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第一章 ショタコン、異世界に立つ
11 初めて?の授業
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「おはよう諸君。今日は君たちの記念すべき最初の授業だ。時間割は掲示している通りなので、各自確認しておくように。では、手始めに出席を取る。アラ…」
担任は黙々とクラスメイトの名前を読み上げていき、呼ばれた生徒は返事をする。
ただ普通の出席点呼のようなので、特に心配はいらない。
呼ばれたら元気よく返事をすればいいのだ。
「シエル・クレモンティーヌ」
「はい」
エルの名前が呼ばれると、クラスの一部からはざわざわが巻き起こったが、すぐに静まった。
おそらく他の貴族の生徒たちやリュイと同じような皇室関係を熟知している子たちからだろう。
しばらくして。
「リオン・エトランゼ」
「はい。」
「リュイ・エトワール」
「、、はい!」
俺たちの名前は連続で呼ばれた。発音が近いからなのだろうか…?
リュイはワンテンポ遅れたようだが、二人とも元気よく返事ができたと思う。
俺は正直数十年ぶりの出席に、少しドキドキしていた。
「では、これで朝の会を終了する。各自、1時間目に向けて準備するように。散会。」
担任はそういうと、黙々と教室から出ていった。
恐るべしミスター・アンスティテュタ。美しい身だしなみには冷酷さが一番に押し出されている。
話しかけても答えてくれるだろうか。
これが異世界の、しかも一番大きな学校の1年生の教室。
もし前世の1年生のクラスに、このような担任の先生がいたら、さぞかしカオスになっていただろう。
いや、この世界の生徒たちが異常なのかもしれない。レベルの違いを身をもって体感する。
すると、隣に座っていたエルから話しかけられる。
「1時間目は算術の時間か…。二人とも、教科書とノート、取りに行こうよ」
「いいよ~!いこいこ」
「じゃあ俺もついていく!」
にしても算術か。算数でも数学でもないのか…。
前世では算数と数学の成績だけものすごくよくて、他は全て中途半端ぐらいの点数だった気がする。
ロッカーから、『算術1』と書かれた教科書とノートを手に取ると、少し開いて中身を見てみる。
最初の数ページには基本的な足し算引き算や、単位の問題などが書かれていた。
後半あたりには掛け算なども出てきているし、学習のレベルは、前世よりも少し高いぐらいだけど、年齢相応と言われればそうなのだろうか…。
ーーー
さて…。1日目は思ったより疲れた。
時間割は、午前中が算術、国語、歴史、体育。
思ったよりレベルが高い、と言うのが正直な感想だ。
前世の頃、いつか転生したら、小学生時代だけは無双できるんだろうなぁ…。と想像したことがあるが、この調子じゃあ中等部に上がることにはくたくたになるだろう…。
算術のクラスはなんともなかったと思う。
基礎的な足し算と引き算の問題を解いたりなどは、大学を出た俺にとって難しいことはない。
他の生徒たちの中には、苦労していた子もいた。リュイには俺が手を使う方法を教えてあげた。
「いかにも」な小学一年生で少し心が和んだ。
エルは俺と同じぐらいスラスラ問題が解けていて、正直少し驚いた。
聞けば、1年ぐらい前から家庭教師を雇って予習していたとのこと。
その点貴族はやっぱり違うようだ…。
国語はというと、こっちの言語は生まれてからずっと使っているし、子供の規格外な記憶力でカバーはできている…と思う。
しかし俺の脳の中には日本語の領域もまだ存在しているようで、たまに言葉に詰まるときは、二つの言語がごっちゃになる時だ。
今使用している言語を詳しく説明することはできない。けど、前の世界の英語や、ヨーロッパあたりの言語が近いのではないだろうか。
漢字は存在しないが、英語でいう前置詞や冠詞などの概念が出てくる。
歴史は前世の記憶が1%も役に立たないので、最初から学び直し…。
というか何もわからないので他の生徒と同じように1から理解していくことになるだろう。
ちなみにエルは400年前の戦争の辺りまでは大体知っているとのことだった。
おいおい家庭教師チートすぎんだろ…。
4時間目は体育だ。
めちゃくちゃ重たかった鞄と一緒に持ってきた身軽な半袖と半ズボンの衣服、あれは体育着だったのだ。
リュイが今日の朝、「何に使うんだろうねえ~」って言ってたが、
ごめん。俺は知ってた。
前世の小学校1年生では男女問わず、同じ教室で着替えをしていたものだ。
そのころに「恥ずかしい」などという感情があったかはもう覚えていないが、
今考えると、男女混合で着替えるという行為が普通だった低学年とは一体なんだったのだろうか
「男子は男子更衣室に、女子は女子更衣室に移動し、着替えること。」
異世界は案外そう言うのに厳しいようで、低学年でもしっかりと男女別々で着替えが行われた。
俺たちは体育着を持ったまま、1階の端っこに位置する更衣室へと向かった。
いくつかのロッカーが置かれており、そこで着替えることになっているらしい。
「なんか、みんなで一緒に着替えるのって、恥ずかしいね…」
顔を赤くしてこっちを見ているリュイは、相変わらず抱きしめたくなるかわいさだ。
赤面しているのもなおさらよし。興奮する。
更衣室の中は、他の生徒たちが話す声でざわざわしていた。
周りを見ると、ズボンを降ろしている最中の子、上が裸の子…。鎖骨や太もも裏までよく見える。
男子更衣室ほど、俺にとって眼福なものはなかった。ここは天国ですか???
