陰鬱な気持ちを引きずって歩き続ける。
「おーーーーい!!」
止まらない私を非難交じりの大声で呼びながら、彼は私の傍らまでやってきた。
「お前な······ゼェ······絶対聞こえてる······ヒュー···だろ······ゴホォ」
めっちゃ息きれてるやん、と大阪弁でツッコみたくなる姿だ。
私がもう少し優しかったなら、彼の昨日のチョンボが無かったなら、その背中を摩ってやっただろうに。
「何よ。私は今······」
「あの二人はどこだ!?」
「え!?」
「あの二人が家に居ない。どこにいるか知らないか!?近隣の村に獣人が出た。俺達も避難しないと危ない!!」
私は反射的に走り出していた。
「あ!おい!おーい!!」
分かってる。あの時クルシュが向かったのは、あの場所だ。
私が倒れていた森だ。
「ああ!私の馬鹿!!」
お別れが辛くて逃げて!
どうしてあの時、ウィルシェと一緒になってあの子を追いかけなかったのか。
「獣人ですって?!」
そんなの相手に、変な強盗にビビッて何もできずに殺された私が何をしようと言うのか。
襲ってきた男性を毅然と拒否する事も出来ない私に何ができると言うのか。
左右に飛ぶ景色の向こう、森が見えた。
同時に感じる獣臭とは違う、死骸の匂いに近い異臭。
森に飛び込み、あの場所に立つ。
二人の姿はない。
肩を弾ませながら、周囲を伺う。
「······!」
聞こえた。何かの唸り声。そして子供の悲鳴。
私が行ったところで······一緒に殺されるだけだろう。
でも、それでも。
あの幼い二人が恐怖に押しつぶされそうになっている所に、私が顔を見せてあげれば、抱きしめてあげれば、その心の僅かな部分だけでも救ってあげられるかもしれない。
あの生きながら身体が死体になったのかと思えたほどの、心の死とでも言うべき恐怖を、少しでも和らげてあげられるのなら──。
「ここでもう一度死ぬのも、全然アリでしょ!!」
そう心を決めた。
たどり着いた先には一匹の獣人。
その足元に座り込む兄弟。
兄は弟の盾となり、震えながら異形の魔物を睨み、弟は兄にしがみ付きながら双眸を恐怖で見開いている。怪我は……してない。
「ウィルシェ!!!クルシュ!!!」
その背後に立った私は、腹からの声を出し、獣人の背中に叩きつけるように兄弟の名前を叫んだ。
獣人がのそりと振り返る。
豚のような醜い顔で、漆黒の白目の中には深紅の瞳が光り、下顎から鋭い牙が突き上がっている。
その姿勢は極端な猫背で、不気味な視線の高さが私の視線と真っ向からかち合う。
獣人からあえて視線を外して、兄弟に「声を出すな」と目で伝える。
私は熊に遭遇したことはないけれど、野生の動物と見合った時は視線を外してはならないって言うじゃない?
だから視線をはずせば───獣人がこちらに向かってくる
「逃 げ て!!!」
獣人を斬るために全身全霊を注ぐ中から、なんとか「に」と「げ」と「て」の3語を発する余力を捻り出して、腰に構えた日本刀の柄に手を置く。
迫りくる獣人を見ているのに、逡巡、私の眼は別のものを見ていた。
幼い頃の道場風景だ。祖父と、私と、岡崎先輩がいる。
二人そろって怒られているの。
(だって、直之がしつこいんだもん!)
(勝ち逃げするなって言ってるだけだろ!)
私が連戦連勝して、先輩が拗ねて、勝つまで勝負しろと喚き続け、無視したら髪を掴むとか道着を引っ張るとか、そんな仕返しをしてきた。
それに怒って私も乱暴な剣を振るって······。
暫く二人とも道場から締め出された。
岡崎は勿論悪い。でもお前も剣を粗末にした!と、なんなら私の方がガチ説教された。
二人で謝って許してもらうまで、何週間もかかった。
(剣は心なり。剣は相手を斬るものじゃない。自分自身を斬るものだ)
(え。それ自殺ジャン!)
(おじいさま。無視して続けてください)
(ははは。自分の中の悪い自分を斬るんだよ。悪い心。悪い動作。考えてごらん、試合でもそうだ。勝とうと意気込めば妬みが生まれる。負けたくないと思えば嫉妬が生まれる。心悪くなり、身体が悪くなり硬くなり、正しい所作で剣を振るえなくなる。するとどうだ。技を誤って試合に負けてしまうじゃないか)
(ううー。まあでもそれならまあなんとか、いや、でもな~)
(おじいさま。無視して続けてください)
(今日は剣の極意を教えよう。正しき心で、正しきを成す。それだけだ。全てが正しく行われたなら、剣なんて危ないものは必要なくなるんだよ)
(え。剣がいらなくなったら先生が失業しちゃうジャン!)
(直之はさっきから屁理屈ばっかり!!)
(ははは。そうなったなら、喜んで道場を畳むとしようか)
獣人の爪牙が眼前に迫りくるこの瞬間も、私には何が正しいのかはわからない。
でも今は、ここで死んでも二人を守るために戦うべきだと思った。
一度心に決めたのなら。
戦うと、そう決めたのなら。
私の剣は相手を斬るのにあらず。
私の中の怯えを斬る。
斬るために剣を振るうのにあらず。
正しい所作を行った結果、剣は振るわれるのみなのだ。
正しき心で、正しきを成す。
鞘から抜き放たれた刃が奔った。
10
あなたにおすすめの小説
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる