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第一章 ショタコン、異世界に立つ
8 入学式
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「新入生は、奥側の講堂に進んでください」
誘導されるがまま、俺たち含め新入生たちは校舎の左奥にある講堂へと進んだ。
講堂はとても広く、ざっと千人は入れるほどの大きさがあった。
前から一列ごとに、木造の長椅子に新入生である一年生が座り、その後ろには、大人たちが座っていた。
「人、結構多いね」
「そうだな…。」
俺たちがコソコソと喋っているうちに、隣にも生徒が座ってきた。
ざっと見渡すと、100人ほどはいるだろうか…?
俺はリュイの前だから強がっていたのだが、心臓はバクバクと音をたて、冷や汗をかいていた。
年数にすれば約20年ぶりの学校だ。多少の期待と、相当の緊張が、俺の体にのしかかっている気がした。
「あ、始まるよっ」
リュイがそう言った後に、周りは一気に静まり返った。
するとここで、正面の台に長い髭を生やしたおじいさんが登ってきた。見た目からすると校長先生だろうか。
この世界には、マイクはもちろん、電気すらないので、どうやって大きな声を出すんだろうと思っていたが、
「新入生の諸君!入学おめでとう!!!」
普通に大声を出して話し始めたので、少し拍子抜けである。魔法とか使って空気の流れを変えるとかどうとかをやってくれてばいいのに。
話の内容は、一般的な入学式にありそうなものだった。特に面白みもなく、セオリー通りの長い講話に、俺は少し退屈しながら、周りを見渡した。
やはり異世界だからだろうか。髪色のバリエーションは多種多様のものがある。
猫耳などが生えている獣人などはいないだろうかと、キョロキョロ見渡したが、どうやらこの場にはいないようだ。
いつの間にか、校長の講話が終わり、周りが揃って拍手をし始めた。
俺もならって拍手をしておく。
「僕、ワクワクしてきた…」
「…そっか」
周りがまたざわざわし始めた。これで入学式は終わりらしい。
これだけ?と思っていたのだが、俺の住んでいた世界とは、そもそも「入学式」という概念が違うのかもしれない。
ここからはそれぞれの教室へと向かうこととなる。
事前に配られていた資料で、俺たち二人は同じ1年3組と判明している。
「新入生は、こちらから初等部の校舎に進んでください」
先生と思わしき人物が、講堂の出口で生徒の誘導をしている。
新入生以外の上級生も所々に見えた。
「それにしても、一緒のクラスでよかったね!」
さっきの校長の講話からワクワクが止まらないリュイに話しかけられる。
「ホッとしたよ…リュイと一緒じゃなかったら心配だし」
「なっ…僕は一人でもちゃんとできるしー」
「ほんとかな~?」
「ほんと~!!!」
少しリュイをからかうと、すぐにむすっとした表情になる。
初等部の校舎は、入り口から一番近い建物。古そうな煉瓦造りで、内部は木張りの床だった。
上履きという概念はないらしく、普通に外履きで玄関を通り、一階の一番端っこの教室へと到着する。
「ここだな」
「ここかぁ」
「じゃあ、とりあえず入ろうか」
木製の引き戸をガラガラと引いて、中へと入ると、すでに一定の生徒たちが中に入っていた。
教室の中には長机が一つずつ、教室の後ろにいくたびに段々と高くなっており、それが数段ほど続いていた。
日本の小学校というよりかは、大学の講義室のように思えた。
特に場所も決まっていないので、テキトーに真ん中あたりに二人で並んで座る。
カバンの中から、買っておいたペン、そしてノートを1冊出しておく。
特に何も指示されていないが、まあ前世の癖とでも言ったところだろうか。
文房具の値段は正直言ってかなり高価だ。
ペン一本で前世の10倍の値段はつく。ノートもそれほどだ。
産業革命が不完全なこの世界では、ほとんどのものが手作りなので、その分値段が高騰するのだろう。
鉛筆というものはそもそもないらしく、魔法を使って記録する以外には、ペンを使うしかないそうだ。
インクにペン先を付けて、その色を紙に移す。イメージとしては、かの有名な某魔法学校小説がいいかもしれない。
「ノートとペン、お揃いだね」
「確かに…一緒だね」
もちろん俺も母の買い物に付き合ったのだが、その同行者はリュイの母だったのを忘れていた。
お揃いだっていいじゃないか。リュイは語尾に音符マークが着きそうなくらい嬉しがっている。
すべての席が埋まると、教室にはおじいちゃんの先生が入ってきた。
眼鏡をかけており、何かの書物を左脇に挟んでの登場だ。普通に先生たちの日誌だろうか。
「1年3組の諸君、おはよう」
「「「おはようございます」」」
周りからは挨拶の声が所々ずれて聞こえてくる。
