Original drug

佐治尚実

文字の大きさ
4 / 4

4

しおりを挟む
「あっあっううう、いいやぁああ、やぁやう、うっあ」

 ベッドが激しく軋む音と翔祐の嬌声が甲高くなる毎に、一条の飢えた独占欲を徐々に潤して行くようだ。一条は嬉しそうに咆哮をあげている。

「顔を、君の、顔を」

 結合したまま、発汗してぬめる躰をひっくり返され、翔祐は悲鳴を上げる。

「っやぁあああ・・・・・・。っあっあっ、やぁだ、ひぃ」

「見えた、可愛いよ、ああぅ、いくいく」

 翔祐が雄を喰い尽くそうと胎内の粘膜が熱を発して、イヤらしく蠢く。美しい一条は奥深くを容赦なく突き上げれば、翔祐は息絶えたえに喘ぎ雄を締め付けた。

「っく・・・・・・うう、しょう、す、けぇ」

 一条は射精が近くなり、翔祐の身体の奥に半年ぶりの精液を溜めるようしていた。無我夢中で胎内を抉り、翔祐の涙と涎で汚れた顔に何度も口づけを降らす。

 翔祐が逃げようとしたら激情して、「逃がさない」と身体を強く抱擁し密着させてきた。

「汗と体温、肉も全て俺のものだ」

 酷く乱れた翔祐の媚態に「気が狂う」と、「これ程に乱れた翔祐は見た事が無い」とまで、ブツブツと譫言を続ける。

「ああ、出すよ、いっぱいだよ、翔祐、愛してるよ、愛してるよ、ああっ・・・・・・く」

「んん、っぁ、あああ、うううわああ、だめえええ、だしちゃだめええええ、ああっいやああっ」

 一条の精液を胎内で受け止めた翔祐は、全身を震わせ、声が出せず口を開けて泣いた。

「お尻に入れるのが一番きもちいい、ああ、まだまだ、精液溜めて泣く姿も綺麗だよ、ほら、四つん這いで俺が満足するまで愛させて貰うよ。翔祐、俺は半年待った、ご褒美をくれよ」

 性欲の化け物に禁欲をさせた愚かな翔祐は、いつでも堕ちる事を一条に待ち望まれていた。己の見っとも無く歓喜している身体が悔しかった。

 諦めて四つん這いでシーツを掻きむしる翔祐を見た一条は「好きなだけ翔祐を愛せる、愛おしい」と、頭を撫でてくる。

 一条の雄が屹立している、今にでも暴れそうな光景を翔祐は見ないようにしていた。

「そんな仕草もいじらしい」

 わざと頭から腰までの素肌を、一条は大きい手でなぞると翔祐は自分でも聞いたことのない嬌声を上げる。

「俺の愛は深いと出逢った頃に言っただろ、まさか覚えていない筈はないよね、可愛い可愛い」

「っあ」

「鎖が欲しい、監視カメラでは足りない、早く早く」

 そう一条が偉容な雄を、翔祐の開いた胎内に押し込む。窒息しそうだ、死んでしまう。

「あれ、声でなくなったの。自業自得だよ、半年とか冗談かと思った、ほら起きてよ可愛い声聞かせて」

 声を聞かせてと、腰だけ高く掲げた媚態に一条は一心不乱に鬼畜に突き上げた、何度も翔祐が泣くまで。

「あああ、うっ・・・・・・あっあっあっ、やだぁあああ、もう、やぁだ、ゆるして」

「はあぁ、許すわけないよ、それこそ冗談でしょ、ほら大きいの奥まであげるから泣かないで」

 肉のぶつかり合いと水音が卑猥な音を響かせると、翔祐のぼやける脳に二段階目のスイッチが入った。

「いちじょうさん、こわ、れる・・・・・・。っあああああっっ」

 奥深くを強く抉ると翔祐が喉をのけ反らせ絶叫した、一条の愛は重い性欲だけではない平等に愛も深い。

「やだ・・・・・・。こわれたら、すてられる。あっうう、いい」

 どうやら翔祐の禁欲を強行した原因は、異常な執着と性欲で己が壊れそうだ、と恐れるのではなかったようだ。壊れて使い物にならなくなった躰では一条に愛される存在でいられない、健気な思いであった。一条は「杞憂だと」、軽やかに笑った。 

