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12話
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葵は人目が無い事を良い事に、身体強化を使って走ったり、跳んだりして楽しんでいた。
元々、身体を動かす事は好きなのだ。
しかし遠くに人影が見えた為、それを中断する。
身体強化で視力も聴力も上がっていた葵は、その人影……女が助けを求めている事にいち早く気がついた。
「誰か助けてー!お願い!誰かいませんかー!」
あちらはまだ葵に気づいていない。
身体強化は解かないまま、インべントリから革の袋を取り出し、そのまま異国の少年を装った葵は普通の歩みに変えた。
「だ、誰かーー!」叫ぼうとした女が近づいて来た葵に目を見張ったが、背に腹はかえられないと考えたのだろう。
すがりつくように頼んで来た。
「お願い!助けて!主人が怪我をして……!血が止まらないの。薬か何か持ってない?あ!言葉分る?」
「……ワカル。ヤクソウアルヨ。オキシソウ」
怪我人は放っておけないし、聖女とバレそうな治療魔法は使えないので、薬草を差し出す方が良いだろう。
「本当!?」
オキシ草は血止め、鎮痛、消毒の効能が高く、一般にも良く知られている。本当は抽出した方がより効果的なのだが、そのままでも使える。
女が導いた先の木の下に馬車が止まっていて、その脇に男が横たわっているのが見えた。
葵より一足先に女が駆け寄り声をかける。
「あなた、しっかりして!」
男は額から血を流していた。女が危惧した通りかなり出血が多い。
最近の中学校では救急救命の講習がある。
葵はその手順を思い出そうとしていた。
頭からの出血は多くなりがち、慌てない。
まず布かガーゼで圧迫する。
「……ヌノナイ?チ、トメナイト」
「……布?ちょっと待って」
女が馬車から持って来た布を受け取り、葵はそれを傷口にギュッと押し当てた。
唸った男が顔をしかめ、布がみるみる朱に染まって行く。
「ちょっと何を……!薬草をくれるんじゃないの?」
「マズ、チトメル。コノママオス。マッテテ」
5分程押し続け、そっと布を外すとまだ僅かに出血していたが、これなら後少しで止まりそうだ。
「アトスコシデトマルヨ。ヤクソウ、カワブクロカラトッテイイカラ」
出血を止めるまで葵はまだ手が放せないし、応急の使い方は現地の人間の方が知っているだろう。
ホッとした女は礼を言ってオキシ草を取り出し、馬車に付けている大きな樽から水を出して洗うと蕾を千切り、汁を揉み出すようにして傷口に張り付けて行く。
少し経つと血は完全に止まったが、場所が頭。後で気分が悪くなって嘔吐する可能性を考え、気道を塞がないように態勢を整えて寝かしてやった。今は安静にするのが一番だ。
「シバラク、ウゴカサナイホウガイイヨ」
疲れたように女が頷いた。
「……そうね。動きたくても馬もいないし、そうするしか……」
そう言えば馬がいない。
「ウマ?」
「主人がディー、あ、ディーってのは馬ね。馬車から外して木に繋ごうとした時にね、蜂に刺されたみたいで急に暴れて、主人をはね飛ばして逃げてしまったの……」
それは又災難な……。
「ありがとうね、本当に助かったわ」
「イイヨ、ヤクソウアッテヨカッタ」
そう言った途端、葵のお腹がクーッと鳴った。
「フフッ、たいした物じゃないけど、食事作るわね」
元々休憩で馬車を止めたらしく、火の準備は整っていたそうだ。
「……アリガト」
夕べからお腹に入れたのはカロ◯ーメイトとチョコレートだけだった葵は、食事の申し出を内心喜んだ。
でもその前に……
「テ、アライタイ」
傷口を押さえていた葵の手は血で汚れている。
「ああ、そうよね。私も洗わないと。こっちよ」
馬車の樽の側に連れて行かれた葵は石鹸を出され驚く。
その驚きを違う風に取ったのか、女は笑って説明を始めた。
「これは石鹸って言ってね、汚れを落とす物なの。よく洗ってね」
遠慮なく使わせて貰って手を綺麗にした葵に女が自慢そうに言った。
「ね?よく落ちるでしょ?これは聖女様が作って下さったの」
「……セイジョサマ」
およそ150年前……3代前の聖女が当時は汚物で溢れていた王都に悲鳴を上げ、衛生管理という概念を取り入れたのだと言う。
各家のトイレと下水の整備、公衆トイレの設置、手洗い、うがい、歯磨き、入浴の奨励、土足で家に入らないなど。
