初恋ガチ勢

あおみなみ

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第31章 クリスマス【千弦と聡二・メグと大輔】

聡二

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 千弦さんからクリスマスの食事会に誘われた。
 芽久美と大倉のキューピッドという名目でのご招待だが、心なしか、前にもこんなことがあったな。

「受験勉強の息抜きにどうですか?」の一言も千弦さんらしい。

 俺としては、そういう名目をつけてでも「俺を呼びたがっている」というふうに、大変都合よく解釈するまでだ。
 (女性の何気ない挙動をいちいち自分に都合よく取る男のことを、ネットスラングで“勘助かんすけ”というようだが、俺のメンタリティーもソレとそう変わらないということか……?)

 手土産は――負担にならないように、卓上用の小さな花束でも持っていこうか、それともポインセチアかシクラメンの鉢にしようか。
(いずれも花に詳しい友人の清吾せいごからの入れ知恵なのが不本意ではあるが、千弦さんが柔らかく微笑みながら喜ぶ顔が目に浮かぶ)

 もちろん大倉も招待されているだろうから、芽久美には――シャレで「長靴容器の菓子の詰め合わせ」程度にしておいた方がよさそうだ。
 何なら大倉にもプレゼントしようか(笑)。
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