「愛するよ何度だって、翔祐を壊しても愛してるよ。いい子だっ。早く壊れるといいね大きいのが足りなければディルドを入れればいいんだ、きっと翔祐は喜んでくれるよ・・・・・・。ああ、感じてるね、欲しいんだ!」

「愛して、一条さんが欲しい、ああ、大きいので酷く愛して・・・・・・。おねが、い、あっあっう」

「よかった、俺を選んでくれて有り難う。誰にも触らせないよ、俺だけの翔祐だ、俺だけの、ははは」

「いち、じょうさんだけの。いっぱい、えっちなこと、あっ・・・・・・して」

「エロい、イヤらしい子だ犯罪的だ、翔祐の為に半年感沢山精液を我慢したよ、次のも濃いよ」

 ベッドが揺れヘッドボードに縋る翔祐が激しい動きに耐えられず悲鳴をあげていた、胎内で大量の精液を放出され続け腹の中が水音が聞こえる。
 
濃厚な精液と分かれば何故教えてくれないのか。

「顔に掛けて。・・・・・・ああ」

 咆哮をあげる一条が、翔祐の胎内から雄を一気に抜きだした。急激な刺激に身を震わせる翔祐の顔に目掛けて、雄を一心不乱に扱いた。
 翔祐は口を開けて瞼を閉じて、「はやく」と待ち構える。

「くだ、さい」

 一条は呻いた。

「うっ」

 ぶしゃぁと、翔祐の顔と口内に熱い飛沫がぶっかけられた。それだけで翔祐は達してしまう。

「ああ、いいな、性欲に溺れた翔祐の顔、癖になるね、常用すればもっと効きやすくなるみたいだよ、副作用もないし」

「美味しい」

 顎から垂れる粘着質な精液を手で掬い、指で舐めしゃぶる翔祐を、幸せそうに一条も微笑む。

「あっ、ごめん副作用あったね、翔祐の美味しい飲み物がいっぱい出るんだって」

「っああ、ん、一条さんに、のんで、もらえ、っあ」

 快楽が疎かになっていても、生臭い精液の匂いだけで倒錯めいた快楽を得られた。ついに自分は堕ちても良いときが来たのか、一条が薬の副作用を説明する傍ら翔祐はクスクスと笑う。

「嬉しい」

 サイドテーブルから一条はカップを手に取ると、そこにベッドシーツに水溜まりを作っている翔祐の精液を掬い、並々に入れるとご満悦の笑顔で翔祐が悲鳴を上げると同時に飲み干した。

「うん、濃いね・・・ああ、俺の体に沁み込んでる、半年間の翔祐が」

「いっ一条さん・・・お腹を壊すよ」

「これは俺の生きていく中で大事な飲み物だから、そうだ言い忘れてた」

 口元を腕で拭う一条は美貌を輝かせ、どこにでもいる普通の男である翔祐に病的な微笑みを浮かべた。

「もう一つ副作用があった、淫乱な身体に出来上がるんだ、男を銜えてないと発狂する位のね」

 副作用なんて嘘だ、清純な仮面を外す時を待っていた淫乱な悪魔にきっかけをあげただけだ。

「うん、そうなんだぁ・・・・・・まだ、欲しいのは薬のせいなんだね」

「ふう、可愛いな。もっと頑張れそうかな」

「ぐちょぐちょにして、僕、おかしいんだ。一条さんのおちんちん咥えてないとさみしいの」


 できあがり、これでよし。最終検査は終了だ。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

創作BL短編集

さるやま
BL
短編まとめました。 美形×平凡、ヤンデレ、執着・溺愛攻め多め

血液製の檻

サンバ
BL
囲い込み執着美形×勘違い平凡受け 受けのことが好きすぎて囲っている攻めと攻めのために離れようとする受け 両片思い 軽い流血表現

ヤンデレだらけの短編集

BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。 【花言葉】 □ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡 □ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生 □アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫 □ラベンダー:希死念慮不良とおバカ □デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。 かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです! 【異世界短編】単発ネタ殴り書き随時掲載。 ◻︎お付きくんは反社ボスから逃げ出したい!:お馬鹿主人公くんと傲慢ボス