特に手洗いは食事を作る所と病院は徹底させたとか。
聖女の進言通りにした所、他のどの国より疫病の発生率が低くなった。
その次の聖女様は医療、特に出産に力を尽くし、女性が安心して子供を生める環境を整えた。
今の聖女様は教育。庶民も学べる学校を作ったおかげでイルマヤ王国の識字率は高い。
聖女様はそのお知恵でイルマヤ王国の発展に尽くして下さった。
「その聖女様達は王族と御結婚なさる事が多いの。素敵よね~」
うっとりした顔で女は言った。
「……刑法第225条」
※営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的で、人を略取し、又は誘拐した者は、1年以上10年以下の懲役に処する。
「え?」
「ナンデモナイヨ。オナカスイテ……」
「ああっ!ごめんね。すぐ支度するわ」
簡単だけど、と断りを入れた女は干し野菜を戻したスープを作り、パンをくれた。思ったより味も良くパンも柔らかい。
ラノべだと石のように固いのが定番なのだが。
「オイシイ」
「そう?良かった。思人に名前も言ってなかったわね。私はネリー。主人はザック。王都で【猫の目】って食堂をやってるの」
昼と夜で変わる猫の目のように、昼は食堂、夜は酒場、それぞれの日替わりメニューが人気だそうだ。
2人は王都から2日のネリーの実家に行って、帰り道での災難だったらしい。
「妹の結婚式だったのよ。それで、あなたの名前は?」
「……アオ」
つい葵と言いかけ、思いとどまる。
王都にはリサという聖女がいるのだ。人と人との繋がりはバカに出来ない事を葵は知っている。
祖父の道場で学んだ者が学校の先生、同級生の
親、商店街のおじさん等にチラホラいて、「ああ、峰岸先生の!」と何回言われたか分からない。
だからアオイという名の響きに、ひょんな事から同郷だと勘付く可能性も無いとは言えないのだ。
葵はこの国の王だの、殿下と深く関わるつもりも無い。
ストックホルムの夢を見ている聖女と会うつもりもなかった。
会えば、葵は告げたくなってしまう。貴女は邪悪な意志で略取された被害者なんだと。
同じ立場で味方になって欲しいと。
しかし何十年も夢の中で生きていれば、それが既にリサには真実だ。
無理に覚ましてどうなる?
リサは既に若くない。お祖母様と言われる年齢で、人生がもう取り戻せない以上、わざわざ苦しめる必要は無いと思う。
会わない方が良い。葵はそう思った。
元々、身体を動かす事は好きなのだ。
しかし遠くに人影が見えた為、それを中断する。
身体強化で視力も聴力も上がっていた葵は、その人影……女が助けを求めている事にいち早く気がついた。
「誰か助けてー!お願い!誰かいませんかー!」
あちらはまだ葵に気づいていない。
身体強化は解かないまま、インべントリから革の袋を取り出し、そのまま異国の少年を装った葵は普通の歩みに変えた。
「だ、誰かーー!」叫ぼうとした女が近づいて来た葵に目を見張ったが、背に腹はかえられないと考えたのだろう。
すがりつくように頼んで来た。
「お願い!助けて!主人が怪我をして……!血が止まらないの。薬か何か持ってない?あ!言葉分る?」
「……ワカル。ヤクソウアルヨ。オキシソウ」
怪我人は放っておけないし、聖女とバレそうな治療魔法は使えないので、薬草を差し出す方が良いだろう。
「本当!?」
オキシ草は血止め、鎮痛、消毒の効能が高く、一般にも良く知られている。本当は抽出した方がより効果的なのだが、そのままでも使える。
女が導いた先の木の下に馬車が止まっていて、その脇に男が横たわっているのが見えた。
葵より一足先に女が駆け寄り声をかける。
「あなた、しっかりして!」
男は額から血を流していた。女が危惧した通りかなり出血が多い。
最近の中学校では救急救命の講習がある。
葵はその手順を思い出そうとしていた。
頭からの出血は多くなりがち、慌てない。
まず布かガーゼで圧迫する。
「……ヌノナイ?チ、トメナイト」
「……布?ちょっと待って」
女が馬車から持って来た布を受け取り、葵はそれを傷口にギュッと押し当てた。
唸った男が顔をしかめ、布がみるみる朱に染まって行く。
「ちょっと何を……!薬草をくれるんじゃないの?」
「マズ、チトメル。コノママオス。マッテテ」
5分程押し続け、そっと布を外すとまだ僅かに出血していたが、これなら後少しで止まりそうだ。
「アトスコシデトマルヨ。ヤクソウ、カワブクロカラトッテイイカラ」
