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1章
第16話 教会でのひと時
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ゲーム内では、修道服姿など俗世離れした格好しかしていなかったユフィが、少し田舎くさい格好をしている事に思わず面食らっていたが、ユフィの顔がこちらに向いたので、慌てて挨拶する。
「数日ぶりだねユフィ。休みだから来させてもらったけど……今忙しかった?」
そう尋ねると、手についていた土を払ったユフィは、軽く頭を下げた。
「お久しぶりです、セン。今はちょっと栽培している薬草を収穫している所なので、今しばらく待ってもらえますか?」
「了解。どうせだから、収穫の様子見せてもらってもいい?」
「見ていてもつまらないとは思いますが、お好きにどうぞ」
ユフィはそれだけ言うと、黙々と膝丈位の植物から葉っぱや赤い実をもいでいく。
「それは、ロキソニ草とイソジの実?」
「薬草の名前なんて、よくご存知でしたね? どこかで学んだんですか?」
「いや、そんな大層な事じゃないよ。名前だけ知ってただけ」
食べるとHPが30回復するロキソニ草と、解毒効果のあるイソジの実は序盤では特にお世話になったから形は覚えている。
だが、この世界にはHPなんて当然無いわけで……その効果が少し気になった。
「ちなみに……イソジの実は解毒作用があるので合ってるよね?」
「解毒、というよりは殺菌作用と言ったほうがいいかも知れません。そのまま口に含むだけでも効果はありますが、煎じれば様々な消毒に使えます」
「なるほどなぁ……」
思っていた使い方とずいぶん違うことに、内心驚く。
まぁそりゃあ、ありとあらゆる毒に効く毒消草的な物が現実にあったら万能すぎるから、現実的にはそんなものなのかもしれない。
収穫し終わった物を入れたカゴを持ち上げようとするユフィに代わり、そのカゴを持つと「ありがとうございます」と軽く感謝された。
「ちなみに、ロキソニ草はどんな効果があるの?」
「ロキソニ草は、他の薬草と一緒に練ったものを服薬すると、痛み止めや解熱剤として使えますよ。緊急時には、ロキソニ草を大量に絞った汁でも一時的な鎮痛《ちんつう》作用はあります……ただ一定以上摂取すると副作用があるので、緊急時以外はオススメしませんが」
ユフィについて教会の裏へ回ると、表側からは見えない、そこそこ大きな倉庫が存在した。
「今開けますので、ちょっと待ってください」
ユフィが大きな錠前を持っていた鍵で開けると、倉庫の扉が開かれ――途端、鼻の奥がむず痒くなるような刺激臭が充満した。
だが、慣れているのだろうユフィが気にした様子もなく入っていくので、後ろについていくと、そこには様々な形のツボや容器が棚にずらりと並んでいた。
「これは全部薬?」
「ええ、中には危険な薬もあるから触らない様にね」
忠告を受けつつ、ユフィから指定された場所にカゴを下ろすと、ユフィがテキパキと収納していき、2人で外へ出る。
どうじ、オレは大きく息を吸い込んだ。
臭いという程では無いが、やはり自然な空気の方が美味しい。
そんなオレの姿を見てなのか、クスリとユフィが笑った。
「無理して中に入らなくても良かったのに」
「いやぁ、だって薬の入った倉庫なんて滅多に見られないだろうから、折角なら入りたくなるだろ?」
折角なら未知の物を見てみたいという気持ちはきっと誰でもあるだろう……そう思って同意を得ようとするが、ユフィはその美しい銀髪を垂らしながら首を傾げる。
「そういう物ですか?」
「そういう物なの!」
笑いながら力強く肯定すると、ユフィもクスクスと笑う。
ゲームの時とはまるで違う暖かみがあるその笑みは、陽の光に照らされているせいか一層輝いて見えて……その笑顔を改めて守りたいと強く思った。
「じゃあ、色々準備するので表から入って待っておいてもらっても良いです?」
「ん? 何かあるなら手伝うけど?」
そう返すと、何故かユフィに渋い顔をされる。
「手伝おうとしてくれるのは有り難いけど、色々準備するから表から回っておいて」
やや突き放すように、強めの語気でそう言われて、今ひとつ釈然としないものを感じながら教会の表側に回り、改めて教会を見上げる。
