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清慈と過ごす日々は、いつのまにか季節を一巡りしていた。ほんの時折、清慈の視線や沈黙が、部屋の空気ごと喉を塞ぐように感じられることがあった。気が付けば自分の時間がどこへ消えたのかすら忘れかけていた。
ある平日の午後に、都内の出版社で資料を受け取りに行った。その際に恭平と軽い食事もした。送迎をした清慈に見張られての食事だった。仕事の話もあるし、と思いつつ恭平との会話は弾んだ。清慈は終始ご機嫌斜めで、帰宅して早々、修一を寝室に押し込んだ。
それから一週間がたち、修一は昼なのに寝室のベッドで天井を見上げていた。
「修一にはよそ見をする余裕があるんだ」
「……清慈」
修一の声はしゃがれていた。
「君に名を呼ばれるだけで、泥に塗れて腐った俺の心がきれいに洗い流されるんだ」
そう清慈は言い、修一のふくらはぎを甘噛みする。唾液をすすりながら膝の裏に舌を這わせ、足を折りたたませる。露わになった足の間に腰を進ませて、容赦なく恥骨をぶつけてくる。その度に修一の頭は枕の上で左右に振れた。手首はSMプレイ用の手錠で拘束され、ベッドフレームと繋がった鎖により、清慈の背に手を回すことも、抵抗することも封じられている。
このためにベッドを新調した清慈は、修一が盛大に金属音を鳴らすと、お仕置きだと言わんばかりに憎々しいほど勃起した巨根で胎内を穿つ。
修一が悲鳴に近い嬌声を上げると、清慈によって口を塞がられる。当たり前に侵入してきた舌が、口腔内で縦横無尽にねぶる。
涙色の嬌声か清慈の名を呼ぶことしか許されていない。それ以外の、たとえば「やめて」なんて口走ってしまったら罰が与えられる。その繰り返しで、気が付けば手足に力は入らなくなった。それでも暴力的な快楽を絶えず受け止めなければならなくて、首を絞められてもいないのに声も出なくなった。
空腹になったら食事をした。固形物は出されない。眠くなったら清慈の胸の中で好きなだけ睡眠を貪る。夢にまで清慈が我が物顔で現れた。
修一が外出した後はいつもこうだ。清慈の気の済むまま一週間は屋敷にこもる。その間することと言えば、食べるか寝るかまぐわうだけ。
ガレージにある清慈の愛車を見せてもらったら、シートに押し倒されてフロントガラスが曇るほど抱かれた。真っ昼間の書斎で、資料本を広げた作業机の上に突っ伏して、後ろから挑まれた。広い台所で昼食を作りながら清慈に口淫された。浴槽で、トイレで、玄関で、ソファの上で、廊下で清慈とセックスした。激しい突き上げに窓のレースカーテンを引きちぎっても、動物みたいな交尾で床や壁に精液をかけても、清慈の発情は治まらなかった。
仕事はどうしたのかと清慈に聞いたら、「問題ない」としか返ってこない。そんなことよりも名を呼べと清慈に求められる始末だ。
修一にとって、清慈の中で嵐が過ぎ去るのを待つのも苦ではない。修一の肉体が同年代の男性より細身でも、そんなにやわではない。理性の飛んだ清慈が全体重を掛けて押し倒してきても、拒絶したければ肘鉄を食らわせるだけだ。清慈より身体面で劣っていても、頭を使えばいいだけだ。
それよりも清慈の激情をただ受け従いつづけることが、二人の関係にとって最良な選択なのか頭を悩ませていた。性に溺れる生活を繰り返しても、清慈の気が休まる気配がない。むしろ清慈の凶暴性に拍車を掛けている気すらある。どちらが正常な判断を失いかけているのか、もはや修一ですらあやふやだった。
午後、寝室で清慈と一緒にうたた寝をしていたら、急きょ清慈に仕事の連絡が入った。
「ごめん、電話を掛けないと」
雨が降っていた。梅雨時だから当たり前なのに、今すぐにでも庭に駆け出して、曇天を見上げたくなった。
「うん、お疲れさま」
修一と連れ立って寝室を出て、修一だけ階段を下りようとしたら、書斎の方から清慈に呼ばれた。
「外は雨だよ、書斎のカウチで横になっていて」
「そこから外は見える?」
「見えるよ、俺も修一を好きなだけ見るから」
清慈の言葉は豪速球だ。首の後ろに熱が集まるのを感じつつ、修一は清慈の甘いささやきに従った。
清慈は書斎でアシスタントと通話しながら、窓際のカウチで寝そべる修一から視線を外さない。
「はい、よろしくお願いします」
終わったのかな。