思わず見惚れてしまいそうなところだったが…。
「大丈夫…?リオンくんも速く着替えなよ?」
ぼーっとしている最中にエルに話しかけられ、我に帰った。
そして俺も他の生徒と同じように、まずはシャツから着替えることにした。
Yシャツのようになっている制服は、前のボタンを解くと前が開けるので、そのまま腕から取り、畳んでロッカーの中に入れる。
そして思ったより軽い素材でできたシャツに頭を入れ、続けて腕を入れる。見ると、胸元には自分のイニシャルが刺繍してあるようだ。かっこいい…。
ズボンもささっと着替えると、制服とはまた別の感触。
動きやすそうな体育着姿に早変わり。
「リ、リオンくん助けてぇ…」
モゴモゴとした音が隣から聞こえたかと思うと、上の体操着から頭を出せなくなったリオンがあたふたしていた。
急いでシャツを下に下げて頭を出してあげる。
ふわっといい石鹸の匂いがした。
「ありがと!」
「どういたしまして。」
それにしても少年の鎖骨というものはなんと美し…
ごほん。
長くなりそうなので、さっさと体育の授業へと移ろう。
リュイの鎖骨は家に帰ってからじっくりと眺めるとする。
続く
担任は黙々とクラスメイトの名前を読み上げていき、呼ばれた生徒は返事をする。
ただ普通の出席点呼のようなので、特に心配はいらない。
呼ばれたら元気よく返事をすればいいのだ。
「シエル・クレモンティーヌ」
「はい」
エルの名前が呼ばれると、クラスの一部からはざわざわが巻き起こったが、すぐに静まった。
おそらく他の貴族の生徒たちやリュイと同じような皇室関係を熟知している子たちからだろう。
しばらくして。
「リオン・エトランゼ」
「はい。」
「リュイ・エトワール」
「、、はい!」
俺たちの名前は連続で呼ばれた。発音が近いからなのだろうか…?
リュイはワンテンポ遅れたようだが、二人とも元気よく返事ができたと思う。
俺は正直数十年ぶりの出席に、少しドキドキしていた。
「では、これで朝の会を終了する。各自、1時間目に向けて準備するように。散会。」
担任はそういうと、黙々と教室から出ていった。
恐るべしミスター・アンスティテュタ。美しい身だしなみには冷酷さが一番に押し出されている。
話しかけても答えてくれるだろうか。
これが異世界の、しかも一番大きな学校の1年生の教室。
もし前世の1年生のクラスに、このような担任の先生がいたら、さぞかしカオスになっていただろう。
いや、この世界の生徒たちが異常なのかもしれない。レベルの違いを身をもって体感する。
すると、隣に座っていたエルから話しかけられる。
「1時間目は算術の時間か…。二人とも、教科書とノート、取りに行こうよ」
「いいよ~!いこいこ」
「じゃあ俺もついていく!」
にしても算術か。算数でも数学でもないのか…。
前世では算数と数学の成績だけものすごくよくて、他は全て中途半端ぐらいの点数だった気がする。
ロッカーから、『算術1』と書かれた教科書とノートを手に取ると、少し開いて中身を見てみる。
最初の数ページには基本的な足し算引き算や、単位の問題などが書かれていた。
後半あたりには掛け算なども出てきているし、学習のレベルは、前世よりも少し高いぐらいだけど、年齢相応と言われればそうなのだろうか…。
ーーー
さて…。1日目は思ったより疲れた。
時間割は、午前中が算術、国語、歴史、体育。
思ったよりレベルが高い、と言うのが正直な感想だ。
前世の頃、いつか転生したら、小学生時代だけは無双できるんだろうなぁ…。と想像したことがあるが、この調子じゃあ中等部に上がることにはくたくたになるだろう…。
算術のクラスはなんともなかったと思う。
基礎的な足し算と引き算の問題を解いたりなどは、大学を出た俺にとって難しいことはない。
