1800光年の恋人たち
幼い頃から内気で孤独だった修一の世界に、美しく聡明な七つ年上の従兄・清慈だけが静かに寄り添ってくれた。大学生の清慈との日々は修一にとって光そのものであり、二人だけの世界は喜びに満ち溢れていた。修一の心の中には、清慈といつまでも一緒にいたいという願いが募っていった。
しかし、清慈は大学卒業とともに徐々に距離を置き始め、やがて突然その姿を消してしまう。その時になって初めて修一は、自分にとって清慈がただ頼れる従兄ではなく、胸を焦がすほど大切な存在だったことに気付く。
清慈の不在は修一の心に深い喪失感を刻み込んだ。理由もわからないまま時は流れ、淡い記憶を胸に秘めた修一はやがて大人になっていく。いつか再び巡り合う日が来ることなど、思いもせずに――。
鳥飼修一(平凡)受け
地味な顔立ちで大人しい性格。同級生と遊ぶより清慈と一緒に空を眺めるほうが楽しい。中学生~。
蛇澤清慈(美形)攻め
背が高く、西洋人形みたいな美人。七つ年上の従兄。大学生~。
※連載中は加筆修正がありますので、ご理解いただきますようお願いします。完結後に正式版に整え、一定期間過ぎてから取り下げる予定です。その後にKindleでの配信を予定しています。
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