ヤリチン伯爵令息は年下わんこに囚われ首輪をつけられる

桃瀬さら
BL
「僕のモノになってください」 首輪を持った少年はレオンに首輪をつけた。 レオンは人に誇れるような人生を送ってはこなかった。だからといって、誰かに狙われるようないわれもない。 ストーカーに悩まされていたレある日、ローブを着た不審な人物に出会う。 逃げるローブの人物を追いかけていると、レオンは気絶させられ誘拐されてしまう。 マルセルと名乗った少年はレオンを閉じ込め、痛めつけるでもなくただ日々を過ごすだけ。 そんな毎日にいつしかレオンは安らぎを覚え、純粋なマルセルに毒されていく。 近づいては離れる猫のようなマルセル×囚われるレオン

お姫様(男)は平凡

雫@不定期更新
BL
学園のお姫様こと姫嶋琴はお姫様扱いされているが、顔が可愛いからとか仕草が可愛いとかではない。名前に姫が入っている、ただそれだけの理由でお姫様扱いされているただの一般庶民だ。 それが嫌で地元の中学を離れ全寮制の高校に進学を決めた琴。しかしそこで出会う人々はなかなか一癖ある人ぞろいで?琴の高校生活はどうなってしまうのやら…。 何かと名前に反して強気な琴と誰がくっつくのか、見守ってもらえたら嬉しいです!複数カップル存在する可能性あり。女の子も出てきます。 何でもオッケーの方向けになります。あらすじが日々変化する可能性があります。よろしくお願いします!

氷の檻に閉じ込められた月~兄上のすべては、私のもの~

春野ふぶき
BL
『兄上は私のものだ。魂も、肉体も。永遠に―—』 アーヴェント侯爵家の長男ライカは、妾腹として正妻に虐げられ続けてきた。 唯一の救いは、次期当主を目される異母弟カイエンの存在。 美しく聡明で、氷の騎士と呼ばれる彼だけは、常にライカの味方だった。 だが、その愛情は兄を守るものではなく、深く歪んだ執着だった。 母を排除し、兄を囲い込み、逃げれば鎖で捕らえる。 そしてついに、ライカの心身は限界に追い詰められていく。 ——カイエンが下す「最後の選択」とは。 ふたりが辿る結末は、幸福か、それとも狂気の果てか。

お客様と商品

あかまロケ
BL
馬鹿で、不細工で、性格最悪…なオレが、衣食住提供と引き換えに体を売る相手は高校時代一度も面識の無かったエリートモテモテイケメン御曹司で。オレは商品で、相手はお客様。そう思って毎日せっせとお客様に尽くす涙ぐましい努力のオレの物語。(*ムーンライトノベルズ・pixivにも投稿してます。)

余命半年の俺を、手酷く振ったはずの元カレ二人が手を組んで逃がしてくれません

ユッキー
BL
半年以内に俺は一人寂しく死ぬ。そんな未来を視た。きっと誰も悲しむ人は居ないだろう。そう思っていたから何も怖くなかった。なのにそんな俺の元に過去手酷く振り、今では世界的スターとなった元カレ二人がやってきた。彼らは全てを知っていた。俺がどうして彼らを振ったのか、そして俺の余命も。 全てを諦めた主人公と、主人公を諦めきれないイケメンサッカー選手とシンガーソングライターの再会が導く未来は?

処理中です...