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うわぁ、尻尾がいっぱい!
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「六尾……」
「すげー! え、じゃあコタカ様は? やっぱり九尾あるんすか?」
「無論」
「うわー!!! すげえ、すげえ!!!! 見たい!!!!!」
「ヒトの子とは変わったものを見たがるものよな」
聡が馬鹿みたいにはしゃぐから、シラト様はコロコロと楽しそうに笑っている。あたし思うんだけど、聡って雅人おにーさんと同じ歳よね? もうちょっと落ち着きがあってもいいんじゃない?
「コタカ、蘇芳。減るものでなし、見せてやれば良いではないか」
「は……」
「見世物じゃないんですけどね」
眉毛の間にぎゅっとシワを寄せてしぶしぶ頷くコタカ様の横で、スオーさんがついって感じでグチったら、速攻でコタカ様から睨まれていた。本当にコタカ様はお作法に厳しいらしい。
「では」
コタカ様の声にスオーさんが頷いて、周りにふわっと霧みたいな白い靄が浮かんだと思ったら、二人には立派な尻尾が生えていた。
「カッ……ケェェェーーー!!!」
「九尾、ど迫力だな!」
うん、すごいの!すごいの! 尻尾がいっぱい!!!
スオーさんの真っ白な尻尾が六本フサフサってするのもとっても素敵だけど、やっぱりコタカ様の尻尾には敵わない。
コタカ様の尻尾はね、白なのになんだかキラキラに光ってて、一本一本もフワッフワで太くてね、なんかもうボリュームがすごいの!前にテレビで見た真っ白なクジャク……あれが尾羽を広げた時によく似てる。体の後ろにばあっと広がった尻尾があって、それがゆらゆら揺れてるの。
とっても、綺麗。
「神々しさが半端ねえな」
「うん、拝みたくなる」
「ふん、拝めばよかろう。ヒトとは神を拝むものだ」
雅人おにーさんと聡が素直に拝み始めて、コタカ様の雰囲気は一気に柔らかくなった。神様もやっぱりほめられると嬉しいのかな。
二人が拝んでいる間に、あたしはこっそりとスオーさんに話しかけてみた。あ、お耳もしっかり生えてる。あたしと違ってスオーさんはやっぱりお耳も尻尾も真っ白なんだよね。もともと白ぎつねさんだったのかな、それとも修行してると色が薄くなっていくのかな。
「スオーさんってすごいのね。尻尾が六本もあるなんて」
「何百年も真面目に修行したからな!」
スオーさんはえっへん! とでも言いたそうに胸を張ったけど、あたしはなんだかガックリしてしまった。
「何百年もかかって六尾かぁ……」
雅人おにーさんを守るために強くなりたいのに、そんなに長く修行してたら雅人おにーさんの方が先に死んじゃいそう。
「おまえ、失礼だな! 六尾だって相当珍しいんだぞ!?」
「あ、うん。すごいと思ってるんだけど……でもだって、あたし雅人おにーさんが生きてる間に強くなりたいんだもの」
「あー……なるほど」
あたしの気持ちを分かってくれたのか、スオーさんは雅人おにーさんをちらっと見て、複雑な顔をした。
「すげー! え、じゃあコタカ様は? やっぱり九尾あるんすか?」
「無論」
「うわー!!! すげえ、すげえ!!!! 見たい!!!!!」
「ヒトの子とは変わったものを見たがるものよな」
聡が馬鹿みたいにはしゃぐから、シラト様はコロコロと楽しそうに笑っている。あたし思うんだけど、聡って雅人おにーさんと同じ歳よね? もうちょっと落ち着きがあってもいいんじゃない?
「コタカ、蘇芳。減るものでなし、見せてやれば良いではないか」
「は……」
「見世物じゃないんですけどね」
眉毛の間にぎゅっとシワを寄せてしぶしぶ頷くコタカ様の横で、スオーさんがついって感じでグチったら、速攻でコタカ様から睨まれていた。本当にコタカ様はお作法に厳しいらしい。
「では」
コタカ様の声にスオーさんが頷いて、周りにふわっと霧みたいな白い靄が浮かんだと思ったら、二人には立派な尻尾が生えていた。
「カッ……ケェェェーーー!!!」
「九尾、ど迫力だな!」
うん、すごいの!すごいの! 尻尾がいっぱい!!!
スオーさんの真っ白な尻尾が六本フサフサってするのもとっても素敵だけど、やっぱりコタカ様の尻尾には敵わない。
コタカ様の尻尾はね、白なのになんだかキラキラに光ってて、一本一本もフワッフワで太くてね、なんかもうボリュームがすごいの!前にテレビで見た真っ白なクジャク……あれが尾羽を広げた時によく似てる。体の後ろにばあっと広がった尻尾があって、それがゆらゆら揺れてるの。
とっても、綺麗。
「神々しさが半端ねえな」
「うん、拝みたくなる」
「ふん、拝めばよかろう。ヒトとは神を拝むものだ」
雅人おにーさんと聡が素直に拝み始めて、コタカ様の雰囲気は一気に柔らかくなった。神様もやっぱりほめられると嬉しいのかな。
二人が拝んでいる間に、あたしはこっそりとスオーさんに話しかけてみた。あ、お耳もしっかり生えてる。あたしと違ってスオーさんはやっぱりお耳も尻尾も真っ白なんだよね。もともと白ぎつねさんだったのかな、それとも修行してると色が薄くなっていくのかな。
「スオーさんってすごいのね。尻尾が六本もあるなんて」
「何百年も真面目に修行したからな!」
スオーさんはえっへん! とでも言いたそうに胸を張ったけど、あたしはなんだかガックリしてしまった。
「何百年もかかって六尾かぁ……」
雅人おにーさんを守るために強くなりたいのに、そんなに長く修行してたら雅人おにーさんの方が先に死んじゃいそう。
「おまえ、失礼だな! 六尾だって相当珍しいんだぞ!?」
「あ、うん。すごいと思ってるんだけど……でもだって、あたし雅人おにーさんが生きてる間に強くなりたいんだもの」
「あー……なるほど」
あたしの気持ちを分かってくれたのか、スオーさんは雅人おにーさんをちらっと見て、複雑な顔をした。
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