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第八章『行人』
2 猫ちゃん、三沢を語る
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ちなみにタイトルの『行人』だが、言葉の意味は複数ある。旅人、というくらいの意味で良いかと吾輩は思う。小説は東京に住んでいる二郎が、家の用事で大阪に来た所から始まる。
この二郎は小説の大半の語り手だが、小説の主人公は兄の一郎であるか。二郎の役割はシャーロック・ホームズに出てくるワトソンみたいなもので、要するにボンヤリした男という立ち位置だ。二郎は二十代なのか、とにかく酒は飲める年齢であった。
「小説は四部に分かれてて、『友達』、『兄』、『帰ってから』、『塵労』の順だ。第一部に当たる『友達』は、つまり二郎の友達との話が書かれている。友達の名前は三沢だね」
ふむふむ、と龍之介くんが頷いて見せる。この龍之介くんは大人なので、とっくに漱石先生の小説は読了している。それでも吾輩の事を立てて、話を聞いてくれるのが有難い。
「で、ネタバラシというか解説してしまうけど、小説の登場人物である三沢・二郎・一郎は、全て漱石先生の分身だと言っていい。この三人のエピソードを順番に書く事で、漱石先生の若い頃から、結婚した後の時代までを描写している。少なくとも吾輩の解釈は、そういう事だ」
「三、二、一と進むんですか。ロケット発射のカウントダウンみたいですね」
「あるいは解体工事のダイナマイト爆発みたいだね。『坑夫』では銅山でダイナマイトが使われてたけど、当時はカウントダウンって、あったのかねぇ?」
三、二、一、ゼロとカウントダウンされて、第四部で小説は終わる。ところで四部の四は、四、つまり死とも読める。小説は二郎の兄である、一郎の死を予感させて幕を閉じる。そして『行人』を書き終えてから、漱石先生には三年ほどの寿命しか残されていなかった。
「ストーリーは、二郎が家の用事で大阪に来たんだったね。これは二郎の家に居る、若いお手伝いさんの結婚相手、つまり将来の旦那さんを評価するために来たんだ。二郎の母親が、そういう仕事を与えたんだね。二郎の家では、母親が権力を持っているようだ」
「母親って強いですよね。分かります分かります」
龍之介くんは自分の両親を思い出して納得している。明治時代や大正時代は父親の権力が強かったはずで、二郎の母親は相当に上手く立ち回っていたのだろう。ちなみに『行人』の新聞連載が始まったのは大正元年であった。
「二郎の大阪での宿は、母親の遠縁に当たる岡田という人の家だ。この岡田さんは結婚してて、夫婦水入らずで、つまり仲良く二人暮らしをしている。旦那さんの方が、昔、二郎の家に下宿してたんだね。だから二郎と岡田さんは顔見知りの関係で、気安く話ができる」
この岡田夫婦は仲が良くて、まるで絵に描いたようだ。二郎は独身で、「結婚って、こんなに上手くいくものなのか」という不信感を持っている。そして小説では、上手くいかない結婚の代表例のような、一郎夫婦の話が書かれる事となる。
「二郎の家の、お手伝いさんの結婚相手。これは佐野という男で、岡田さんの紹介だ。二郎・岡田・岡田夫人・佐野の四人で料理屋に行って、皆で楽しく過ごす。二郎は東京の母親に、佐野の評価として『間違ないでしょう』と手紙を出す。これで結婚話は纏まったから、二郎の用事は一段落だ」
「でも、まだ三沢が出てきてませんよね。吾輩さんが言う、漱石先生の分身キャラが」
龍之介くんが指摘してくれる。こういう相槌を入れてくれるから吾輩は助かる。
「そうだね。三沢は二郎の友人で、二郎が冒頭で大阪に着く前から、『大阪で落ち合って、一緒に遊びに行こうぜ』と約束していたんだ。でも当時は携帯電話なんか無い。そして岡田さんの家にも電話は無い。だから二郎は三沢に、自分が泊まる岡田さんの家の住所を伝えておいた」
だから三沢が、岡田さんの家に手紙を出すか、あるいは訪問すれば二郎とは落ち合えるのである。ところが三沢からの連絡は一向に来ない。二郎は恐縮しながら岡田さんの家に泊まり続ける事となる。
「僕の世代だと、携帯電話が無いって想像も付きませんね。僕なんか電話を五台、持ってましたし」
龍之介くんが感慨深げに言う。吾輩は吾輩で、気になったので突っ込んでみる。
「何で君は電話を五台、持ってたのかな?」
「そりゃあ交際相手が五人、居ましたからね。同時交際には必要なんですよ」
「君は悪い大人になったものだねぇ、龍之介くん」