リュイも丁寧にお辞儀までして挨拶をしていた。
「私が、今日からこのクラスを担任する、リュネット・アンスティテュタだ。よろしく。」
先生は優しそうな口調で自己紹介をすると、周りからは拍手が起こった。
「さて、今日は入学式だけの予定となっているので、今のうちに明日以降について説明しておこう。筆記を取っておくように。明日の…」
と先生が何やら今日の予定について話し出すと、みんな手持ちのペンとインクを使ってメモを取り始めた。
俺もノートを開いて、ペンをインクに付けようとしたその時、
「ねえねえ」
リュイが座っている反対側、左の方から声がしたので、そっちの方を向くと、綺麗なオレンジ色の髪をした少年が俺に話しかけていた。
「ノート、1枚だけ貸してくれない?買うのが間に合わなくて…」
“あははは”と小さな声で言いながら、少年は苦笑いして、オレンジ色の髪の毛を少しかいた。
さて、ノート取り用紙1枚、前世なら何枚でもあげるところだが、今回は違う。1枚の重みが違うのだ。
しかし、今のうちに人脈を広げておくのも悪くないかもしれない…。
オレンジ色の髪の毛、モサモサしたい…。色々撫でたい…。
俺は1秒の間、上記のことを考え、その後笑顔でその質問に答えた。
「いいよ。1枚ね?」
「ありがと!本当に助かるよ」
紙を1枚、手で切り離して、隣の少年に差し出す。
すると、こちらをパッと見てニコッと笑い、そのままペンにインクをつけさせ始めた。
これはいいことをしたに違いない。
徳を積んでおけば、かわいいショタに出会える可能性は確実に上がっていくはずだ。
そろそろ目線を先生に戻そう…。と思い、正面を向く。
「…明日の予定と持ち物は以上だ。今日はこれで解散とする。明日は8時30分の登校時間に遅れないように気をつけて。では、散会」
目線を正面に戻すと、先生の説明はほとんど終わっていた。
まずい…ほとんど何も聞いていなかった…。まあ後でリュイに聞いておけばなんとかなるだろう。
先生が教室から出ていくと、生徒たちもだんだん教室から出ていくようになった。
隣からリュイが話しかけてきた。
「今日はこれで終わりなんだね~」
「ああ…入学式とか始業式とか、そういう日は決まって早下校だろ」
「…やっぱり、、何でそういうこと知ってるの?」
「っっ」
やば…油断してたらまた……
「ち、違うっ、そういうのじゃなくてさ…ほら、お父さんから聞いたんだよ」
「そっか…そりゃそうだよね!」
やっぱりリュイが単純で助かった。
続く
誘導されるがまま、俺たち含め新入生たちは校舎の左奥にある講堂へと進んだ。
講堂はとても広く、ざっと千人は入れるほどの大きさがあった。
前から一列ごとに、木造の長椅子に新入生である一年生が座り、その後ろには、大人たちが座っていた。
「人、結構多いね」
「そうだな…。」
俺たちがコソコソと喋っているうちに、隣にも生徒が座ってきた。
ざっと見渡すと、100人ほどはいるだろうか…?
俺はリュイの前だから強がっていたのだが、心臓はバクバクと音をたて、冷や汗をかいていた。
年数にすれば約20年ぶりの学校だ。多少の期待と、相当の緊張が、俺の体にのしかかっている気がした。
「あ、始まるよっ」
リュイがそう言った後に、周りは一気に静まり返った。
するとここで、正面の台に長い髭を生やしたおじいさんが登ってきた。見た目からすると校長先生だろうか。
この世界には、マイクはもちろん、電気すらないので、どうやって大きな声を出すんだろうと思っていたが、
「新入生の諸君!入学おめでとう!!!」
普通に大声を出して話し始めたので、少し拍子抜けである。魔法とか使って空気の流れを変えるとかどうとかをやってくれてばいいのに。
話の内容は、一般的な入学式にありそうなものだった。特に面白みもなく、セオリー通りの長い講話に、俺は少し退屈しながら、周りを見渡した。
やはり異世界だからだろうか。髪色のバリエーションは多種多様のものがある。
猫耳などが生えている獣人などはいないだろうかと、キョロキョロ見渡したが、どうやらこの場にはいないようだ。
いつの間にか、校長の講話が終わり、周りが揃って拍手をし始めた。
俺もならって拍手をしておく。
「僕、ワクワクしてきた…」
「…そっか」
周りがまたざわざわし始めた。これで入学式は終わりらしい。
これだけ?と思っていたのだが、俺の住んでいた世界とは、そもそも「入学式」という概念が違うのかもしれない。
ここからはそれぞれの教室へと向かうこととなる。
事前に配られていた資料で、俺たち二人は同じ1年3組と判明している。
「新入生は、こちらから初等部の校舎に進んでください」
先生と思わしき人物が、講堂の出口で生徒の誘導をしている。
新入生以外の上級生も所々に見えた。
「それにしても、一緒のクラスでよかったね!」