「修一、ここに座って」
通話を終えた清慈に呼ばれた。
「……わかった」
清慈の指示通り、修一は机の下に身を潜ませた。
「舐めて」
そう清慈に命令されて、尾てい骨あたりがゾクッとする。
「……はい」
軽く頷いて清慈の股間に顔を寄せる。
清慈に教わった通りに、口だけでファスナーを下ろすのも慣れてきた。膨らみに鼻を押し付け、下着のウエスト当たりを歯に挟んで引っ張ると勢いよく雄が飛び出してくる。精液臭くて、汗で蒸れた男の匂いに、修一は喉を鳴らす。
薄い色の陰毛に隠れた陰嚢をはむはむする。手は一切使わず、口だけで清慈の股間を愛撫した。下から上へと裏筋を辿り、血管の凹凸を楽しみながら亀頭を口に含む。先端から先走りが滲み出ていたから、音を立てて吸い取る。それだけで後ろが切なくなり、蕾をヒクヒクとさせた。
清慈の雄は太くて長い。そのせいで修一が口を大きく開けても全てを含みきれないでいる。どうにか喉の奥まで収めても、生理的な涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃになる。時折嘔吐きながらも、もたもたと頭を上下させて肉の竿を丹念にしゃぶる。清慈が椅子の上で腰を揺らし、太ももに力を入れた。もうすぐだ。そう修一は舌使いを速める。
頭上で清慈が呻く。と同時に、喉の奥に熱い迸りが叩き付けられた。修一は即座に喉を鳴らして、一滴足らず残さないで飲み込んだ。
これも清慈に教えられたことの一つで、互いの精液を飲み干すことは喜ばしく、率先して腹の中に収めるようにと清慈が言っていた。
喉から清慈の生命を迎え入れた。その味は決して美味しいものではない。
「ちゃんと飲めたかな、舌を見せてごらん」
ご機嫌な声音の清慈が、机の下から修一を引きずり出す。直ぐにズボンの中に清慈の手が入ってきて、修一が前を濡らしていることに満足そうにした。
「はい」
べー、と清慈に舌を見せた。
「……修一はお利口だね、ほら仕事も終わったからご飯にしようか」
くちゅくちゅと下着の中で音がする。清慈の卑猥な手が、修一の萎れた性器を揉み上げ、出したばかりの精液をまとわり付かせる。その手で蕾を濡らしてこじ開けてくる。
散々清慈を受け入れたところは熱を持ち、ヒリヒリとしている。
それも難なく侵入を許してしまう。痛いのに、泣きたいくらいに清慈の男を咥えたかった。今すぐにでも征服されたい。
欲望のまま雄に手を添えたら、清慈の指がやさしく抜き出される。
「ぅ、っ……」
「ご飯の前に軟膏を塗らないと、修一には無理をさせたね」
修一は縋るように清慈を見上げた。清慈にならこの身を引き裂かれてもいいのに。どうして。
急にしおらしくなった清慈に対して、修一は焦燥に駆られた。自分は大事にされていると喜ぶべきだ。それでも、大切な人と交じり合う喜びを知ってしまってからは、自分の未熟さにどうやって向き合うべきかわからないでいる。
「したい」
「修一、駄目だ、我慢しないと」
「でも、むずむずするんだ」
清慈に頬を撫でられて抱き寄せられる。それは修一を労るような手つきだった。
「……かわいい」
耳元で清慈のうわずった声が吹き込まれる。耳たぶを噛まれて、修一の腰が抜けた。既の所で清慈が腕で受け止める。
「一週間後かな、俺は手出しをしないから、修一はゆっくり休んでくれ」
清慈の嵐が通り過ぎたのだ。安心したくても、うまく笑い返せないでいる。
「僕に、あ、飽きた?」
上目遣いで清慈を見たら、噴き出すように笑われた。
「俺が修一に飽きる? それ本気で言っているの? 傑作だよ、この異常者を捕まえて、まだ求めろって言うんだね、君はとんだ魔性の子だ、心配してくれなくても俺はずっと修一を抱きたくて仕様がない男だから、逆に君が壊れないようセーブしているだけだから」
死ぬほどかわいいな、と清慈は喉仏を上下させる。
「う、うれしい」
清慈の切れ長の双眸が薄められる。
「君の体は望まない刺激に対しても反応してしまうからね……」
「気遣ってくれて、ありがとう、ん」
清慈が、もうしないと言っている側から尻を揉んで刺激してくる。とことん性に溺れさせるような手つきに、修一は清慈の策略にハマった気分だ。
「伝わってうれしいな、でも、俺がどれだけ修一を愛しているか、それを君が知ったら、その時こそ本当に壊れちゃうんだろうな、いいよ、どんな姿でも君を手放さないから、ね」