「『人生は一行のボードレールにも若かない』ですよ、吾輩さん。楽しみは増やさないと」
芥川先生の文章を持ち出してきた。名前が被っているからといって、ドヤ顔で言うのは止めてほしい。どうでもいいが、龍之介くんの交際相手は同性だろうか異性だろうか。どちらも行けそうな退廃的な雰囲気があった。
「……三沢の話だったね。ずいぶん遅れて、岡田さんの家に、二郎宛で郵便が来る。『ただいま入院中、なう』とか、そんな事が書いてある。読者も二郎も、何してるんだと突っ込みたくなるだろうね。三沢は大阪に着いた夜に、仲間と酒を飲んで、胃を悪くしたそうだ」
この三沢は胃腸が悪くて、つまりは漱石先生と同病であった。漱石先生は『行人』を書くより前の明治四十四年に、講演旅行で大阪を訪れた際、胃を悪くして大阪市で入院している。三沢の入院は、この出来事をモデルにしていると言って良いだろう。
「二郎が三沢を見舞いに行く。右目が悪くて白くなってる看護婦と、美人の看護婦が居る。二郎は何日か病院に通うようになって、二郎も三沢も看護婦との会話を楽しんだりする。漱石先生は入院が多かったから、看護婦との会話も多かったかもね」
今も昔も、男は看護婦に弱いらしい。今は看護師と呼ぶのだったか。漱石夫人は、こういう描写は気に入らなかったかも知れない。
「三沢は大阪で知り合った女の話をする。女も胃が悪くて、しかも病院で死にかけている。女は実の母親から芸者屋に売られたそうで、おそらく助からないだろう。そういう不幸な女を、三沢は以前にも知っていると言う」
以前にも知っているという、その女は結婚していたが夫から虐められ、離婚後に狂人となって病院で亡くなったそうだ。この辺りのエピソードは漱石先生が実際に知っていた人の話であるらしい。とにかく、そんな話を聞いた後、二郎は三沢と別れる。
「以上で第一部である『友達』は終了だ。あまり全体のストーリーとは関係しない、二郎や三沢の女性観や結婚観が語られる。そちらの方がメインの章かもね。三沢というのを漱石先生の青春時代として解釈すると、『忘れられない女が居る』という事になるかな」
漱石先生は、不幸せな女性というものに目が向きがちな人だったのかも知れない。『草枕』の那美も、不幸せなヒロインであった。か弱い猫を主人公にした。妻は別として、漱石先生は心の中に、きっと複数の女性や猫を留めていたのだろう。
「冷蔵庫の中には、まだメロンがありましたね。また頂きます」
「いいとも、いいとも。吾輩も冷えたチューブのゼリーを貰って、一息入れよう」
この二郎は小説の大半の語り手だが、小説の主人公は兄の一郎であるか。二郎の役割はシャーロック・ホームズに出てくるワトソンみたいなもので、要するにボンヤリした男という立ち位置だ。二郎は二十代なのか、とにかく酒は飲める年齢であった。
「小説は四部に分かれてて、『友達』、『兄』、『帰ってから』、『塵労』の順だ。第一部に当たる『友達』は、つまり二郎の友達との話が書かれている。友達の名前は三沢だね」
ふむふむ、と龍之介くんが頷いて見せる。この龍之介くんは大人なので、とっくに漱石先生の小説は読了している。それでも吾輩の事を立てて、話を聞いてくれるのが有難い。
「で、ネタバラシというか解説してしまうけど、小説の登場人物である三沢・二郎・一郎は、全て漱石先生の分身だと言っていい。この三人のエピソードを順番に書く事で、漱石先生の若い頃から、結婚した後の時代までを描写している。少なくとも吾輩の解釈は、そういう事だ」
「三、二、一と進むんですか。ロケット発射のカウントダウンみたいですね」
「あるいは解体工事のダイナマイト爆発みたいだね。『坑夫』では銅山でダイナマイトが使われてたけど、当時はカウントダウンって、あったのかねぇ?」
三、二、一、ゼロとカウントダウンされて、第四部で小説は終わる。ところで四部の四は、四、つまり死とも読める。小説は二郎の兄である、一郎の死を予感させて幕を閉じる。そして『行人』を書き終えてから、漱石先生には三年ほどの寿命しか残されていなかった。
「ストーリーは、二郎が家の用事で大阪に来たんだったね。これは二郎の家に居る、若いお手伝いさんの結婚相手、つまり将来の旦那さんを評価するために来たんだ。二郎の母親が、そういう仕事を与えたんだね。二郎の家では、母親が権力を持っているようだ」
「母親って強いですよね。分かります分かります」
龍之介くんは自分の両親を思い出して納得している。明治時代や大正時代は父親の権力が強かったはずで、二郎の母親は相当に上手く立ち回っていたのだろう。ちなみに『行人』の新聞連載が始まったのは大正元年であった。
