クロスロード

つよけん

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第一部ルート4「動き出す歯車」

始まり8

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「もう一度作戦の確認だ。」

私はハクシと共に銃弾を入手する為の作戦を遂行するべく、屋上からひとつ下がった4階フロアに来ている。

「出来るだけ単体で行動している警備ロボットに音を立ててこっちに向かわせてくれ。その後に角に隠れている俺の目の前まで誘き寄せてくれれば一発で仕留める。一番怖いのは、こちらの位置がバレた時だ。あいつらはネットワークを通じて連絡し合い増援を複数呼んでくるであろう。呼ぶ前に潰す事が重要視されるわけだ。」
「万が一見つかった場合は?」
「ともかく全力で屋上に逃げよう。そこで最悪の場合、待ち伏せして仕留める。そしてすぐに銃弾を抜き取り、アドバンテージなしで戦闘をしよう。」

私は唾を飲み込み、緊張したおもむきで頷いた。

角に隠れて敵の様子を伺う。
丁度1体だけ単独で行動しているロボットを発見した。
私はターゲットをそれに絞ると早速行動に移った。
慎重に距離を縮めて、見つからないギリギリまで移動した。
その場で壁をコツコツっと叩く。
1回目は気付かれなかったので、もう一度強めに叩く。
ようやくロボットが反応したようで、こちらに向かって来た。
見つからないように、壁の隙間から隙間へ移動してもう一度音を立てる。
これを繰り返しやり続けて、ハクシがいる角までやってきた。

「後は、お願いします。」
「任せておけ。」

以前はとても怖かった存在だが、今はとても頼りのなるお兄さんだ。
徐々にロボットの距離が縮まってくる。
影が見えた時に、ハクシは手を大きく振りかぶった。

「でえぇぇい!!!」

野太い声と共に鋭いパンチが警備ロボットに直撃する。

宣言通りロボットを一発で仕留めて見せてくれた。

「これで一階まで起死回生のシステムを取りにいけるね。」

私は呑気にハクシに話しかける。
しかし、状況はあまり良くない方向に進んでしまった。

「まずいな…誘き寄せてもらった敵が1体じゃなかった…」

ハクシの視線の先にもう一体警備ロボットがピコピコ言っている。
次の瞬間、問答無用でこちらに発砲してくる。
ハクシは速やかに角に隠れる。
私は反応が1テンポ遅れて腕を銃弾がかすった。

「大丈夫か?」
「かすっただけだから、平気だよ。」

ハクシは表情を変えず、こちらを気にかけてくれた。
私は銃弾など生まれてこの方、受けた事が無く相当痛い思いをしているが、なんとかやせ我慢で笑顔を作った。

「ともかく最悪の一歩手前のパターンだ。武器は手に入ったから屋上に逃げてアサト達と合流しよう。」

また銃弾の雨と共に、二人は駆け出した。
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