さっきの校長の講話からワクワクが止まらないリュイに話しかけられる。
「ホッとしたよ…リュイと一緒じゃなかったら心配だし」
「なっ…僕は一人でもちゃんとできるしー」
「ほんとかな~?」
「ほんと~!!!」
少しリュイをからかうと、すぐにむすっとした表情になる。
初等部の校舎は、入り口から一番近い建物。古そうな煉瓦造りで、内部は木張りの床だった。
上履きという概念はないらしく、普通に外履きで玄関を通り、一階の一番端っこの教室へと到着する。
「ここだな」
「ここかぁ」
「じゃあ、とりあえず入ろうか」
木製の引き戸をガラガラと引いて、中へと入ると、すでに一定の生徒たちが中に入っていた。
教室の中には長机が一つずつ、教室の後ろにいくたびに段々と高くなっており、それが数段ほど続いていた。
日本の小学校というよりかは、大学の講義室のように思えた。
特に場所も決まっていないので、テキトーに真ん中あたりに二人で並んで座る。
カバンの中から、買っておいたペン、そしてノートを1冊出しておく。
特に何も指示されていないが、まあ前世の癖とでも言ったところだろうか。
文房具の値段は正直言ってかなり高価だ。
ペン一本で前世の10倍の値段はつく。ノートもそれほどだ。
産業革命が不完全なこの世界では、ほとんどのものが手作りなので、その分値段が高騰するのだろう。
鉛筆というものはそもそもないらしく、魔法を使って記録する以外には、ペンを使うしかないそうだ。
インクにペン先を付けて、その色を紙に移す。イメージとしては、かの有名な某魔法学校小説がいいかもしれない。
「ノートとペン、お揃いだね」
「確かに…一緒だね」
もちろん俺も母の買い物に付き合ったのだが、その同行者はリュイの母だったのを忘れていた。
お揃いだっていいじゃないか。リュイは語尾に音符マークが着きそうなくらい嬉しがっている。
すべての席が埋まると、教室にはおじいちゃんの先生が入ってきた。
眼鏡をかけており、何かの書物を左脇に挟んでの登場だ。普通に先生たちの日誌だろうか。
「1年3組の諸君、おはよう」
「「「おはようございます」」」
周りからは挨拶の声が所々ずれて聞こえてくる。
リュイも丁寧にお辞儀までして挨拶をしていた。
「私が、今日からこのクラスを担任する、リュネット・アンスティテュタだ。よろしく。」
先生は優しそうな口調で自己紹介をすると、周りからは拍手が起こった。
「さて、今日は入学式だけの予定となっているので、今のうちに明日以降について説明しておこう。筆記を取っておくように。明日の…」
と先生が何やら今日の予定について話し出すと、みんな手持ちのペンとインクを使ってメモを取り始めた。
俺もノートを開いて、ペンをインクに付けようとしたその時、
「ねえねえ」
リュイが座っている反対側、左の方から声がしたので、そっちの方を向くと、綺麗なオレンジ色の髪をした少年が俺に話しかけていた。
「ノート、1枚だけ貸してくれない?買うのが間に合わなくて…」
“あははは”と小さな声で言いながら、少年は苦笑いして、オレンジ色の髪の毛を少しかいた。
さて、ノート取り用紙1枚、前世なら何枚でもあげるところだが、今回は違う。1枚の重みが違うのだ。
しかし、今のうちに人脈を広げておくのも悪くないかもしれない…。
オレンジ色の髪の毛、モサモサしたい…。色々撫でたい…。
俺は1秒の間、上記のことを考え、その後笑顔でその質問に答えた。
「いいよ。1枚ね?」
「ありがと!本当に助かるよ」
紙を1枚、手で切り離して、隣の少年に差し出す。
すると、こちらをパッと見てニコッと笑い、そのままペンにインクをつけさせ始めた。
これはいいことをしたに違いない。
徳を積んでおけば、かわいいショタに出会える可能性は確実に上がっていくはずだ。
そろそろ目線を先生に戻そう…。と思い、正面を向く。
「…明日の予定と持ち物は以上だ。今日はこれで解散とする。明日は8時30分の登校時間に遅れないように気をつけて。では、散会」
目線を正面に戻すと、先生の説明はほとんど終わっていた。
まずい…ほとんど何も聞いていなかった…。まあ後でリュイに聞いておけばなんとかなるだろう。
先生が教室から出ていくと、生徒たちもだんだん教室から出ていくようになった。
隣からリュイが話しかけてきた。
「今日はこれで終わりなんだね~」
「ああ…入学式とか始業式とか、そういう日は決まって早下校だろ」
「…やっぱり、、何でそういうこと知ってるの?」
「っっ」
やば…油断してたらまた……
「ち、違うっ、そういうのじゃなくてさ…ほら、お父さんから聞いたんだよ」
「そっか…そりゃそうだよね!」
やっぱりリュイが単純で助かった。
続く
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