「二郎の大阪での宿は、母親の遠縁に当たる岡田という人の家だ。この岡田さんは結婚してて、夫婦水入らずで、つまり仲良く二人暮らしをしている。旦那さんの方が、昔、二郎の家に下宿してたんだね。だから二郎と岡田さんは顔見知りの関係で、気安く話ができる」
この岡田夫婦は仲が良くて、まるで絵に描いたようだ。二郎は独身で、「結婚って、こんなに上手くいくものなのか」という不信感を持っている。そして小説では、上手くいかない結婚の代表例のような、一郎夫婦の話が書かれる事となる。
「二郎の家の、お手伝いさんの結婚相手。これは佐野という男で、岡田さんの紹介だ。二郎・岡田・岡田夫人・佐野の四人で料理屋に行って、皆で楽しく過ごす。二郎は東京の母親に、佐野の評価として『間違ないでしょう』と手紙を出す。これで結婚話は纏まったから、二郎の用事は一段落だ」
「でも、まだ三沢が出てきてませんよね。吾輩さんが言う、漱石先生の分身キャラが」
龍之介くんが指摘してくれる。こういう相槌を入れてくれるから吾輩は助かる。
「そうだね。三沢は二郎の友人で、二郎が冒頭で大阪に着く前から、『大阪で落ち合って、一緒に遊びに行こうぜ』と約束していたんだ。でも当時は携帯電話なんか無い。そして岡田さんの家にも電話は無い。だから二郎は三沢に、自分が泊まる岡田さんの家の住所を伝えておいた」
だから三沢が、岡田さんの家に手紙を出すか、あるいは訪問すれば二郎とは落ち合えるのである。ところが三沢からの連絡は一向に来ない。二郎は恐縮しながら岡田さんの家に泊まり続ける事となる。
「僕の世代だと、携帯電話が無いって想像も付きませんね。僕なんか電話を五台、持ってましたし」
龍之介くんが感慨深げに言う。吾輩は吾輩で、気になったので突っ込んでみる。
「何で君は電話を五台、持ってたのかな?」
「そりゃあ交際相手が五人、居ましたからね。同時交際には必要なんですよ」
「君は悪い大人になったものだねぇ、龍之介くん」
「『人生は一行のボードレールにも若かない』ですよ、吾輩さん。楽しみは増やさないと」
芥川先生の文章を持ち出してきた。名前が被っているからといって、ドヤ顔で言うのは止めてほしい。どうでもいいが、龍之介くんの交際相手は同性だろうか異性だろうか。どちらも行けそうな退廃的な雰囲気があった。
「……三沢の話だったね。ずいぶん遅れて、岡田さんの家に、二郎宛で郵便が来る。『ただいま入院中、なう』とか、そんな事が書いてある。読者も二郎も、何してるんだと突っ込みたくなるだろうね。三沢は大阪に着いた夜に、仲間と酒を飲んで、胃を悪くしたそうだ」
この三沢は胃腸が悪くて、つまりは漱石先生と同病であった。漱石先生は『行人』を書くより前の明治四十四年に、講演旅行で大阪を訪れた際、胃を悪くして大阪市で入院している。三沢の入院は、この出来事をモデルにしていると言って良いだろう。
「二郎が三沢を見舞いに行く。右目が悪くて白くなってる看護婦と、美人の看護婦が居る。二郎は何日か病院に通うようになって、二郎も三沢も看護婦との会話を楽しんだりする。漱石先生は入院が多かったから、看護婦との会話も多かったかもね」
今も昔も、男は看護婦に弱いらしい。今は看護師と呼ぶのだったか。漱石夫人は、こういう描写は気に入らなかったかも知れない。
「三沢は大阪で知り合った女の話をする。女も胃が悪くて、しかも病院で死にかけている。女は実の母親から芸者屋に売られたそうで、おそらく助からないだろう。そういう不幸な女を、三沢は以前にも知っていると言う」
以前にも知っているという、その女は結婚していたが夫から虐められ、離婚後に狂人となって病院で亡くなったそうだ。この辺りのエピソードは漱石先生が実際に知っていた人の話であるらしい。とにかく、そんな話を聞いた後、二郎は三沢と別れる。
「以上で第一部である『友達』は終了だ。あまり全体のストーリーとは関係しない、二郎や三沢の女性観や結婚観が語られる。そちらの方がメインの章かもね。三沢というのを漱石先生の青春時代として解釈すると、『忘れられない女が居る』という事になるかな」
漱石先生は、不幸せな女性というものに目が向きがちな人だったのかも知れない。『草枕』の那美も、不幸せなヒロインであった。か弱い猫を主人公にした。妻は別として、漱石先生は心の中に、きっと複数の女性や猫を留めていたのだろう。
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