清慈は気味悪く口角を上げた。なんて悪い男なのか。
ある平日の午後に、都内の出版社で資料を受け取りに行った。その際に恭平と軽い食事もした。送迎をした清慈に見張られての食事だった。仕事の話もあるし、と思いつつ恭平との会話は弾んだ。清慈は終始ご機嫌斜めで、帰宅して早々、修一を寝室に押し込んだ。
それから一週間がたち、修一は昼なのに寝室のベッドで天井を見上げていた。
「修一にはよそ見をする余裕があるんだ」
「……清慈」
修一の声はしゃがれていた。
「君に名を呼ばれるだけで、泥に塗れて腐った俺の心がきれいに洗い流されるんだ」
そう清慈は言い、修一のふくらはぎを甘噛みする。唾液をすすりながら膝の裏に舌を這わせ、足を折りたたませる。露わになった足の間に腰を進ませて、容赦なく恥骨をぶつけてくる。その度に修一の頭は枕の上で左右に振れた。手首はSMプレイ用の手錠で拘束され、ベッドフレームと繋がった鎖により、清慈の背に手を回すことも、抵抗することも封じられている。
このためにベッドを新調した清慈は、修一が盛大に金属音を鳴らすと、お仕置きだと言わんばかりに憎々しいほど勃起した巨根で胎内を穿つ。
修一が悲鳴に近い嬌声を上げると、清慈によって口を塞がられる。当たり前に侵入してきた舌が、口腔内で縦横無尽にねぶる。
涙色の嬌声か清慈の名を呼ぶことしか許されていない。それ以外の、たとえば「やめて」なんて口走ってしまったら罰が与えられる。その繰り返しで、気が付けば手足に力は入らなくなった。それでも暴力的な快楽を絶えず受け止めなければならなくて、首を絞められてもいないのに声も出なくなった。
空腹になったら食事をした。固形物は出されない。眠くなったら清慈の胸の中で好きなだけ睡眠を貪る。夢にまで清慈が我が物顔で現れた。
修一が外出した後はいつもこうだ。清慈の気の済むまま一週間は屋敷にこもる。その間することと言えば、食べるか寝るかまぐわうだけ。
ガレージにある清慈の愛車を見せてもらったら、シートに押し倒されてフロントガラスが曇るほど抱かれた。真っ昼間の書斎で、資料本を広げた作業机の上に突っ伏して、後ろから挑まれた。広い台所で昼食を作りながら清慈に口淫された。浴槽で、トイレで、玄関で、ソファの上で、廊下で清慈とセックスした。激しい突き上げに窓のレースカーテンを引きちぎっても、動物みたいな交尾で床や壁に精液をかけても、清慈の発情は治まらなかった。
仕事はどうしたのかと清慈に聞いたら、「問題ない」としか返ってこない。そんなことよりも名を呼べと清慈に求められる始末だ。
修一にとって、清慈の中で嵐が過ぎ去るのを待つのも苦ではない。修一の肉体が同年代の男性より細身でも、そんなにやわではない。理性の飛んだ清慈が全体重を掛けて押し倒してきても、拒絶したければ肘鉄を食らわせるだけだ。清慈より身体面で劣っていても、頭を使えばいいだけだ。
それよりも清慈の激情をただ受け従いつづけることが、二人の関係にとって最良な選択なのか頭を悩ませていた。性に溺れる生活を繰り返しても、清慈の気が休まる気配がない。むしろ清慈の凶暴性に拍車を掛けている気すらある。どちらが正常な判断を失いかけているのか、もはや修一ですらあやふやだった。
午後、寝室で清慈と一緒にうたた寝をしていたら、急きょ清慈に仕事の連絡が入った。
「ごめん、電話を掛けないと」
雨が降っていた。梅雨時だから当たり前なのに、今すぐにでも庭に駆け出して、曇天を見上げたくなった。
「うん、お疲れさま」
修一と連れ立って寝室を出て、修一だけ階段を下りようとしたら、書斎の方から清慈に呼ばれた。
「外は雨だよ、書斎のカウチで横になっていて」
「そこから外は見える?」
「見えるよ、俺も修一を好きなだけ見るから」
清慈の言葉は豪速球だ。首の後ろに熱が集まるのを感じつつ、修一は清慈の甘いささやきに従った。
清慈は書斎でアシスタントと通話しながら、窓際のカウチで寝そべる修一から視線を外さない。
「はい、よろしくお願いします」
終わったのかな。
「修一、ここに座って」
通話を終えた清慈に呼ばれた。
「……わかった」
清慈の指示通り、修一は机の下に身を潜ませた。
「舐めて」
そう清慈に命令されて、尾てい骨あたりがゾクッとする。
「……はい」