他の生徒たちの中には、苦労していた子もいた。リュイには俺が手を使う方法を教えてあげた。
「いかにも」な小学一年生で少し心が和んだ。
エルは俺と同じぐらいスラスラ問題が解けていて、正直少し驚いた。
聞けば、1年ぐらい前から家庭教師を雇って予習していたとのこと。
その点貴族はやっぱり違うようだ…。
国語はというと、こっちの言語は生まれてからずっと使っているし、子供の規格外な記憶力でカバーはできている…と思う。
しかし俺の脳の中には日本語の領域もまだ存在しているようで、たまに言葉に詰まるときは、二つの言語がごっちゃになる時だ。
今使用している言語を詳しく説明することはできない。けど、前の世界の英語や、ヨーロッパあたりの言語が近いのではないだろうか。
漢字は存在しないが、英語でいう前置詞や冠詞などの概念が出てくる。
歴史は前世の記憶が1%も役に立たないので、最初から学び直し…。
というか何もわからないので他の生徒と同じように1から理解していくことになるだろう。
ちなみにエルは400年前の戦争の辺りまでは大体知っているとのことだった。
おいおい家庭教師チートすぎんだろ…。
4時間目は体育だ。
めちゃくちゃ重たかった鞄と一緒に持ってきた身軽な半袖と半ズボンの衣服、あれは体育着だったのだ。
リュイが今日の朝、「何に使うんだろうねえ~」って言ってたが、
ごめん。俺は知ってた。
前世の小学校1年生では男女問わず、同じ教室で着替えをしていたものだ。
そのころに「恥ずかしい」などという感情があったかはもう覚えていないが、
今考えると、男女混合で着替えるという行為が普通だった低学年とは一体なんだったのだろうか
「男子は男子更衣室に、女子は女子更衣室に移動し、着替えること。」
異世界は案外そう言うのに厳しいようで、低学年でもしっかりと男女別々で着替えが行われた。
俺たちは体育着を持ったまま、1階の端っこに位置する更衣室へと向かった。
いくつかのロッカーが置かれており、そこで着替えることになっているらしい。
「なんか、みんなで一緒に着替えるのって、恥ずかしいね…」
顔を赤くしてこっちを見ているリュイは、相変わらず抱きしめたくなるかわいさだ。
赤面しているのもなおさらよし。興奮する。
更衣室の中は、他の生徒たちが話す声でざわざわしていた。
周りを見ると、ズボンを降ろしている最中の子、上が裸の子…。鎖骨や太もも裏までよく見える。
男子更衣室ほど、俺にとって眼福なものはなかった。ここは天国ですか???
思わず見惚れてしまいそうなところだったが…。
「大丈夫…?リオンくんも速く着替えなよ?」
ぼーっとしている最中にエルに話しかけられ、我に帰った。
そして俺も他の生徒と同じように、まずはシャツから着替えることにした。
Yシャツのようになっている制服は、前のボタンを解くと前が開けるので、そのまま腕から取り、畳んでロッカーの中に入れる。
そして思ったより軽い素材でできたシャツに頭を入れ、続けて腕を入れる。見ると、胸元には自分のイニシャルが刺繍してあるようだ。かっこいい…。
ズボンもささっと着替えると、制服とはまた別の感触。
動きやすそうな体育着姿に早変わり。
「リ、リオンくん助けてぇ…」
モゴモゴとした音が隣から聞こえたかと思うと、上の体操着から頭を出せなくなったリオンがあたふたしていた。
急いでシャツを下に下げて頭を出してあげる。
ふわっといい石鹸の匂いがした。
「ありがと!」
「どういたしまして。」
それにしても少年の鎖骨というものはなんと美し…
ごほん。
長くなりそうなので、さっさと体育の授業へと移ろう。
リュイの鎖骨は家に帰ってからじっくりと眺めるとする。
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