出血を止めるまで葵はまだ手が放せないし、応急の使い方は現地の人間の方が知っているだろう。
ホッとした女は礼を言ってオキシ草を取り出し、馬車に付けている大きな樽から水を出して洗うと蕾を千切り、汁を揉み出すようにして傷口に張り付けて行く。
少し経つと血は完全に止まったが、場所が頭。後で気分が悪くなって嘔吐する可能性を考え、気道を塞がないように態勢を整えて寝かしてやった。今は安静にするのが一番だ。
「シバラク、ウゴカサナイホウガイイヨ」
疲れたように女が頷いた。
「……そうね。動きたくても馬もいないし、そうするしか……」
そう言えば馬がいない。
「ウマ?」
「主人がディー、あ、ディーってのは馬ね。馬車から外して木に繋ごうとした時にね、蜂に刺されたみたいで急に暴れて、主人をはね飛ばして逃げてしまったの……」
それは又災難な……。
「ありがとうね、本当に助かったわ」
「イイヨ、ヤクソウアッテヨカッタ」
そう言った途端、葵のお腹がクーッと鳴った。
「フフッ、たいした物じゃないけど、食事作るわね」
元々休憩で馬車を止めたらしく、火の準備は整っていたそうだ。
「……アリガト」
夕べからお腹に入れたのはカロ◯ーメイトとチョコレートだけだった葵は、食事の申し出を内心喜んだ。
でもその前に……
「テ、アライタイ」
傷口を押さえていた葵の手は血で汚れている。
「ああ、そうよね。私も洗わないと。こっちよ」
馬車の樽の側に連れて行かれた葵は石鹸を出され驚く。
その驚きを違う風に取ったのか、女は笑って説明を始めた。
「これは石鹸って言ってね、汚れを落とす物なの。よく洗ってね」
遠慮なく使わせて貰って手を綺麗にした葵に女が自慢そうに言った。
「ね?よく落ちるでしょ?これは聖女様が作って下さったの」
「……セイジョサマ」
およそ150年前……3代前の聖女が当時は汚物で溢れていた王都に悲鳴を上げ、衛生管理という概念を取り入れたのだと言う。
各家のトイレと下水の整備、公衆トイレの設置、手洗い、うがい、歯磨き、入浴の奨励、土足で家に入らないなど。
特に手洗いは食事を作る所と病院は徹底させたとか。
聖女の進言通りにした所、他のどの国より疫病の発生率が低くなった。
その次の聖女様は医療、特に出産に力を尽くし、女性が安心して子供を生める環境を整えた。
今の聖女様は教育。庶民も学べる学校を作ったおかげでイルマヤ王国の識字率は高い。
聖女様はそのお知恵でイルマヤ王国の発展に尽くして下さった。
「その聖女様達は王族と御結婚なさる事が多いの。素敵よね~」
うっとりした顔で女は言った。
「……刑法第225条」
※営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的で、人を略取し、又は誘拐した者は、1年以上10年以下の懲役に処する。
「え?」
「ナンデモナイヨ。オナカスイテ……」
「ああっ!ごめんね。すぐ支度するわ」
簡単だけど、と断りを入れた女は干し野菜を戻したスープを作り、パンをくれた。思ったより味も良くパンも柔らかい。
ラノべだと石のように固いのが定番なのだが。
「オイシイ」
「そう?良かった。思人に名前も言ってなかったわね。私はネリー。主人はザック。王都で【猫の目】って食堂をやってるの」
昼と夜で変わる猫の目のように、昼は食堂、夜は酒場、それぞれの日替わりメニューが人気だそうだ。
2人は王都から2日のネリーの実家に行って、帰り道での災難だったらしい。
「妹の結婚式だったのよ。それで、あなたの名前は?」
「……アオ」
つい葵と言いかけ、思いとどまる。
王都にはリサという聖女がいるのだ。人と人との繋がりはバカに出来ない事を葵は知っている。
祖父の道場で学んだ者が学校の先生、同級生の
親、商店街のおじさん等にチラホラいて、「ああ、峰岸先生の!」と何回言われたか分からない。
だからアオイという名の響きに、ひょんな事から同郷だと勘付く可能性も無いとは言えないのだ。
葵はこの国の王だの、殿下と深く関わるつもりも無い。
ストックホルムの夢を見ている聖女と会うつもりもなかった。
会えば、葵は告げたくなってしまう。貴女は邪悪な意志で略取された被害者なんだと。
同じ立場で味方になって欲しいと。
しかし何十年も夢の中で生きていれば、それが既にリサには真実だ。
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