本来は真っ白だったのだろう教会の一部塗装は剥がれ、経年劣化による物だろう細かな傷跡などが至る所に見受けられた。
それでも尚、この教会が汚れて見えないのは、綺麗に磨き込まれた扉や、剪定された周辺の草木のお陰だろう。
扉の近くによって見れば、中からわずかに物音が聞こえたため、ソッと扉を押し開く。
「お邪魔します……」
聞こえるかどうかと言う声で呟きながら中へ入ると、そこには長椅子が並べられ、正面にはステンドグラスが嵌め込まれた、どこか静謐な雰囲気の講堂があった。
両手を合わせ祈りを捧げる信徒の格好は皆まばらで、殆どはごく普通の庶民的な服や、薄汚れていたり、少しほつれた服などを着ている人ばかりだ。
ゲーム内で登場した教会は、貴族からお布施を集め、その額によって待遇の良し悪しを決めていたから、てっきり貴族以外の人間はいないかと思っていた。
――いや、そもそもゲーム内で登場した教会はもっと煌びやかだった様な……。
そんな事を考えつつ手持ちぶさたになりながら室内を見回していると、声をかけられる。
「何かお困りですか?」
声のした方を見てみれば、柔和な笑みをした白髪のおばあさんがそこには立っていた。
「えっと……困ってる訳ではなくて、ちょっと待ってる様に言われて」
「待っているようにですか? ……あぁ、あの子のお客様ですか?」
「はい」
あの子と言うのがユフィを指しているのだろうと察したオレは、頷き返す。
「そうですか。あの子のお友達が来てくれるなんて……。後で信徒の方がいなくなられた時に、お話を伺っても良いですか?」
相貌を崩しながらお婆さんにそう言われて、内心まだ友達と思って貰えてるかは分からないなぁなんて思いながらも頷く。
「はい、勿論いいですよ」
「よかった。何も無いところですが、ゆっくりしていって下さいね」
それだけ言うとシスターは、何やら講堂の一角に設けられた簡易の売店らしき所に並んでいる信徒の対応をしていた。
「あれは、一体何をやってるんだ?」
思わずそんな言葉が漏れたところで、声をかけられる。
「あそこでは、ウチで育てた薬草などを販売させて頂いているんです」
声がした方へと振り返ってみれば、先日遭遇した時と同様の修道服を身に纏ったユフィが立っていた。
同時に、彼女が付いてこられたくなかった理由も何となく察する……そりゃ着替えてたんなら、ついてこられたくは無いだろう。
「薬草などって事は、薬草の他にも売ってるの?」
そう尋ねると、2人で販売所に近づきながらユフィが指折り教えてくれる。
「ええ、薬草が計6種類と石鹸3種類、香料を4種類販売していますね。他にも希望される方には別途薬をお出ししています」
商品が並んでいるカウンターの上を見てみれば、袋詰されたいくつかの商品が並んでおり、シスターは野菜カゴを携えたオバサンと仲睦まじげに話ししていた。
「最近お体のお加減はいかがですか?」
「それはもう有難いことに、ここのお薬のお陰でスッカリ良くなりました」
「それは良かった、くれぐれも無茶はなさらないで下さいね」
微笑みながらシスターが薬の入っていると思われる麻の袋を差し出すと、オバサンは野菜カゴに入っていた山盛りの野菜をシスターへ渡すと、去っていった。
「あれ? お勘定は?」
野菜をカゴにつめ始めるシスターの手伝いをする為に近づくユフィの後に付いていきながら、思わず尋ねる。
「ウチでは、お金以外の食べ物なんかでも支払いができる様にしてるの」
手際良く野菜をカゴへ詰め始めるユフィに習って、オレも手伝う。
「でも、それだとお金とかに困りませんか?」
ふとした疑問を口にすると、シスターは曇りない笑顔で応えてくれる。
「お金は、生きていく最低限さえあれば困りませんから。それよりは、より困っている方のお役に立てることの方が私としては嬉しいんですよ」
そう応えた彼女の顔はオレの思い描く聖職者のもので、ゲーム内で欲の権化とも言うべき存在だった教会と、ここにある教会は完全に別物であると言うことを認識する。
同時に、違いが今後のユフィの人生における鍵となるだろう事を予感した。
「ひとつ、教えて頂いても良いですか?」
はやる気持ちを抑えながら尋ねると、シスターは柔和な笑みで応じてくれる。
「なんでしょうか?」
「……ここの教会は一体、何という宗派なんでしょうか?」