軽く頷いて清慈の股間に顔を寄せる。
清慈に教わった通りに、口だけでファスナーを下ろすのも慣れてきた。膨らみに鼻を押し付け、下着のウエスト当たりを歯に挟んで引っ張ると勢いよく雄が飛び出してくる。精液臭くて、汗で蒸れた男の匂いに、修一は喉を鳴らす。
薄い色の陰毛に隠れた陰嚢をはむはむする。手は一切使わず、口だけで清慈の股間を愛撫した。下から上へと裏筋を辿り、血管の凹凸を楽しみながら亀頭を口に含む。先端から先走りが滲み出ていたから、音を立てて吸い取る。それだけで後ろが切なくなり、蕾をヒクヒクとさせた。
清慈の雄は太くて長い。そのせいで修一が口を大きく開けても全てを含みきれないでいる。どうにか喉の奥まで収めても、生理的な涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃになる。時折嘔吐きながらも、もたもたと頭を上下させて肉の竿を丹念にしゃぶる。清慈が椅子の上で腰を揺らし、太ももに力を入れた。もうすぐだ。そう修一は舌使いを速める。
頭上で清慈が呻く。と同時に、喉の奥に熱い迸りが叩き付けられた。修一は即座に喉を鳴らして、一滴足らず残さないで飲み込んだ。
これも清慈に教えられたことの一つで、互いの精液を飲み干すことは喜ばしく、率先して腹の中に収めるようにと清慈が言っていた。
喉から清慈の生命を迎え入れた。その味は決して美味しいものではない。
「ちゃんと飲めたかな、舌を見せてごらん」
ご機嫌な声音の清慈が、机の下から修一を引きずり出す。直ぐにズボンの中に清慈の手が入ってきて、修一が前を濡らしていることに満足そうにした。
「はい」
べー、と清慈に舌を見せた。
「……修一はお利口だね、ほら仕事も終わったからご飯にしようか」
くちゅくちゅと下着の中で音がする。清慈の卑猥な手が、修一の萎れた性器を揉み上げ、出したばかりの精液をまとわり付かせる。その手で蕾を濡らしてこじ開けてくる。
散々清慈を受け入れたところは熱を持ち、ヒリヒリとしている。
それも難なく侵入を許してしまう。痛いのに、泣きたいくらいに清慈の男を咥えたかった。今すぐにでも征服されたい。
欲望のまま雄に手を添えたら、清慈の指がやさしく抜き出される。
「ぅ、っ……」
「ご飯の前に軟膏を塗らないと、修一には無理をさせたね」
修一は縋るように清慈を見上げた。清慈にならこの身を引き裂かれてもいいのに。どうして。
急にしおらしくなった清慈に対して、修一は焦燥に駆られた。自分は大事にされていると喜ぶべきだ。それでも、大切な人と交じり合う喜びを知ってしまってからは、自分の未熟さにどうやって向き合うべきかわからないでいる。
「したい」
「修一、駄目だ、我慢しないと」
「でも、むずむずするんだ」
清慈に頬を撫でられて抱き寄せられる。それは修一を労るような手つきだった。
「……かわいい」
耳元で清慈のうわずった声が吹き込まれる。耳たぶを噛まれて、修一の腰が抜けた。既の所で清慈が腕で受け止める。
「一週間後かな、俺は手出しをしないから、修一はゆっくり休んでくれ」
清慈の嵐が通り過ぎたのだ。安心したくても、うまく笑い返せないでいる。
「僕に、あ、飽きた?」
上目遣いで清慈を見たら、噴き出すように笑われた。
「俺が修一に飽きる? それ本気で言っているの? 傑作だよ、この異常者を捕まえて、まだ求めろって言うんだね、君はとんだ魔性の子だ、心配してくれなくても俺はずっと修一を抱きたくて仕様がない男だから、逆に君が壊れないようセーブしているだけだから」
死ぬほどかわいいな、と清慈は喉仏を上下させる。
「う、うれしい」
清慈の切れ長の双眸が薄められる。
「君の体は望まない刺激に対しても反応してしまうからね……」
「気遣ってくれて、ありがとう、ん」
清慈が、もうしないと言っている側から尻を揉んで刺激してくる。とことん性に溺れさせるような手つきに、修一は清慈の策略にハマった気分だ。
「伝わってうれしいな、でも、俺がどれだけ修一を愛しているか、それを君が知ったら、その時こそ本当に壊れちゃうんだろうな、いいよ、どんな姿でも君を手放さないから、ね」
清慈は気味悪く口角を上げた。なんて悪い男なのか。
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