半ば祈るような気持ちでそう尋ねると、シスターの代わりにユフィが口を開いた。
「私たちが信奉しているのは、天輪教という宗派よ」
そうユフィが応えたのを聞いて、オレはホッとため息をついた。
「数日ぶりだねユフィ。休みだから来させてもらったけど……今忙しかった?」
そう尋ねると、手についていた土を払ったユフィは、軽く頭を下げた。
「お久しぶりです、セン。今はちょっと栽培している薬草を収穫している所なので、今しばらく待ってもらえますか?」
「了解。どうせだから、収穫の様子見せてもらってもいい?」
「見ていてもつまらないとは思いますが、お好きにどうぞ」
ユフィはそれだけ言うと、黙々と膝丈位の植物から葉っぱや赤い実をもいでいく。
「それは、ロキソニ草とイソジの実?」
「薬草の名前なんて、よくご存知でしたね? どこかで学んだんですか?」
「いや、そんな大層な事じゃないよ。名前だけ知ってただけ」
食べるとHPが30回復するロキソニ草と、解毒効果のあるイソジの実は序盤では特にお世話になったから形は覚えている。
だが、この世界にはHPなんて当然無いわけで……その効果が少し気になった。
「ちなみに……イソジの実は解毒作用があるので合ってるよね?」
「解毒、というよりは殺菌作用と言ったほうがいいかも知れません。そのまま口に含むだけでも効果はありますが、煎じれば様々な消毒に使えます」
「なるほどなぁ……」
思っていた使い方とずいぶん違うことに、内心驚く。
まぁそりゃあ、ありとあらゆる毒に効く毒消草的な物が現実にあったら万能すぎるから、現実的にはそんなものなのかもしれない。
収穫し終わった物を入れたカゴを持ち上げようとするユフィに代わり、そのカゴを持つと「ありがとうございます」と軽く感謝された。
「ちなみに、ロキソニ草はどんな効果があるの?」
「ロキソニ草は、他の薬草と一緒に練ったものを服薬すると、痛み止めや解熱剤として使えますよ。緊急時には、ロキソニ草を大量に絞った汁でも一時的な鎮痛《ちんつう》作用はあります……ただ一定以上摂取すると副作用があるので、緊急時以外はオススメしませんが」
ユフィについて教会の裏へ回ると、表側からは見えない、そこそこ大きな倉庫が存在した。
「今開けますので、ちょっと待ってください」
ユフィが大きな錠前を持っていた鍵で開けると、倉庫の扉が開かれ――途端、鼻の奥がむず痒くなるような刺激臭が充満した。
だが、慣れているのだろうユフィが気にした様子もなく入っていくので、後ろについていくと、そこには様々な形のツボや容器が棚にずらりと並んでいた。
「これは全部薬?」
「ええ、中には危険な薬もあるから触らない様にね」
忠告を受けつつ、ユフィから指定された場所にカゴを下ろすと、ユフィがテキパキと収納していき、2人で外へ出る。
どうじ、オレは大きく息を吸い込んだ。
臭いという程では無いが、やはり自然な空気の方が美味しい。
そんなオレの姿を見てなのか、クスリとユフィが笑った。
「無理して中に入らなくても良かったのに」
「いやぁ、だって薬の入った倉庫なんて滅多に見られないだろうから、折角なら入りたくなるだろ?」
折角なら未知の物を見てみたいという気持ちはきっと誰でもあるだろう……そう思って同意を得ようとするが、ユフィはその美しい銀髪を垂らしながら首を傾げる。
「そういう物ですか?」
「そういう物なの!」
笑いながら力強く肯定すると、ユフィもクスクスと笑う。
ゲームの時とはまるで違う暖かみがあるその笑みは、陽の光に照らされているせいか一層輝いて見えて……その笑顔を改めて守りたいと強く思った。
「じゃあ、色々準備するので表から入って待っておいてもらっても良いです?」
「ん? 何かあるなら手伝うけど?」
そう返すと、何故かユフィに渋い顔をされる。
「手伝おうとしてくれるのは有り難いけど、色々準備するから表から回っておいて」
やや突き放すように、強めの語気でそう言われて、今ひとつ釈然としないものを感じながら教会の表側に回り、改めて教会を見上げる。
本来は真っ白だったのだろう教会の一部塗装は剥がれ、経年劣化による物だろう細かな傷跡などが至る所に見受けられた。
それでも尚、この教会が汚れて見えないのは、綺麗に磨き込まれた扉や、剪定された周辺の草木のお陰だろう。
扉の近くによって見れば、中からわずかに物音が聞こえたため、ソッと扉を押し開く。
「お邪魔します……」
聞こえるかどうかと言う声で呟きながら中へ入ると、そこには長椅子が並べられ、正面にはステンドグラスが嵌め込まれた、どこか静謐な雰囲気の講堂があった。
両手を合わせ祈りを捧げる信徒の格好は皆まばらで、殆どはごく普通の庶民的な服や、薄汚れていたり、少しほつれた服などを着ている人ばかりだ。
ゲーム内で登場した教会は、貴族からお布施を集め、その額によって待遇の良し悪しを決めていたから、てっきり貴族以外の人間はいないかと思っていた。
――いや、そもそもゲーム内で登場した教会はもっと煌びやかだった様な……。
そんな事を考えつつ手持ちぶさたになりながら室内を見回していると、声をかけられる。
「何かお困りですか?」
声のした方を見てみれば、柔和な笑みをした白髪のおばあさんがそこには立っていた。
「えっと……困ってる訳ではなくて、ちょっと待ってる様に言われて」
「待っているようにですか? ……あぁ、あの子のお客様ですか?」
「はい」
あの子と言うのがユフィを指しているのだろうと察したオレは、頷き返す。
「そうですか。あの子のお友達が来てくれるなんて……。後で信徒の方がいなくなられた時に、お話を伺っても良いですか?」
相貌を崩しながらお婆さんにそう言われて、内心まだ友達と思って貰えてるかは分からないなぁなんて思いながらも頷く。
「はい、勿論いいですよ」
「よかった。何も無いところですが、ゆっくりしていって下さいね」
それだけ言うとシスターは、何やら講堂の一角に設けられた簡易の売店らしき所に並んでいる信徒の対応をしていた。
「あれは、一体何をやってるんだ?」
思わずそんな言葉が漏れたところで、声をかけられる。
「あそこでは、ウチで育てた薬草などを販売させて頂いているんです」
声がした方へと振り返ってみれば、先日遭遇した時と同様の修道服を身に纏ったユフィが立っていた。
同時に、彼女が付いてこられたくなかった理由も何となく察する……そりゃ着替えてたんなら、ついてこられたくは無いだろう。
「薬草などって事は、薬草の他にも売ってるの?」
そう尋ねると、2人で販売所に近づきながらユフィが指折り教えてくれる。
「ええ、薬草が計6種類と石鹸3種類、香料を4種類販売していますね。他にも希望される方には別途薬をお出ししています」
商品が並んでいるカウンターの上を見てみれば、袋詰されたいくつかの商品が並んでおり、シスターは野菜カゴを携えたオバサンと仲睦まじげに話ししていた。
「最近お体のお加減はいかがですか?」
「それはもう有難いことに、ここのお薬のお陰でスッカリ良くなりました」
「それは良かった、くれぐれも無茶はなさらないで下さいね」
微笑みながらシスターが薬の入っていると思われる麻の袋を差し出すと、オバサンは野菜カゴに入っていた山盛りの野菜をシスターへ渡すと、去っていった。
「あれ? お勘定は?」
野菜をカゴにつめ始めるシスターの手伝いをする為に近づくユフィの後に付いていきながら、思わず尋ねる。
「ウチでは、お金以外の食べ物なんかでも支払いができる様にしてるの」
手際良く野菜をカゴへ詰め始めるユフィに習って、オレも手伝う。
「でも、それだとお金とかに困りませんか?」
ふとした疑問を口にすると、シスターは曇りない笑顔で応えてくれる。
「お金は、生きていく最低限さえあれば困りませんから。それよりは、より困っている方のお役に立てることの方が私としては嬉しいんですよ」
そう応えた彼女の顔はオレの思い描く聖職者のもので、ゲーム内で欲の権化とも言うべき存在だった教会と、ここにある教会は完全に別物であると言うことを認識する。
同時に、違いが今後のユフィの人生における鍵となるだろう事を予感した。
「ひとつ、教えて頂いても良いですか?」
はやる気持ちを抑えながら尋ねると、シスターは柔和な笑みで応じてくれる。
「なんでしょうか?」
「……ここの教会は一体、何という宗派なんでしょうか?」
半ば祈るような気持ちでそう尋ねると、シスターの代わりにユフィが口を開いた。
「私たちが信奉しているのは、天輪教という宗派よ」
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